小説部門は、コミックに比べてなかなかニューフェイスの上位入賞が難しいです。そんななか綾ちはるさん、千地イチさんが堂々とした活躍でした。木原音瀬さんの「熱砂と月のマジュヌーン」は新しい挑戦。そして待ち焦がれた「慈英×臣シリーズ」二部が完結、そして「代償シリーズ」もコアなファンから熱いコメントが寄せられました。
泣いた。エグエグなるくらい泣きました。木原さんはホントに人間の暗い部分とかをリアルに描写されるので、途中何度も本を閉じたくなりました。
けど、読後はなんとも言えない心の暖かさに包まれるというか…。攻め、受けのそれぞれの弱さが人間臭くてどんどん引き込まれました。重厚感ある作品。
ぐりりんさん
人間の暗い部分をがっつり読ませるBLなら木原さん!
なすかさん
木原さんの作品なので心構えして読んだのですがやはりとても切なくあるシーンではホロリと涙を流さずにはいられませんでした…(;_;
たみろすさん
最初は『美しいこと』に似ているのかなあと思っていたけど。読後しばらくしてから、じわりじわりとくる余韻が痛かった。永遠の愛とかとは全く違う。でもそこが良い。
「最悪のところまで落ちた自分を愛してくれるひと」か「自分が一番幸せだった時をともに過ごしたひと」を選ぶのか。
それはつまり主人公自身が「どう生きていくのか」ということを問われている作品なのかもしれないなと思う。静かな幻を追い求めても虚しいだけだ…
せっこさん
これは果たして「恋」なのか?
と、思わず読みながら胸を痛めてしまう一冊。
恋愛小説では紆余曲折あっても幸福な恋愛が描かれることが多いですが、キラキラしてない恋愛にどっぷりと沈み込むように読める作品だと思います。
木原さんの作品はどうしてこうも登場人物に感情移入してしまうのか…!
呪いのように絡み付いていた「初恋」が「愛」に変わってしまった喜びと悲哀。
じわじわと心を揺さぶられたい方にオススメです。
もげっとさん
どれだけ泣いたか分からないくらい泣いて泣いて…
匿名さん
文章の書き方や物語・台詞運びから伝わる作品の空気感がたまらなく好みなお話でした。
あらすじからして切ない系のお話なのはわかりますが、作品のところどころで感じるそのどうしようもない切なさの表現がとてもお上手だったように感じました。
黒沢先生の挿絵の雰囲気も作品に合っていて尚良し。人にオススメしたい作品です。
匿名さん
死という難しいテーマに向き合った秀作。一途な思いってこんなにも優しいものなのですね。とっても素敵な作品でした。読めて幸せでした。
匿名さん
久々に作品読んで泣いた。そして幸せな気分になれた作品でした。
心がギュゥってなって、深呼吸がしたくなった。
作家さんのこれからの活躍を期待します。
matsuko11さん
大切すぎる人を失った時、その実感はすぐに感じられるものじゃなくて。
私にとって大切な人が亡くなってしまうことは、自分が死ぬまでその人に会えないことなんだと思っています。
ずっとそばにいて、一緒にいることが当たり前だと思っている相手に会えなくなって、いつまでその寂しさを我慢しても、もうずっと会えないことなんだと。
ファンタジーな話にしてしまうのではなくリアルとファンタジーがまじりあったような世界観になっていたことがとても面白かったです。
穂のかさん
もう何十回読み返したかわかりません……。それ位大好きで、自分の中で大切な話です。
泣ける所がありすぎて、体から水分がとられていきます(笑)
凪良ゆうさんの書く重めの話が大好きなので、これからもついていきたいです^^!
だいすがさん
表紙込みで全てが繋がってるなと思った1冊でした。忘れられない作品がまた増えたなぁ。
匿名さん
千地さんに出会えて良かったと思わされる素敵なお話でした。奈良さんのカラフルな表紙も挿絵もとっても合っていて、ふんわりした受けとがむしゃらで真っ直ぐな攻めが生き生きと紡がれている良作でした。
なぎさ〇゜さん
自分にだけの奇跡の人に巡り会い、これからの過酷な運命にも、2人なら乗り越えていけるはずと、願わずにはいられない作品でした。
ナッツメグさん
ファウジの絶叫と共に、ダチョウが赤く染まった首を振る。そして羽根をバサバサと揺らしながら、フグッ、フグッと体を震わせ、泣き始めた。
鳥類!!
水音さん
全編通してツラい責めの連続ではありましたが、それがあったからこそお互いの気持ちに気付くことができたのだと思うし、ハッサンの歪んだ愛のかたちに私自身は非常に萌えました!さすが木原音瀬先生!!
なかかかさん
レビューでも賛否両論で、すきじゃない!という意見も多くありましたが、私は好きです!
