• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作龍を飼う男

ティエン
香港マフィアの血を引き「龍」と呼ばれる
高柳智明
米国大手スーパーチェーンの社員

あらすじ

高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。
香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段にティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。
交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエンに売るから、それでマフィアをなんとかしてほしいと頼む。
必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取り引きを持ちかけてきた。
「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。

作品情報

作品名
龍を飼う男
著者
ふゆの仁子 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
駆け引きはベッドの上で
発売日
ISBN
9784812423530
3.7

(31)

(9)

萌々

(8)

(13)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
116
評価数
31
平均
3.7 / 5
神率
29%

レビュー投稿数10

こういう受け(か弱そうで芯が強い)は好きです

「ウェルネス」シリーズの、上海マフィアの刺青モノ「獅子の黒炎」を先に読んだ時、ほんの少しだけ話に出てくる「高柳」のストーリーに惹かれ、手に取りました。真面目で穏やかな日本人男性高柳の内腿に、高ぶった時だけ浮き上がる龍の刺青。それを入れることになった顛末とはどんなものなのか…?

アメリカの大学で、恋人どころか友人未満だった二人。
ただ高柳は、自分を目で追っているようなティエンを自分でも意識していた。
ティエンが何者なのかは知らなかったが、只者ではないオーラを放つティエンなら、自分の勤める会社ウェルネスが香港で妨害されている現状を何とかしてくれるのではないかと、自分の肉体を賭けて援助を願い出る。
会社のためにそこまで?とか、ティエンが実は香港一のマフィア一族出身だった?という無理展開・ご都合展開もあるけれど、ティエンによる高柳への「陵辱」は初めから甘い空気があったし、高柳もティエンに恋し始めて、の甘々があるので、ラストの告白仕合っこの気恥ずかしさやティエンの若い独占欲、意外とさっぱりとした高柳の恋愛観(遠距離恋愛でも平気さ!みたいな)など、物語の締めくくりがマフィアの血生臭さが全然無くて、明るい終わり方だな、という印象です。
結局高柳の刺青は、ティエンの我儘な独占欲と、高柳のある種あっけらかんとした割り切り?の産物だったのですね。(だって、ティエンだったら、オレは痛いのはイヤだ、とか足掻きそうじゃありません?)

0

闇に生きる者の純愛

「駆け引きはベッドの上で」のスピンオフにあたるのですが、ほんのチラッと出た登場人物が繋がってるだけなので、読んでいなくても問題ありません。単体でも楽しめます(^ ^)

旧知の人物に助けを請い
飼う者と飼われる者・雇う者と雇われる者となって
契約の上に成り立つ情事へと展開していくのですが。。。

マフィアの抗争なども絡んできて辛口なお話…と思いきや、
蓋を開けてみればただの 両 片 思 い なお話でメッチャ萌えたー!!(^///^)

受けの高柳が恋心を自覚するのは中盤以降。
そして2人の気持ちが繋がるのは後半。
そこに至るまで辛口なシーンのほうが多いハズなのに、途中途中で
痴話喧嘩(にしか見えない)して、イチャイチャ(にしか見えない)してたり
バカップル(にしか見えない)デートをしてたりと
垣間見えるラブラブに萌えが止まりません( ´艸`) ♡♡

攻めのティエン。マフィアのボスの息子に生まれ、血生臭い環境で育ち、平気で人を殺せる男が、大学生活4年間1人の男に片思いしてたなんて…!
しかも恋心を持つキッカケが桜の木の下ってどこの少女漫画ですか…っっ!
( ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾ ←机バンバン(激萌え)

これは純愛認定していいですか…?多分いいよね?

冒頭の高柳の緊張っぷりや体を捧げる決意の理由は正直肩透かしな部分もあったのですが(もっと深刻な理由があると思った。会社の為にそこまでするのかぁ…と)、ティエン×高柳カップルの純愛物語と読めば大満足です!ヾ(*´∀`*)ノ

0

ティエン×高柳カプ1作目

ウェルネスマートシリーズ、新CP ティエン×高柳の1作目。シリーズといってもこれまでの流れとはほぼ関係ないので、独立して読める。

今回のCPは、美しい受けの高柳と、香港マフィアのティエンの攻め。ティエンはスーツ眼鏡で高柳より一回り大きな男(サイズじゃなくて度量)。

しょっぱな、高柳は仕事絡みでいきなり同級生だったティエンの元を訪れ、自分の体を金で買ってくれと提案。この辺のありえなさにちょっと引いてしまった。いくらなんでもそれはないでしょと。自分にそれだけの価値があると思っていると言うことと、正攻法で攻めないあたり、高柳という受けのキャラに魅力を感じない。
しかし、攻めの方は悪役も余裕で手玉に取り、高柳のことは好きだけどそれとは告げずにまずエロテクでメロメロにしてしまう、というわりとテンプレ攻め様。

安心して読めて、攻めが一途なので最後まで集中力は切らさず読めましたが、特に萌えポイントも意外性もなくちょっとつまらなかったかな。

1

このカプ好きだわー

…え?
このティエンってあのティエンですよね!?
『駆け引きはベッドの上で』でお腹抱えて爆笑してた人のよさそうなティエンΣ(・ω・ノ)ノ!
前作より2年前設定らしいのですが…2年の間に一体何があったんだ。
高柳と接している内に性格丸くなったのか?
だとしたら凄いな、高柳。
取り敢えずティエンに驚かされました。
すっごく格好良いのですよ(*´Д`*)
終盤のティエンの告白シーンは…思わず再会時までページ戻ってニヨニヨしました(。-∀-) ニヒ
ティエンってばそんなこと考えながら対面してたのねwww

高柳は天然ちゃん。
「出来る男」なんだろうけど、そんな感じはあんまりしない(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
観光の時のはしゃぎっぷり可愛いかったー(*´∀`)

既刊リストを見るとこのCPで続刊出ているみたいなんで読むのが楽しみです!

1

ウエルネス・裏バージョンとして読むのが鍵です

このシリーズがどういう順序で物語が進行しているのかっていう時系列が分からない状態で、最初に気になったティエン×高柳の『龍』から読み始めてみたものの…
スーパーマーケットの名前のシリーズに何故かマフィアが登場するなんて何気にトンデモ設定な香りが…(笑)。

高柳はウエルネスの香港進出にあたって何者かの妨害を何とかしようと、大学生の頃から硝煙臭い雰囲気を持っていたのを承知の上でティエンの元に身一つで飛び込む事になった
所から話が始まる。

一見このカップル、唐突にカラダからの関係から入ったように見えるが、大学時代にティエンから感じ取っていた曖昧な感情を頼りにしていたってのもあって、そこからどう恋愛に傾くか?ってのがある。

カラダの関係を提案した割には詰めの甘さが目立つ高柳で、『買う』と『飼う』の捕え方の違いが噛み合わないまま、香港マフィアや義弟の争いに巻き込まれるという派手な展開で話が進んでいく。

取り敢えずウエルネス・裏バージョンと勝手に命名して楽しめばいいかと思っていたが、頭の中でいくつかの疑問を自分なりに理解するのに時間が掛かった。
おかげでレビューを仕上げるのにかなり難儀した。

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP