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人間と吸血鬼の許されない恋、ついに完結――!
師夏の過去が明らかになります。
ここは知りたかった箇所なので読めて良かったんですが、将門の過去は謎のままだし、1~2巻同様、やはりいろんな無理くり感が残念でした。
<モヤった点>
・攻めが将門邸にのこのこやってきて「吸血鬼になるつもりはない」は無理があるかなと。
そもそもなんで家に行こうと思ったんだろう…?この巻ではココが個人的に一番違和感がありました。
・看守が何人もいるのに、囚人が何人も逃げ出すシーン
挙句の果てには、女性用の監獄を囚人である将門と師夏がゆっくりと歩いてたりとか…さっき看守ちゃんといたぢゃん…
・やっぱり作者さんは短パンが本当にお好きなんだなぁと。
ダッフルコートにマフラー&短パンはかなり寒そう…
・皆さんおっしゃってますが、攻めの絵柄変わりスギィ!問題。
目がおっきくなっちゃった…まるで女の子のように見えるコマもあります…なぜだ…
・やはり昭和のあの感じが好きだったので、現代にオモチャで云々は要らんかったなー…興ざめしました
ぜひネタバレなしでお楽しみください、と言いたいとこだけど、やっぱり吸血鬼BLだったらそうなるよねっていう感じの展開&エンドでした。
その前にちょっと「お前さんは普通に女性と結婚して~」的なこと言ってモメるシーンもあり、2巻であんだけ行ったり来たりしたのに、まだ言うのか…と。
まぁでも、それだけ受けを大事に想ってるんだなと感じられました。
そしてクライマックスでは師夏くんのあの半吸血鬼設定がここで使われるのか、と納得。
現代(2017年)まで見せていただけたのは良かったです。
<注意点>
・師夏がレ○プされそうになる描写、師夏の母が輪○される記述&自○する描写アリ
・流血沙汰アリ
寿命が違うことへの葛藤を抱えていた2人。
ガリバー旅行記にもありましたが、不老不死は逃れられない業。あちらは不老じゃなくて体は衰えるのだったか。
いずれにしても終わることがない命というのはある意味ゾッとします。
社会から見れば、一人前になったら体が元気うちは仕事を与え、老人になることに定年でリタイアしてもらう仕組みですね。いつか引退する日が来ると思うから頑張れるのかも知れません。終わりがないとなったとき人間はどういう行動に出るんでしょうか。そんなSFがありそうです。
さて、かなり脱線しましたが、事故がきっかけで頑なだった和重さんの気持ちに変化が起き、ハッピーエンドという完結編でした。
2人がお互いに望んでそうなるなら、一つの形なんだと思います。
でも死ぬ間際に昭彦がダメだと言ったような。アレはどういう気持ちだったのでしょうか?
最後のページに2019年と書かれていて、最近出たと思っていたのにあっという間に時間が経ってるなあとしみじみしました。
男性らしい筋肉質な体が魅力の先生。こちらも期待通りです。
3巻通して思ったことは、みちのく先生の絵がめちゃくちゃ好みだということ♡!!!!
筋肉質だけど肉感的でセクシー。
途中途中のコミカルな絵もかわいくて
良いメリハリに。
受けは細っこいいかにもな子を鳴かせまくるのも好きだけど、和重みたいな元ノンケの身体付きがしっかりした男性をよがらせるのもたまりませんね。
年下の大型ワンコが我慢できずにがっつくのも良きです。
お話は、私的には希望通り、ふたり揃って永遠の時を生きることになります。
2017年かぁ
もう7年前になるんですね!
みちのくアタミ先生の吸血鬼シリーズ、最終巻!表紙がもうね…美麗すぎて、ずーっと見ていられる…
1巻は和重(受)、2巻では昭彦(攻)が表紙でしたが、最終巻はキス寸前の二人の横顔です。本当、美しいです…
この最終巻で、将門と半吸血鬼である師夏との過去が明らかに。
もう、昭彦×和重カプも気になるんですが、この二人の出会いと関係に至るまでのお話が悲しくて切なくて、心が抉られました( ;  ; )
そして、メインカプである昭彦×和重!
2巻最後で、将門から「俺が吸血鬼にしてやる」と言われた昭彦。
きっぱりとそれを拒むも、自分が和重より先に逝くことは覚悟できても、一人残される和重は…?この決断は本当に”正しい”ものなのか?と考え込んでしまうのですね。
切なさMAXすぎる。
終盤、昭彦に訪れた危機に、和重が吐き出した”人間らしい”激しい感情とその叫び…
こうなることは決して二人が望んだ最良の形ではなかったけれど、ラストの喫茶店での二人の変わらぬイチャイチャラブラブっぷりに、うるうるしながら心が満たされるのを感じました。
もっともっと、現代を生きる二人を見たいので3巻完結なのが少し残念ですが;
やっぱりみちのく先生の作品、大好きだなあ。何度も読み返すシリーズになりそうです。
まず師夏くんが吸血鬼になる時のお話で将門さんが師夏くんを助けたのは、1巻の師夏くんと出会ったばかりの昭彦くんが師夏くんと和重さんに似ていると言っていたシーンの伏線回収になっているんじゃないかなと思いました。
師夏くんが和重さんに似ていたから将門さんは師夏くんを助け、「俺を恨むなら好きなだけ恨め。それがお前の生きる理由になるならな」という言葉は本当は和重さんにもかけたかった言葉なのかなと思いました。
3巻では師夏くんと将門さんのお話もあってすごく楽しめました。
そしてあれだけ昭彦くんを吸血鬼にさせないと言っていた和重さんが自分の判断で昭彦くんの血を吸っていたシーンではこれから和重さんが重い責任感を背負いながら生きていくことになるかもしれないけど、和重さんと昭彦くんがこれから一緒にいれると思うと心からおめでとうと言いたいです。
それから40年ほど経った2017年では、40年経っても若い姿の2人がいて、40年ほど前と違うのは幸せそうにしてる2人がいたこと。ひとりじゃないってすごいことという昭彦くんのセリフにはすごくグッときました。
この作品が完結してるのは悲しいけど、和重さんと昭彦くんと師夏くんと将門さんが永久に幸せであれますように。
