• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作蜜月のケダモノ

村瀬一明 鬼畜な歯科医で香港マフィア
榊原連太郎 平凡な大学生

その他の収録作品

  • After the children sleep
  • あとがき

あらすじ

男前の歯科医だけどケダモノの村瀬一明と恋人になって以来、大学生・榊原連太郎は平凡な人生から一転、まさにジェットコースターに乗っているような日々を送っている。夏休みぐらいは平穏に過ごしたいと単身、静岡の実家へ里帰り…のはずだったのに、一明が真っ赤なフェラーリでやってきて!時も場所も関係ないケダモノの求愛に連太郎の夏休みはやっぱりドキドキ、ハラハラ。

作品情報

作品名
蜜月のケダモノ
著者
六堂葉月 
イラスト
あさとえいり 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
まるでケダモノ
発売日
ISBN
9784861342400
2

(1)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

里帰りとプロポーズ、一方・・・

『ケダモノ』シリーズ7作目です。

このシリーズは決してキライじゃないし、結構面白いと思っているんですが、個人的にメインキャラクターの一明(攻)と連太郎(受)がまったく好みじゃないんですよね~。

こちらは、本編が2部構成になっています(『蜜月のケダモノseane 1』と『蜜月のケダモノseane 2』)。

『seane 1』
連太郎は、お盆休みに浜松の実家に帰省します。そこへ、なんの前触れもなく一明が訪ねて来たんです。

ところが、連太郎の弟が一明のフェラーリを傷付けてしまい、修理代はいらないと言われたものの『何かお詫びを』と言う連太郎の家族に、一明は『では、連太郎君をください』と。
もちろん、連太郎以外の家族は冗談だと思っているんですけど、本人は大マジですよ。

その夜は、家族と同じ家の中では何もするなという連太郎の言う通りに布団を並べて眠っただけだったんですが、翌日(専業農家の連太郎の家の)ミカン園で、白昼堂々(文字通り青空の下で)『青姦』です。
イヤ、もうこの2人のHは苦手だ・・・←別に『青姦』が絶対ダメ・嫌悪感がっていうわけじゃなくて。

東京への帰り道、サービスエリアでフェラーリを盗まれてしまい、怪しそうな友人に行方を調べさせて必死に追う一明。
傷付けても盗まれても『気にするな』と言ってくれたのに、やっぱり大切だったんだ、と自分のせいで盗まれたので気に病む連太郎。
でも、一明が取り戻したかったのは車なんかではなく・・・

うん、変態だったんだよね、一明(ホント『ケダモノ』より『変態』だと思う)。忘れてないけど、というより常に変態全開だから忘れる暇もないよな。


『seane 2』
『seane 1』で一明が盗まれたフェラーリの代わりに、窃盗団から貢がれた(?)新車のフェラーリで、わざわざ廃墟の病院(の前)でカーセックス。

そして、翌朝(泊まった)一明のマンションに赤ちゃんが置き去りにされる事件(?)があり、それが一明の子だと思って傷付く連太郎。

結局、赤ちゃんは一明の子ではなく秀華の妹だったんですけどね(秀華は一明の従弟なので、つまり赤ちゃんは一明の従妹でもある)。

いつもの如く、秀華が李(秀華が片想いしている一明の父親の秘書)の気を引くために連れ出したらしいんですが・・・。
いくらなんでも、まだ4か月の妹を利用するのはやり過ぎだと連太郎が怒っているところへ(まして、面倒見させられるのは連太郎だし)、香港から李がやって来ました。
ところが、なぜか秀華はそこまでして呼び出したかったはずの李を追い返そうとするんです。

実は、秀華は妹を利用していたわけではなく・・・


SS『After the children sleep』は『seane 2』で秀華が妹を連れて李と一緒に一明のマンションを立ち去ったあと。

東京のホテルに移って、秀華は今度こそ李と一線を越えようと気合いを入れるものの、あっさりあしらわれてしまうんですね。

ホント、この2人気になるわ~。


恒例のあさとさんの巻末1ページコミック『ケダモノinパラレルワールド』シリーズは『サラリーマン連太郎』です。
まさかパラレルにこういうネタが来るとは意外でした。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP