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みざき
ネタバレ
前作で大好きなキャラクターだったメンベラーズ。 卒業してしまい、本編に登場はするもののリーストンに居ないのがなんだか寂しかったので、彼視点のお話が読めるのがとても嬉しい。 まるっとメンベラーズ視点ですので、彼がお好きな方にはぜひ入手して頂きたい… 舞台は本編終了後、イースター休暇を迎えたメンベラーズが桂人を誘ってデートをするお話。 スタンがメニューイン国際コンクールに出場する事になり、…
樋口美沙緒 yoco
作中にクラシック楽曲が登場するからか、小説を読んでいるのに、頭の中でシーン毎にBGMとして音楽が流れて来るような不思議な感覚になりました。 登場楽曲のどれもが登場人物達の心情を表現しているようにも感じられる部分があったりもして。 樋口先生はそこまで考えられて楽曲を選んだのでしょうか。 今作も濃厚な人間ドラマが丁寧に描かれた素晴らしい作品でした。 読後にカバーや口絵を見返すと、yoco先生の…
かわい恋 小椋ムク
善き王、とは何だと思いますか? 経済を発展させる力を持つ者? 国力を更に高めようとする者? 国民の声に耳を傾ける者? きっとどれも正解なのだと思います。 今作の主人公であるユリウスは、まだ18歳という若さでありながら、代替わりしたばかりで先王時代から国力が落ちつつある国をどうにか支え、時には自らを投げ打ってまで国や国民の事を第1に考え行動しようとするとても心根が強く美しい強い王で…
本編終了後のお話。 本編でも心の声が非常に面白かったナツカゲ視点のショートストーリーです。 小舟に揺られくつろぎながら日光浴をする2人。 本を読むふりをしながらアオシが微睡む姿を、それはもう延々と眺めては、その愛らしさに1人悶絶し、やに下がりきったナツカゲの姿が目に浮かぶようです。 アオシがいかに愛らしく美しいのかを(脳内で)力説しているのですが、これが、詩人か?というくらいさまざまな…
鳥舟あや サマミヤアカザ
すーーっごく萌えた!!面白かった! 前作よりもこちらの方が好みかも。 約300Pほどとボリュームがあるものの、飽きる事なく一気に読めてしまう。読み応えあり。 攻めの非の打ち所がない本物の溺愛スパダリっぷりが見事なので、スパダリ攻めがお好きな方もぜひ。 「つがいは愛の巣へ帰る」のスピンオフ作品ですが、CPは全くの別物なのでこちら単体でも十分楽しめます。 この人は誰?なんて事にもならない…
彩景でりこ
3巻に続いてのレビューです。 なんだか凄すぎて、読後に頭がぽかんとしてしまった。 かなり分厚く、ボリュームのある4冊目。 クライマックス!の文字に完結かなと思いきや、まだ続くのですね。 嬉しい反面、どう終わるのかが全く想像が出来なくてハラハラする。 4巻のカバーイラストでは、今まで艶やかに彩られていた蘭の花が燃え、蘭蔵が走り、折り返し部分の顔を覆う健一の手がどす黒く汚れている、という変化…
2巻に続いてのレビューです。 これまたカバーの演出が細かい。 本心や思惑を育郎の目に付かないよう隠している典彦と、裏カバーで手が赤く染まっていく西浦。 そして徐々に増えていく艶やかな蘭の花。 2巻で父親が蘭蔵に手渡していた蘭と蘭蟷螂を思い出す。 これはもしかして蘭蟷螂は育郎で、それに寄生するハリガネムシが典彦なのでしょうか。 またもや凄い展開になって来た3巻。 2巻ラストから…
1巻に続いて2巻のレビューです。 凄い。導入である1巻よりも更にどろどろと複雑に絡まり合う人間関係。 救いが見えないのに続きが読みたくなる、中毒のように気になってしまう作品。 1巻の裏カバーでは檻の中に居た蘭蔵が、2巻の裏カバーでは檻の外に居る、というのも何かを示唆しているかのよう。 こちらもチェックしたいところです。 やはり、典彦はハリガネムシでした。 1巻のレビューで、ハリ…
ずっと気になってはいたものの、なぜかまだ読んでいなかった作品。 カバー装丁の美しさにどうしても惹かれてしまいます。 思わず手に取りたくなるようなレトロな耽美さを感じさせる美麗さでした。 on BLUE作品は内容も見事ながら、作品の雰囲気とぴったりの丁寧な装丁も見事だなと。 戦後の昭和を舞台に、歪んだ感情と歪さが入り乱れるドロドロとした愛憎劇が繰り広げられていく。 陰鬱としていて、…
小嶋ララ子
上巻に続いてのレビューです。 この作品は何度も読み返せる作品ではないな、と感じました。 上巻のレビューにも書きましたが、登場人物達の心理描写が見事すぎて読み返すのに覚悟が要る作品は初めてです。 上下巻を並べると2人が向かい合うカバーイラストも、裏カバーイラストの変化も好きでした。 「幸せにしたい」が「幸せになって」となり 「幸せにして」から「幸せになる」に変化していく。 166…