Life 線上の僕ら

life senjo no bokura

Life 線上の僕ら
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神19
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

27

レビュー数
3
得点
104
評価数
22件
平均
4.8 / 5
神率
86.4%
著者
 
媒体
コミック
出版社
芳文社
シリーズ
花音コミックス(コミック・芳文社)
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784832290105

あらすじ

学校は違うものの、登下校の道すがら
「白線ゲーム」で遊ぶ関係だった
生真面目な伊東(いとう)と無邪気な西(にし)。
次第に「線の上だけじゃなくて横に並びたい」と
思い始めた伊東は
咄嗟に西へキスしてしまって……


高校生から大学生、そして大人へ―――
現実主義者と理想主義者。
愛に翻弄された二人の男の人生を描いた感動の話題作。


描き下ろし10ページあり

表題作Life 線上の僕ら

伊東 晃(高校生→大学生→リーマン)
西 夕希(高校生→大学生→リーマン→脚本家)

その他の収録作品

  • JOY

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レビュー投稿数3

2人の人生の線

電子書籍先行発売後から「泣ける!」と話題になってた作品。
先入観込みで期待値を上げていたにも関わらず、ボロ泣きしてしまいました。

泣けるだけじゃなく萌えキュンなシーンもあり胸がいっぱいになります。
ズビズビしながらも読後の充足感は心地良く、とても素敵な作品でした。

17歳、恋に落ちた。
19歳、求めあう同じ熱。
28歳で知る、愛の苦さ。

ーーーと、帯に書いてあります。

31歳、36歳と物語は続き、最期の最期まで。
曲がったり重なったり大きな溝を隔たりする人生の線を辿っていきます。

長い人生 幸せな時ばかりではありません。
2人の気持ちの変化や環境の変化、その中で変わらないものなど、
1冊の中で綺麗にまとめ上げられていました。


◆出会い〜恋の芽生え期。
10代の彼らのやりとりにキュンキュン(∩´///`∩)
小学生みたいな"線上遊び"を真剣にやる高校生というのにまず萌える。
ちょっと大人になりきれない少年っぽさが良い〜!
受けのキラッキラな笑顔がとても眩しいです。

で、友情とは違う感情がふつふつと湧き出し、モダモダする2続き人。
友情のラインを超える瞬間はニヤニヤして堪らんです(∩´///`∩)

↑これ、本当にガムテでラインを引いてるんですよー。
にじにじとラインに近寄って、チューして、一気に越えるのに萌え転がります///
あと、苗字呼びからぎこちな名前呼びするのも萌えポイントでした!

◆20〜30代 青年期
一般的にも環境の変化や心の変化、将来のことを考え、
変化に応じて人間関係も変わっていく時期ですね。
彼らも例外でなく、天地の差が激しい期間で幸せも辛さも入り混じっており(;ω;)
涙と鼻水が留めなく出てきてティッシュ必須でした。

大学卒業時は芯の強い人間に見えた攻め。
2人の将来を見据え、チカラ強い眼差しと言葉がカッコいい!
…と思ったら(;ω;)

30近づいたら、臆病風に吹かれブレブレ。
攻めから寒々しい態度をされても明るく振る舞う受けが痛々しいです(;ω;)
しかも…しかも…女を選ぶなんて。
その理由が受けを愛しすぎて怖くなったという大バカ者!!!