特に前半は救いがなくてエロもなんだか凄い展開でもう読めない…と何度も中断しかけたのですが後半のファウジの健気なようでいて哀れな姿とか、なかなか登場する人物達(ファウジ含め)も人間の汚い嫌な部分が表れていて。
でも最後のファウジとハッサンのシーンで嫌だった部分が全部浄化されたような感覚がありました。でもそんな場面にも少し滑稽さみたいなものが現れてて、そんなとこも含めて衝撃的な作品でした。やっぱり木原さんはすごいです。
akommnさん
全てが架空の世界なのに少しも違和感が無く、作者の力量を感じます。
全編通して、心地良い風がすーっと吹いているような、不思議な読後感が印象に残ります。
grapeさん
受けの使用済みティッシュや下着を、最強の霊力でフレッシュなまま保存し、匂いをかいでハアハアする人外攻め。受けへの盲愛執着ぶりが変態の域にまで突入している攻めに、ひたすら笑わせてもらいました。
待宵草さん
執着ワンコ攻め 大好物です。初めて同人誌に手を出すほどハマってます。
とっぴーさん
犬にはまった作品です( ^^)/
§刹那§さん
待ちに待った崎谷先生の慈英×臣シリーズ二部完。二人の間に色々あって臣の両親の事や慈英の怪我もそうだったけれど、キャラクターの成長を読めて本当に感動の一冊でした。
今回は臣の子供の頃のお話が随所に入ってきたことで、涙なくして読めなかったのは私だけではないかと思います。
匿名さん
最近どんどん重たい展開になっていき、読むのが辛くなることの方が多かったんですけど、今作は心から良かったと思える点では違います!
予想以上の展開に魅せられ、やはり崎谷先生は凄い力量をお持ちの作家さんだな~と改めて実感させられ、ファンとしてとても嬉しかったです!
天瞳さん
「浮気したらぶっ殺す」
臣さんの言葉。恋愛に対してネガティブな思考の持ち主だった臣さんが、ここまで成長したのだ!という感慨深いものがありました。
cicoppeさん
いやもう、眼からウロコの衝撃でした。
闘牛が、スポットの当て方次第で、こんなにも官能的な雰囲気を醸し出すものだとは。
獣と人間との一対一の死闘。マタドール(正闘牛士)の華麗なコスチューム、牛を刺し貫く剣、牛を仕留めた後の心身の昂ぶり、殺したばかりの牛の血の匂いが残るマタドールの指先…官能は官能でも、男女の恋愛ではなく男同士の禁断の恋が似合う世界。
萌えのネタが、ザクザク掘り出せそう。
読者にそういう感覚を抱かせるのも、やはり作者の素材選びのセンスと、見せ方のテクニックの賜物だと思います。
yoshiakiさん(レビューより)
代償シリーズ、毎度毎度泣いている気がします。いつかシリーズまとめてCDになると嬉しい。
匿名さん
何度も繰り返し読みました。設定も素敵だし、お話もハラハラしたりウルウルしたり。続きをたのしみにしているシリーズ作です。
ハイ爺さん
もふもふの魅力が余すところなく詰まっているこのシリーズ。ますます六青先生のファンになりました。
コーチさん
人の愛は様々で不思議なものでした。純粋な愛があるなら、嫉妬と欲望と憎悪が混ざる愛もきっと存在している。と、この本が教えてくれた。神成のような執着攻めは今まで見たことないですので、完全に圧倒されました。
jura1916さん
執着攻め。そんな簡単なくくりにしてはいけない人間ドラマでした。きっと人は優しく成長していける
匿名さん
なんども読み返した作品。こんなに分厚いのに一気読みでした。人間の負の感情が
ずっしりと詰まった作品、でも最後は救いがあります。暗いのに、重いのに、わたしは好きでした。
匿名さん
とっても良かった。最初見た時分厚い!!っておもったけど読み続けていくうちに話しにのめりこんでいきスラスラをあっというまに終わってしまった。分厚いだけあって、恋する過程も書かれている。もっと、ラブラブなところも見たい!!
あさか。さん
田舎の婚活イベントという舞台も、攻めの信の家族達も、夏雨のカタコト日本語も、とにかく全部が癒されました!ほのぼのして笑わせてくれるなんて、素敵な作品です。
ココナッツさん
シーちゃんのカタコトな日本語に萌えまくりです!
あいちさん
女装攻め、執着、前世ホラーなど面白い要素と組み合わせで良かった。攻めの序盤の優しさから徐々に度を越した執着への変化は怖萌えでした。
受けにしつこく迫る女の子の異常っぷりは圧巻で物語を一層盛り上げて、主人公たちの愛を深めていた。
前世攻めが女で、現世では女装で攻めという珍しさがよかったです。
saikoさん
どの登場人物にも共感する部分があり、登場人物を身近に感じることができました。拓海の視点で物語が進んでいくので、レビューでも仰っている方がいらっしゃいましたが、拓海の目に写る洸介に、私も恋をしました。そういう方は少なくないと思います。
繊細な文章、巧みな言葉選び。阿賀先生の作品の素晴らしさに、出版社を立ち上げてしまう気持ちにも、大いに頷けます。
ぴっぴさん
「会いたかった。会いたかったよ。会いたかったよう。」
というセリフや、トンカツ屋さんでの場面が特に好きです。
良い作品でした。
NAMOさん