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ロンリープレイグラウンド 下

lonly play ground

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表題作ロンリープレイグラウンド 下

岸野慧介 ラーメン屋店員,21歳
才川雪文 雨津木に囲われていたサラリーマン,26歳

同時収録作品悪人の縛り方

針間一郎 雨津木のビルの清掃員,26歳
雨津木正継 雪文を囲っていた男,45歳

その他の収録作品

  • BONUS TRACK
  • カバー下:あとがき、イラスト

あらすじ

調教不倫男
vs
若造スパダリ王子様
×
美形薄幸リーマン

7年の不倫沼を超・溺愛男がぶち壊す
救済型アダルティック三角関係!

俺が仕込んだ愛人だぞ。くれてやるものか。

僕、才川雪文(26)が
不倫相手・雨津木さんから逃げ出そうという時に
ナンパしてきたのが慧介くん(21)。
もっといい加減で軽い、セフレになるかと思った。
だけど彼は根がまじめで、まっすぐな恋ができる
王子様のような人だった。

「雪文さんは愛されるべきなんだ」

人生ではじめて、あんなに眩しい言葉をもらった。
限界突破レベルにときめく…そんな幸せな日々。

だけど、雨津木さんは簡単には
僕を手放そうとしなくてーー。

描き下ろし後日談+雨津木を描いた番外編「悪人の縛り方」収録!
調教不倫男を渋面にさせる
新たなキレッキレの若造登場!

作品情報

作品名
ロンリープレイグラウンド 下
著者
ダヨオ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
ロンリープレイグラウンド
発売日
ISBN
9784396784898
4.2

(252)

(127)

萌々

(82)

(23)

中立

(11)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
39
得点
1043
評価数
252
平均
4.2 / 5
神率
50.4%

レビュー投稿数39

番外編がすごくよい

本編では悪役ポジションだった彼の番外編がとてもよい。

0

後半と番外と、スピンオフの前日譚てんこ盛り

個人的に「悪人の躾け方」の前日譚が巻末に収録されていたので大収穫でした。
やはりこちらのシリーズから読むべし。

さて、2人の間にふわっとした恋の雰囲気が漂い始めた上巻からの続き、なかなかそのままハッピーエンドとは行きませんでした。
カバー絵になっているおじさん(社長)が、雪文を取り戻そうとしてくる。勤め先にアラレもない姿をばら撒くなんて非道。仮にも社長でしょうが。。

まあ、この事件がきっかけで、雪文さんは完全に過去と決別し、本来の自分を取り戻します。
その後の2人のふわっふわな甘い感じはほっこりしました。

だからこその、雨津木に当てるオラ攻めなんですね。こちらから読んだ人には、雨津木いい気味っていうのが一回必要だよね。なんか納得。

雪文さんの元勤め先も雨津木の息がかかっていた訳だし、完全に新しい旅立ちにはそれ(現在の地位)も捨てるというプロセスが必要だったのでしょう。
それぞれが社会人として独り立ちし、やはり絆で結ばれている番外編も良かった。

最初は頼りない青年風だったケイスケくんが、だんだん男らしく好青年かつかっこよくなっていくのが上手いなあと思いました。

最後にラフ絵が入っています。時々見かけるこの構成ですが、今一必要?ってなるのは自分だけでしょうか。。
違国日記にもあったし、祥伝社スタイル?

1

ざまぁなやつ

雨津木が表紙なのでフィーチャーされるの…うれしくないねんけどと思っていたらこのパターンでした。
悪人の躾け方のネタバレくらってるので(これから読みます)なんとなく想像はつきましたが。
でもその前にわかりやすいあんな最低なことするんやなと呆れ〜そりゃ、無理矢理ヤられても同情するどころかざまぁ案件だと思ってしまいますね。先生の狙い通りです。
拘束はされたけど、やさしくされたわけだし。本人そこまで嫌じゃなさそうだったし。おかわりしてるし。

雨津木の家庭を壊すことまでやったのに、薄幸そうなままだった雪文。
拾われる前のハングリー精神的なものは復活しないのかと思っていたら、すごい蹴りが炸裂してすっきりしました。
慧介は雪文にベタ惚れだし。
普通のとびきりの愛情を注いでくれる慧介に雪文はめろめろになっていくし。
めでたしめでたし。
さんざんエロいことしてたのに、ピュアに好きにらなってから恥ずかしがるのがかわいかったです。

0

アフターフォローも充実

いやぁ、そらそうなんだけど丸く治りましたね。その前のひと波乱が思った以上に子供っぽい方法でのかまってちゃんで驚きでしたが、雨津木さんが。

雪文のSMプレイ写真を社内に流出って!こんなん社内に居られなくなるやん。
自分を頼って戻ってくるって思ってるあたり駄々っ子だわ。
この事がきっかけで雨津木の会社を退職して転職、慧介のお隣にお引越し。
雪文と慧介は、穏やかで真っ当でキュンとするラブラブバカップルライフ。
残された惨めな雨津木は、攻めザマァでこちらとしてはニヤニヤしながら針間とのやりとりを眺めてました。
25歳の時はネコ経験もあったんだー、それはどんな経緯で?とか針間はいつから雨津木の事気にして見てたんだい?とか色々気になっちゃった。
やっぱ、ハードなカップルの方が面白み感じちゃうんだよね。
悪人の躾け方のドラマCD化キッカケで興味持った作品。CD届いたから積み本をやっと読みました。
このカプ面白そうだから俄然興味が出ました。