いつもキラキラした笑顔で明るい受けが虚ろな目になるのに涙腺崩壊しました。

結婚生活は空っぽの人形状態だし攻めは一体何がしたかったんだろうか。
受けを失うのが怖くなって、先に逃げ出して、受けを傷つけて。
結局、結婚生活はうまくいかず離婚して、
受けに連絡を取ろうとするのがどのツラ下げてって思ってしまった(´‐ω‐`)

ちょっとモヤモヤしたけれど、再会シーンに再び涙腺崩壊。
受けは殴って、わざわざ手袋を外して平手打ちし、もみ合った後、
言葉にならない気持ち伝えるようにギュッと抱きしめる姿に締め付けられ。
『2度と離れないで』『ずっとそばにいて』
という受けの叫び声のような感情が刺さります。(;ω;)

若い頃は攻めの方がずっと大人で強さがあるように見えましたが、
実際は受けの方が、一緒に生きてく未来に疑念を持たず、真っ直ぐ見据えるチカラがありました。
でも、攻めがいてこその強さであり、2人は離れたら生きられない絆を見た気がします。

◆人生後期
生まれたら死ぬ時がくるのは自然の理。
ベッドの上で穏やかな表情でジワジワきました。

空の上、出会った頃と変わらないキラキラの笑顔で再会する姿に再々度涙腺崩壊。
(1冊でどんだけ泣かしてくるんだ…(;ω;))
最後は嬉しさや充足感のある涙で満たされました。


読んでよかった素敵な1冊です。
泣きたい時、満たされたい時、何度も読み返そうと思います。

0

鼻水まみれで、肩震わせて泣きました。

私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews

で教えていただいたのがこちらの一冊。

丸々一つのカップルの出会いから終末、そして再び出会うまでの人生を描いた作品でした。
一冊にこれだけを詰め込んだので、やや駆け足で展開にご都合主義的なものを感じる場面がありますが、要所、要所でポイントを押さえておりしっかり泣かせられてしまいました。

ネタバレしてます。

道路の上に引かれた白線の上を真剣に歩く夕希(受け)。白線の周りはサメに囲まれた大海原で一歩踏み外すとアウト!という想像遊びをしている。
そんなある日、向こうから同じく真剣に歩いてくる晃(攻め)と出会う。お互い、白線を踏み外すのが嫌なので両手を握ってクルンと交わしてやり過ごすようになります。
(すみません、私は醒めた人間なんでここが少女漫画っぽいというか、そんな男二人いる?って思いましたが・・・。)
そのうち、白線上で出会うたびに互いに話す続きようになり、それ以上の関係を望むようになった晃は、いつものやり取りの最中、思わずキスをしてしまい・・・。

最初、白線をはみ出さず歩く事に強迫観念みたいなものを感じたんですけど、違います。
夕希は想像力が豊かで純真かつ無邪気な人物で、想像力遊びの一環でその想像力はやがて将来脚本家として生計を立てられるものとなっています。

数年毎に段階を踏んだエピソードが描かれています。
やがて二人で一緒に住むようになり仲良く暮らしているんですが、28歳ともなると周囲からの結婚しろ圧力も増えてきた頃。
真面目な晃は段々考え込む事が増えるようになり、二人の間も何となく微妙な雰囲気に。
同僚から告白された晃は・・・・なんといきなり別れを切り出すんですよ。突然!
二人でいて先があるか?お互いノンケ同士だし、お前もいずれ普通の結婚をして家庭を持ちたいだろ?と。
しかも夕希が何となく不安を感じながらも、旅行パンフレットを用意して、いつかリタイアして60代頃になったら、アラスカ旅行にでも行こうよ・・と先の話をしている最中に遮って。

最悪です。ほんとーに最悪。
夕希の気持ちも聞かず勝手に決めつけて一方的に別れてしまうんです。蹴り飛ばしてやりたい衝動に駆られました。
夕希の慟哭といったらないですよ。可哀想すぎて泣けます。

そして告白された女と結婚しちゃった晃は暗い顔をする日々が続いた挙句、妻が待つ自宅へ戻れなくなり離婚。
一方あんなにキラキラワクワクする表情が可愛らしかった夕希は、暗い表情をする人物となり、適当な男と一夜限りの関係をするような日々に・・・。

晃は夕希を愛しすぎるが故に、夕希がもし離れていく事があったらその時は自分が自分じゃいられないからと先回りして自ら別れを切り出した訳なんですが、そのためにあの可愛いかった夕希が歪んじゃってどうしてくれるんのよ?って感じです。そして身代わりとなった奥さんも可哀想です。自己保身の究極みたいな晃がどうしても許せない。

そして数年後、二人の夢であったアラスカ&オーロラの旅へ一人で出かける晃。
そこで・・・!再会しちゃうんです!オーロラの空の元で。
ここがなんて運命的な二人なの!ロマンチック!と感じるか、私みたいにおいおい偶然すぎるだろ!と突っ込むかは好みだと思います。

その後は穏やかな日々と老いていく二人を描いていました。

最後のキラキラ昔のような笑顔で夕希が白線の上を走っていく場面。
あのクソヤロー!と途中まで思っていた晃への恨みもすっかり忘れて、何度読んでも泣いてしまいます。ズルイです。
鼻水まみれで、肩震わせて、しゃくりをあげてひたすら泣きました。
絶対に人前で読んではいけない作品です。泣きすぎて頭が痛い・・・。
でもその後は、書き下ろしエピソードで笑えたので、読後感もさらにいいです。

途中の余りの晃の酷さに「しゅみじゃない」と萎えたんですが、トータルで読むとこんなに泣く作品も無いなので、神を捧げます。

教えていただいた姐さま、本当にありがとうございました。半端なく泣けました。

3

走馬灯のように二人の一生を追う。

17歳から老後まで二人の一生を追いかける、読者はそれを覗いている傍観者だけど、一緒に恋して、どんどん好きになって、悩んで、切なくて苦しくて思わず泣いて…
二人の気持ちに寄り添って、一緒に生きてると錯覚するくらい世界観に引き込まれる話でした。

出会いは17歳、道路の白線から落ちないように真剣に歩く二人。
晃の白線の外は氷の剣、夕希の白線の外は鮫が群がる海、落ちたら死ぬから白線を譲るわけにはいかない!初対面なのに、想像の遊びなのに、白線を譲ろうとしない二人が子供みたいでかわいい。二人は手を取り合ってくるんとすれ違うのを思いつき、出会うたびにくるんと回る、そして会うのがだんだん楽しみになって、線の上だけじゃなくて横に並びたいと思うようになって…
そして大学生、晃は天真爛漫な夕希がかわいくて襲ってしまう。そこで夕希は二人の間にテープを張り「100万ボルトで黒コゲ!」と最初は拒否するのに、お互い気持ちを話して、晃はテープを超えられないから、夕希からテープを越えて晃に目隠ししながらキスをする!二人の距離感をお遊び設定で表現してるのがうまい!
それから社会人になって、大人のしがらみを感続きじた晃は「不毛な関係だ」と、夕希との別れを決意する。途切れた白線でうずくまって泣く夕希は切なすぎて見てるのが辛い。いっぽうの晃も夕希と離れて生きていくのは心が悲鳴をあげていて…
再会は映画のワンシーンのようにロマンティックです!
そして最後は言葉はないけど、幸せいっぱいの笑顔が全てを語ってます。

二人と一緒に生きて、じんわりとさせられる人生BL。
でも一生という長い時間軸を一冊にまとめているから、ハイライトを切り取って、走馬灯のように駆け足で流れてしまっているのが残念…
晃は夕希を愛しすぎていたのも別れの理由だったと後からわかるけど、幸せの絶頂からいきなり冷たくなるシーンに切り替わって、傍観者として唖然としてしまった。
キャラも、設定も、ストーリーもすごく良いからこそ、2冊、3冊と長いページの中でエピソードを語って、その時々の二人の気持ちをもっと掘り下げて欲しかった。
二人の話をもっと長く読んでいたかった…

電子でもトーン棒のままで修正は入ってません。2016年発売の花音コミックスはでっかい白丸スタンプで容赦なく絵をつぶしまくってましたが、今作は雑修正で世界観が壊されなくて本当に良かった。

2

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