シーモアで購入。
トーン修正。元々ちんの描き込み少なめシンプルな棒仕様。

0

喜歡

社長被踹一腳我直接笑暈過去,攻好好努力吧!!太寒酸了大哥,第一本是攻發箭頭,這一本應該是受認清了自己的內心,很勇敢地去愛了,特別好

無家可歸的流浪兇狗狗被撿回家調教成了淫蕩乖狗狗。。。最後還踹了想要復合的主人一腳,有沒有懂得。。。好萌。。。

0

三角関係って難しい

真っ直ぐに想いをぶつける慧介と、複雑なところがあってそれをなかなか素直に受け取れない雪文。
ふたりだけを見ていればこの恋もなんだか可愛いモノに見えてしまうし、"ふたりだけのお話"感があるのだけど…
雨津木も簡単には引き下がらないので、一応、三角関係ということになるのでしょう。

存在感は強いのにかませ犬みたいな役回りに見えた雨津木。雪文を取り戻すためにした事がなんともダサすぎて、こんな人のことを本当に7年も好きだったの?っ思ってしまいました。
雪文が前に進むために必要なエピソードだったと思いますが、ちょっぴり冷めてしまったところはあったかな。

なんだかんだありながらも慧介と雪文はそこまで拗れることなく恋人同士になり、雨津木もクズなところごと受け入れてくれる人に出会えてみんなが良いところに着地する、という展開に。
慧介たちもわりとあっさりくっついてしまった感じはありましたが、ドロドロしすぎないので読みやすくて良かったです。

0

攻めがいい奴すぎてやっぱ心配

下巻を読んでも受けに好感があまり持てず…。
そして不倫男の方、写真ばら撒くのは酷すぎない?いやこれはドン引き…

「悪人の躾け方」から読んだ私としては、正直このエピソードは知らない方が幸せにスピンオフ読めたかもしれない……。

でも、20年ぶりにケツ弄られる不倫男可愛かったよ。こういう受け描かれる方が合っているかなぁと個人的には。

やっぱりこの味のある絵、好きですね。

最初から最後までスパダリの方はずっといい奴でした。

0

かわいいとおじさん

ダヨオ先生が描く、かわいいとおじさんが大好きです!

可愛いを詰め込んだ、雪文が幸せになる回です!
なんですが、これは、下巻というより、後に続く『悪人の躾け方』の上巻とも取れる展開です。
表紙ですからね!雨津木さんが!

雨津木さん、いい表情するんですよ!カッコいいおじさまなのに、ちょっと残念なところがあったり。個人的には、雨津木さんを楽しむ視点になってしまいました。なので、是非とも、下巻でこれで終わりでなく、雨津木さんを見届けて欲しいです。

0

いい男!!

上下巻通して一貫してけいすけくん、ほんとにいい男です。
雪文の過去や今までの生き方に後ろめたさがあっても全てをかき消してしまうような、いや、暗い過去さえも全て光でかっさらってしまいそうな慧介。
お金と支配下の関係でしか繋がり方が分からなかった雪文に恋とは何か気付かされる描写がほんとに感動的。あのレモンの香りのするシャンプーのくだり、すごく素敵でした。
身体から始まった関係だからこそ、下巻の2人の恋物語は悶えそうな程ドキドキします。

1

「悪人の躾け方」を読むために!

雨津木さんが、めちゃくちゃど好みで、「悪人の躾け方」を購入したら、なんと本作の後半に前日譚が収録されている、とのことで購入。

メインCPは、あまり興味が持てなかったので、雨津木さんが出ている所をぱらぱらーっとさらった程度です。

雨津木さん、めちゃくちゃ色っぽいくて、ソックスガーターや、スリーピーススーツが大好きな方にはぜひ読んでほしいです。
とにかく、針金のようにツンツン強情な反抗的な所がぐずぐずになっていく様子が最高でした。
針間くん、若さがいいですね。雨津木さんの凝り固まった感じと相性ぴったりだと思います。
こんなに続編が出ていて喜んだ作品もないんじゃないかというくらい、続きが読めて嬉しいCPでした。

では、これから「悪人の躾け方」読んできまーす!

3

慧介くんは王子様みたい

下巻。

両想いの慧介と雪文。
この後1冊分、なんの波乱があるの?と怖々読み出す。
雪文は出会いの時はとんだエロお兄さんでとっくに振り切れてるのに、なんかモジモジと初恋チック。
なんでこうなってからまだ「時間ください」か…
ちょっと引き伸ばしを感じる。加えてこの辺りの絵は背景が非常に白い。
上下巻の尺のためか?
もっとギュッと凝縮して描いて欲しいものです。
…と思ったらやっぱり出てきた「雨津木」が!
せっかく普通の恋人との空気っていうものを味わったのに。
続く雨津木の仕打ちにはゲンナリしました…
この別れ際の地団駄。
雨津木が本気だったと見るか、単にプライドを傷つけられて自ら男を下げたと見るか。
でも、雪文。あんな言葉が言えたんだね〜。
読んでてスカッとしましたよ。


「悪人の縛り方」
キタ〜!これが「悪人の躾け方」の元ですね。
雪文を縛り付けてた雨津木のターン、しかも若造に騙されてゴリゴリに後ろを犯されるって……
最高じゃ〜〜ーん!
これは「躾け方」に大いに期待です。

0

これはもう初恋

この作品は、上下巻構成の下巻にあたります。あらすじは上巻読んだかたが多いと思いますので割愛いたします。

雪文さん、かわいすぎやしませんか!?だんだん雪文さんの素が分かってきて大胆で男前な部分と、くぅ〜っ!って言っちゃうくらいかわいい部分とがあって最高です。

最初の出会いからの付き合いかたが特殊だっただけに、普通の恋人のように過ごすふたりがなんだかぎこちなくてまるで初恋同士みたいな印象を受けました。

これからも末長くいちゃいちゃ幸せでいてください。

2

雨津木さんのターン

上下巻で続き絵になってるカバーイラスト。
下巻は雨津木さん一人です。
雪文を縛った縄を持っていたはずが、、、。

慧介と出会って、慧介に愛されて、雪文はしっかりと、雨津木と決別します。
慧介と雪文は、ラブラブなハッピーエンドです。

そして、残された雨津木のターン。
年齢を重ねて、社会的に偉くなって、若い愛人を囲ったりしても、結局、雪文にしてたことは、自分がされたかった事だったっていう。
これはこれで、ハッピーエンドで、これ系の年下攻めって、好みの結末。

0

番外編が良かった!

受けが元彼を吹っ切るシーンはとても良かったです。
あのシーンを見て、上巻で受けがちぐはぐな言動をしていたのは「DV男に洗脳されて依存していた」からだったのだと気付きました。(遅いですが)
上巻では攻めと一緒にもどかしい気持ちになっていましたが、下巻でスッキリできて良かったです。
しかし「BL的な萌えを感じられたか?」と言われると微妙なところです。
悪くはないのですが、単純に私の趣味嗜好とは異なるため「萌え」という感情とは遠かったです。

ただ、番外編は最高でした!
当て馬(攻め)が掘られてよがる姿は最高ですね!
リバがイケる方は楽しめると思います。散々最低なことをしてきた不倫男がその報いを受けるのを見ることができて良かったです。
こちらが別の作品として発売されることがあれば是非とも購入したいです。

本編よりも番外編効果で「萌×2」です。

2

受けた恩恵は消えないのに…

あれ?なんか始まりから甘くてびっくり。上巻ってそんな雰囲気で終わってたっけ?1.5話分の甘々が長く感じてしまって、早く当て馬出てこんか~い!んで早くストーリーを進めてくれってなりました。

で、痴態をバラまかれた雪文。確かに酷いんだけど、元々は雨津木のコネで入った会社なら、別れを決めた時点ですぱっと辞めるところじゃない?7年の恩って、命含めて助けてもらってんじゃん。そのエピソードの後で雨津木に怒り狂う雪文を見ると、もう少し大人にならんか?と思っちゃう。
雨津木がどういうつもりだろうと、当時の彼に雪文が助けられたことは事実で、受けた恩も得た結果も変わらないわけでね。

慧介を選ぶなら退職も決めとくのが筋だと思う。どこまでも甘ちゃんな流され受けでやっぱり好きになれない。囲われて精神が未熟なだけかもだけど、会社勤めまで経験してこのガキっぷりは引いちゃうんです。
上巻ではあれだけ雨津木に必死だったのに、心変わりしてからの豹変っぷりはリベポル雨津木ですら可哀想に思える酷さでした。

最後に雨津木の短編が収録されてましたが、私的に特に好感度の低くない雨津木のザマァ展開で楽しく読めませんでした。っていうかザマァってジャンル自体、なんか性格悪っ…と思って引いてるのでこのお話嫌いです。

ダヨオ先生好きだったんだけど、絵も崩れてきちゃったなあ…。

4

雪文にこちらもメロメロ

どこまでも卑劣な雨津木ですね。よくこんなんで社長やったり結婚してたなあ。

雪文が慧介を好きになって、ちゃんと雨津木にケリをつけて良かった!スカっとしました。

デートにゲームのぬいぐるみにドキドキする雪文。本当に良かったねえ。
ケリをつけてからはもう交際も順調で。なんと、お隣りに引っ越してきて!声出しても大丈夫だねって、んもう可愛すぎるよ!
良かったよ、雪文。

そして雨津木にお仕置きが!
ヌルい!でも、全てを知ってる人がお仕置きしてくれて良かった。雨津木もただの所有欲だけじゃなく雪文を好きだったみたいで。
何次の週もやってるの?うーん。もっとお仕置きして欲しいような不幸になって欲しいような、これでいいような。

0

みんな幸せ♡

慧介が真っ直ぐに好きって言ってきたり、俺の事どう思ってんのって問いかけてくるけど、闇側の人間としてはそんなん眩し過ぎて困惑するし、今までの自分を恥じちゃいますよね。
下巻はだいぶ慧介に惹かれている雪文目線でのスタート。

雨津木の連絡先も消し、引越しもした。我慢できなくなって、慧介に会いに行ってのキスが良かった…。

(ひとりだったとき)
(ふたりでいるはずなのにひとりだったとき)
(でも今は)
「ほんとにふたりだ」
っていうモノローグとセリフ最高ですね。

ハイここからあまあまの日々ですよ〜と舞い上がったのも束の間、会社に調教写真をばら撒かれ、雨津木の所へ行かざるをえなかった。
雨津木としてももうなりふり構わない状態ですよね。
雪文が自分から離れて行くなんて思わずにいたんでしょう。
「俺の体は俺だけが好きなようにする!」
はぁースッキリ。
めちゃくちゃ幸せなハッピーエンド♡

番外編にて…雨津木が!雨津木がっ!ネタバレ読まずに読んで欲しいですね。
この展開考えた作者さん天才では?
針間のキャラめっちゃ良いですね。
続編ありな雰囲気がぷんぷんします。楽しみにしてます!!!

3

そう来たか…

相変わらず雨津木は最後までゲスでした。自分の元に戻るしか無いように雪文を追い詰めてました。自分の子会社なのに雪文のSM写真ばら撒いたり、噂を流したりと悪辣過ぎます。

でも雪文が反撃の蹴りを入れて、啖呵切って颯爽と帰って行く姿に胸がすきました。

慧介の家に雪文が挨拶に行くんですが、暖かく迎えて貰っててとてもほっこりしました。

そして雨津木はバーで若い男に声を掛けられて、喰うつもりがホテルの部屋に入った途端に反撃されて拘束されてました。男は針間といって雨津木の会社の清掃員で、社長室のゴミから雪文との関係を知っていて雨津木を抱きたいと思っていたらしいです。
雨津木を性癖だと言いきる針間が一癖あって面白かったです。針間の言葉責めと、雨津木のガーターベルトがエロ過ぎました。
ぜひ2人でいるところを慧介と雪文にバレて、雨津木に気まずい思いをして欲しいです。

針間は雨津木に飼って欲しいと言ってましたが、猛獣を扱えるのかちょっと楽しみです。雨津木が針間に振り回されるスピンオフをお願いしたいです。

1

雨津木さんに持ってかれた

いかにも下巻の表紙のおじさんが波乱を起こす作品だよ!感がありながら、意外と波乱は起きず甘味の強い爽やかな作品でした。

慧介(攻め)がいい!!年下だけど、勉強ができるという意味ではなく人間的に賢くて優しい。描き下ろしの岸野一家も、予想以上のハートフル家族。
雪文が、2つ目の恋愛としてこんなに愛が深い人と出会えたことに嬉しくなっちゃう。雪文も雪文で、職場で心折られて自棄になってもいいところで、あの立ち回りをするところが、チャーハンをフライパン振って作れる醍醐味を見せてくれた気がしますね。

でもなんだかんだ神に評価爆上げだったのは、雨津木さんが年下にバコバコにやられるスピンオフみたいな〜〜と頭の片隅で思ってた中登場した針間よ!先生、最ッッッ高!期待にどストレートに答えてくださいました。泣く雨津木への"自業自得だよ"と"可愛いよ"の気持ちが溢れる。針間×雨津木で普通に1冊読みたい。

17歳の雨津木くん可愛すぎる…だめよこんなの…45歳でも可愛いけど…おフランスの血?!なんなのこの社長ツボついてくる…
バーのシーンで思わず「いたんかい!」と声に出して言ってしまいました。

2

物足りなさが残る

上巻のみのレビューは既にしたのですが、上下巻読了したのでそのレビューを。

とりあえず、読了後は上下巻の割になんか割とあっさりとしてるなーと感じました。当て馬である雨津木が、受けの勤めてる会社にハメ撮りばら撒いて起きながらも割りかしあっさりと身を引いてしまって、あんまり受けに執着してるのを感じられなかったし、メインカップルの二人も下巻ではそれほどの葛藤もなくあっさりとラブラブになるしで、三角関係もの特有のドロドロさを求めていた私にとってはとにかく物足りなかったです。けれど、ラブラブなメインカップルは可愛かったし、雨津木との問題を自分の力で解決する受けの成長とかはよく描かれていたので、辛めのレビューですが決して楽しめるところが全くなかったと言うわけではないです!

ただ、番外編の雨津木の話はリバが苦手な私には刺さらなかったです…。

1

雨津木の人生を知りたい

 萌2評価にはしましたが、下巻のストーリーは予想を裏切ってあっさり。雨津木は絶対もっと執念を持って2人の仲を引っ掻き回してくるだろうと思っていたけれど、案外そこまで亀裂を入れることもなく引き下がる。ここは好みが分かれるところかもしれないですね。私も正直に言えば、彼がどんな風に雪文を強引にでも再び自分のものにするのかを楽しみにしていました。でも、彼の報復は結構幼稚。リベンジポルノと緊縛で支配しようとするのは小物感が否めませんでした。

 ただ、ここで雪文が雨津木を足蹴りにし、啖呵を切って毅然とした態度で彼の元を去るシーンはすごく良かったと思います。これはきっと雪文が一旦雨津木の手に落ちてしまうか、慧介が助けに来るかの2択かなぁと思っていたので、雪文自身で切り抜けられたのには驚いて。それだけ慧介から与えられたものが大きかったということなんだろうなぁと。受けがピンチを自身で何とかするシーンが好きなんですよね。特に雪文のような自己否定しがちな人が、そういう行動に出れたというのがすごく嬉しかったです。

 雨津木の小物感はちょっぴり残念だったけれど、雪文の強さを感じられたことでそこは気にならなくなりました。あと、不意に挟まれる表情にぐっと心を掴まれたのも萌2評価の理由。抱き合った翌朝に「いっぱいデートしようね」と言う慧介を後ろから見る雪文の至極楽しそうな表情、寝てしまっても幸せそうな彼を見て大きく口を開けて笑う慧介。良い顔するなぁ、と思いました。そして、傷心中引っ掛けた男に掘られてネコに回りながらも、ずっと強情さを崩さなかった雨津木が、最後の最後に目を閉じて静かに涙を流す表情。ここはたまらなかったですね。針間に心の弱さを暴かれて、悪態をつきながらも抱かれる雨津木、ずっと人間らしくていいと思いました。この2人がメインのスピンオフが読んでみたいですね。

2

胸のすく思いがしました

のっけからまぁ甘いこと甘いこと……。
二人で電車に乗ってデートしてHもしないで帰るなんて
そんな付き合い始めの若者全開コース、ときめかないでいられない!
UFOキャッチャーで景品取れる人を尊敬してしまうので
慧介が更に素晴らしい彼氏だなぁと思いました。
全部が宝物になってしまう幸せ真っ只中の雪文に
雨津木さんがまた酷いことを……。
そりゃ黙っちゃいないだろう事はわかっていましたが
あんな風に暴露するなんて雪文を踏みにじり過ぎて呪いたくなるレベルです。
くっそ腹立つわ!!!の後に雪文がきっちり決別してくれたので
ほーっと息をはいてしまいましたが
どうせなら雨津木さんの股間をめいっぱい蹴り上げて欲しかった(ひどい)

心も体もそのまま愛されて喘ぎながら泣く雪文に涙目になりつつ
慧介に会えて本当の幸せを感じられて
今までの事はなかった事にはならなくても既に相殺されているのではないかな。

『悪人の縛り方』、これを待ってたんですよ!!!!!!っていう程にドンズバ展開!!
雨津木さん、こちらの方がしっくりくるじゃないですか。
針間くんわかってるなぁ……お酒を奢りたい。
雨津木さんが幸せになるのはちょっと癪だけど
少しは針間くんに振り回されればいいんじゃないかな。

描き下ろしはお約束とも言える慧介の実家訪問ですが
優しい家族の中で育ったからあんな風に雪文を愛せたんだなとつい納得してしまいました。

1

主役の2人より番外編

上巻で体の関係から始まった2人が恋人になって普通のデートから始めるのがかわいい。濡れ場が多かった上巻に比べ、2人の心の距離が近づく下巻の方が個人的に好き。

しかしなんと言っても番外編がよかった!!
雨津木さんのガーターベルトがえっちすぎる。
あんなにガーターベルト似合うおじさんいる??
雨津木さんの過去編が読みたい。

0

番外編が特にいい

本編メインカプも良かったです。
が!何よりツボだったのはスピンオフ?番外編ですね!!!!!もうたまりませんよ…
メインカプは、いい話だったねキラキラ…幸せにね…て感じだったんですが、サブ?番外編の方は言葉を選ばずに言うと「すみません、ド性癖です」て感じ…続きが読みたくてしょうがないですよ…
雨津木さん、罵詈雑言だらけのくせに流されやすいのずるくないですか?プライドめちゃ高いのに完全にイニシアチブ取られてるところが最高。
あと針間くんのあの余裕〜で上手な感じもかっこいいです。ツボです。とにかくかっこいい。
いい下剋上でした。
この二人がガッツリ恋愛してるの見たくないですか???わたしはスピンオフでもう一冊欲しい。

結論としては、前作が好き!どうしよ〜って方は買いだと思います。
オススメです。

15

針間×雨津木がもっとみたい

紙本
修正…トーン消し
カバー下…あとがき、キャラ設定
カバー折り返し…なし
あとがき…カバー下

3

闇の攻め(クズい元カレ)がクセになる

家庭持ちの金持ちに拾われて7年も愛人やって従順でエロいネコに仕込まれていた過去も丸っと受け止めて好きです、って言ってくれるとか攻めの慧介がむちゃくちゃオトコマエなんですけど!
散々エッチなお兄さんっぷり発揮しといて慧介への恋心自覚してからの雪文さんの照れ方が中学生並みに初心くてまぁ可愛いこと。
が、しかし!そんな可愛らしい慧介、雪文よりもクズい元カレ雨津木さんから目が離せないwww
巻末で雨津木さんが針間君に組み敷かれて突っ込まれプライドの失墜と快楽の両方で涙流す絵面にめっちゃ萌えたんですけど笑。
雨津木さん絶対潜在的なMっ気ありですよね!
ドSな針間君とは割れ鍋綴じ蓋じゃないでしょうか?!
もっとこっちの2人が見たい笑笑。

2

ちょーっと待って。私のドキハラを返してよ!ある意味、想定外の下巻。

当然 下巻のが盛り上がるだろうと踏んでたのに⁈ 上巻の方が評価高いの珍しいなぁ、と思ってたら…。
あらま。私のドキハラを返してよぅ‼︎ です。
若くしてスパダリ味溢れる慧介くんの眩しさに、ほだされてしまった雪文さんは覚悟します。
こんな、ある意味ハリボテの自分を好きになってくれた慧介くんとの関係を初めからやり直したい。
雨津木さんにズルズルと飼われていた自分を清算したい。
それは慧介くんも同じ気持ちで。もちろんエッチな躰の雪文さんを抱きしめたいし、抱き潰したい欲もあるけれど、身体目当てだと思われたくない。身体から始まった関係だからこそ、きちんと新たな関係を築いて行こうとする2人。何憂う事なく甘あまです。激あまです。
読みながらハラハラして来る程に‼︎ 雨津木さんの逆襲が始まるに違いないと。
この甘いデートや何や彼やが甘ければ甘い程、増して来る恐怖‼︎
その日は突然やって来ます‼︎ そして突然、あっけなく終わる…。以上。えええー⁈ それだけ⁈ みたいな。
雨津木さんは豪奢で煌びやかな世界が好きなおっさんなので、あんな品の無い復讐をするとは思いもしませんでした。残念過ぎるよ、下衆過ぎる。
そうだった、雪文さんの今があるのは雨津木さんのおかげ。贅沢な暮らしや洗練された服装。仕込まれたエッチな躰だけじゃ無かった‼︎ 立派な社屋で働くリーマンになれた事までもが、雨津木さんのおかげだったのだ。社内であられもない姿の雪文さんの写真をバラ撒かれ、雪文さんは仕事を失う。
というか。引っ越すとか、連絡先消去しておいて、何で会社辞めて置かなかったのか。仕事は自分を裏切らないとでも思っていたのか。このお茶目さんが‼︎ あんな大きな会社でやる様な仕事、いくらでも替えが効くのだ。
これで雨津木さんに縋るしか無いとでも? 一番惨めな姿で雨津木さんは雪文さんに捨てられる事になる。トホホ。

そして、「EXTRA EDITION」後日談として、勧善懲悪のカタルシス。雨津木さんは哀れ、好みでも無い男にグズグズに乱暴に、抱かれてしまう事となる。
雨津木さんは20年も前にネコを経験した事もあると言う。そこら辺に歪な性癖が形成されたフシはある。
雪文さんを蹂躙して来た様に乱暴に抱かれる雨津木さんの一筋の涙。
雪文さんにして来た事は、かつて自身がされた事なのか。雪文さんの様に抱かれてみたかったのか。
今となっては分からない。続編行くの??
雨津木さんが拗らせてしまった愛情所以に、愛する雪文さんに去られてしまった。
こんな形では無く、ちゃんと三角関係として終わらせて欲しかった。
雨津木さんは少なくとも家庭を失ったのだし、大人として 雪文さんを送り出す、みたいなエンドを期待もしていたよ。えーん。
これはこれで 作者としては、雨津木さんを救済しといたよ〜って感じなんだろうけども。
雪文さんが7年もの間、熱愛していた雨津木さんを下衆野郎で終わらせて欲しくは無かった…という気持ちの方が大きいかも。

Bonus Track では、慧介くんの実家に温かく迎えられる2人の後日談。
息子がゲイである事、パートナーが男である事に理解のある家族。幸せで良かった〜。

0

本編の三角関係は失速も、雨津木のエピソードが最高すぎた!

最初に、上下巻全体での感想は、
「面白かった〜〜!」です。
下巻単体だと、本編は「萌」、同時収録作は短いながら「神」です!

上巻で大興奮した勢いは、少し削がれちゃったかな?というのが下巻で本編を読んだ正直な感想です。
ちょっと「あれ?」と。
とにかく本編での雨津木の登場が少なすぎる〜〜(>_<)

雪文と岸野が心を繋げていく様子がゆっくり、ほのぼの、甘く描かれているこの下巻。
徐々に優しさと愛を知り、その甘さに浸り、雨津木としっかり決別し、幸せになっていく…。
そういう意味では甘さ溢れる素敵な巻。
ただ、私は雨津木のヒールとしての役割が好きだったので、もっともっと「カッコイイ」ヒールとして2人の間に立ちはだかって欲しかったんです。
表紙なんてめちゃくちゃいい(悪い)顔してますもん。
単なる当て馬で終わって欲しくはない、悪の魅力のあるキャラだと思ったので、振られ方のカッコ悪さにちとショック…。

これ、上下巻一気に読むのと、時間をあけて読むのでは、すこーし受ける感触が違うのでは?と思います。
私は上巻のみ読んだ時点で、(わー!この三角関係どうなるの?雪文は支配から逃れられるのかな?7年もの長きに渡る支配関係だもんね!すぐには無理だよね。もし雨津木がいい人キャラになって復縁を求めてきたらどうするのー!?)
などと、さらなるごちゃごちゃがあるものだと期待して、勝手に妄想を膨らませて、そのせいで拗らせてしまったわけですよ。
だからわりとあっさり解決してしまったように見えた。

全部一気に読んでいたら、もっとフラットな感覚でレビュー出来たかも知れないなぁ。

雪文救済の愛の物語としてはとてもよかったです。甘いの大好きな方にはたまらない展開だと思います。
でも私の好みである、えげつない三角関係を描いた作品としては、少々失速した感が否めません。

上巻で、雪文に本当の愛を知って幸せになって欲しいー!と書きました。
その気持ちは本当で、岸野と普通の恋愛を普通に幸せに思えるハピエンを迎えたことは嬉しかったんです。
しかし思った以上に雨津木に肩入れしていた自分に下巻で気付き、物語に求める自分の感覚のえげつなさにも気付いたという。
悪い男、見るのは大好きなんです♪

さて、そんな好みのヒールキャラ雨津木さんですが、後半に彼を主人公としたエピソード『悪人の縛り方』が収録されています。

これはすっご〜〜い!!!
最高の下克上だわ。好きなやつだわ。
神だわ。
あの雨津木さんが、ビル清掃員の若者からまさかの…?

雨津木さん、こんな顔するんだ。
身体も心も痛い場所、敏感な場所を抉られて、切ない顔を晒し、寂しさと贖罪の涙を流す。
このエピソードの雨津木は、ちっともカッコ悪くなんてなかった。
縛られて犯されていても、何もカッコ悪くなんてなかったんです。

こちらではしーっかりと彼のいい面も悪い面も描かれていて、大満足!!!
雨津木ファンの姐さまは必見です!(お仲間いると嬉しいな♡)

8

テキーラサンライズのカクテル言葉は「熱烈な恋」

本編のつまらなさについては上巻にレビューした通りなので、こちらでは本編と打って変わって面白かった雨津木(雪文の元不倫相手)の番外編について書かせてもらおうと思います!
(評価は迷いましたがやっぱり本編に対して付ける方がいいかなと思ったので、上巻同様「中立」にとどめます。番外編だけなら萌2以上確実)


「悪人の縛り方」
嫁にも愛人(=雪文)にも去られて独りになってしまった雨津木の後日談。
ムシャクシャした気持ちを晴らそうと相手漁りに訪れたゲイバーでママから新しく入った〔針間〕というバイトを紹介され───

32ページの読み切りながら色々と萌えどころが多く、メインカプの方で期待して肩透かしを喰らった読みたい方の「救済」も手堅く盛り込んでて、いやいやいやいやどう考えてもこっちをガッツリ描いた方が良かったでしょうよ・・・という面白さでした。

雨津木こそ3人の中で一番雁字搦めになっていた人。
理由はなんでしょう?セリフやモノローグの端々に散らされたヒントを拾い集めるに、昔ネコだった頃に何かあったと考えたくなるのが人の心ってもんでしょう。
雪文を囲っていたのは満たされない何かの欲求の反転かもね?
「こうやってちゃんと大事にすれば すっげえ気持ちいいってもう分かってるでしょ」
ダブルミーニングにも取れる針間のセリフが余計にそんな想像を掻き立てます。

下巻をひっくり返すと、「調教不倫男を渋面にさせるキレッキレの若造登場!」と下巻の新展開かのような扱いでこの番外編の煽り文句が帯にデカデカと載せられていて、編集部的にも推したい気持ちを抑えられなかったんだなってのが伝わってきます。
これは続編来るでしょう。
じゃなきゃオンブルーの感度を疑うわ。

ちなみに、作中に登場する「テキーラサンライズ」。
テキーラをオレンジジュースで割って下にグレナデンシロップ(ザクロの赤いシロップ)を沈め、日の出をイメージさせる赤からオレンジへのグラデーションが美しいカクテルです。
このカクテルのカクテル言葉、ご存知ですか?
ズバリ「熱烈な恋」です♡
どう考えてもやっぱり続編始まる前フリじゃないのこれ?(期待)


※紙本カバー下あり(あとがき)

6

ただの〝三角関係のもつれ〟では終わらない。

番外編が全て持っていったのでは…。
上巻に始まり、読み進めてる内は嫌なおっさんだなと思っていた雨津木さん。だけど孤独で寂しい人だったんだろうな。そして、強い力でがんじがらめに愛される方が合ってたんだろうなぁ。愛の形は千差万別。

7

雪文を包み込む本編。慧介を包み込む描き下ろし。

上巻ラストの待ち合わせに間に合わなかった雨津木。
慧介に惹かれ始めた雪文。
雪文の何もかもすべてを受け入れる慧介。

もぉとにかく最高でした。
雨津木が強攻手段に出た際の雪文が男らしく
キレイに決別できたのが嬉しかったです♡
そして相変わらずのスパダリ慧介!
カッコよすぎました。

でも、やはり先生って最高だなぁ~♡と思わせられてしまう
雨津木の扱い!!
上巻のタクシーで待ち合わせに急ぐシーンから
雨津木への胸キュンが止まらない読者にとって
雨津木の番外編「EXTRA EDITION」は最高過ぎました。
応援書店特典ペーパーがこの「EXTRA EDITION」のその後だったのですが
これまたその後のその後が見たくて見たくてたまらなくなります♡

描き下ろしは、雪文が恵介の実家に遊びに行くお話。
超ホッコリできる可愛く優しいお話でした♪

8

闇の攻めのターン

闇の攻めも読んでいくと悪いやつではない...なんて思ってしまいました。
下はやはり答え合わせのような話の進み方をしていきます。
闇攻めのターン開始です。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

下まで読んでいくと、それぞれの攻めは両極端だなと思いました。
光の攻めは、受けを包み込むように、それでいて対等に彼を見ています。
でも闇の攻めは、受けを心の拠り所にし、対等に見てはいませんでした。
この辺りが2人の攻めの分かれ道だったんだな~と思います。

受けも、2人の攻めの間で流されるままではなく、しっかり抵抗していっていたので好感が持てました。

いろいろな意味で闇の攻めターンだった下巻。
まさか過去はネコだったのか...と下世話な妄想をしてしまいました。

2

濃い影の側には強い光です~

雪文に対する雨津木の執着がすごい。

ぼろぼろな過去に、雨津木に拾われて生活全般、セックスを仕込まれた雪文。
不倫の果てに、妻に愛人として自分の存在を暴露した雪文。
この二人は在る時までは、セックスを挟んだ共依存的な関係性だったのでしょうか?
でも、お互いに尊重した関係ではないですね~❗

慧介が、どんな過去を知っても目の前にいる雪文をちゃんと見て、本質的な気持ちである「愛されたい」気持ちを見抜いていてくれるんですよ!

お互いに愛し合って生きていこうとする、プラスメッセージは、デートの場面でも良くわかります。不倫の関係だった雨津木とは周囲の人からの祝福もなかったわけで。
慧介の知人たちが優しく祝福してくれた時は、凄く幸せを感じたんだろうなぁ~

しかし、雨津木の執着がひどい。
リベンジポルノですよ❗エグさに驚きます…

そこから無理やり犯そうとしたり❗
腸が煮えくり返ります❗

慧介が、雪文と出会ってから掛け続けた優しい言葉と行動。

最後に、ガツンと反撃した雪文がかっこ良かった!
無理やり作られた「僕っ子」キャラじゃない雪文が見れてスッキリしますよ!

とにかく、慧介と出会ってから雪文が自分で幸せになろうとする物語。
すぐ読める上下巻がありがたいです❤️

あと、雨津木にびっくりする結末が有りまして。これは、ぜひ読んで確認して頂きたいですね❗

闇から朝の光への疾走を見届けられて、良かった~❗

ダヨオ先生、ハピエンをありがとうございました❤️先生比のエロさも、大変よろしかったです!

下巻のみカバー下がありました!


2

幸せの形は三者三様

7年間の不倫の末に捨てられた雪文は、
ナンパで知り合った彗介に心身ともになぐさめられ、
やがて惹かれあっていく。
優しく大切にしてくれる彗介に満たされていく雪文だが、
不倫男・雨津木はリベンジポルノで雪文の淫らな写真を
会社にバラまく。
雪文は雨津木と対峙し、徹底的に拒絶し決別する。
そして雪文は彗介の元に向かうのだった…

雨津木の大人気のなさったら…
余裕ぶってたくせに、逃がした魚は大きいと
気付いた時にはもう遅い!
ちゃんと大切に愛してくれる彗介に出会えたことは、
雪文にとっては奇跡のような事だったのではないかと
思います。

恋人になってするHは、ドエロかったです!
たっぷりありますが、2人がとても幸せそうで、
見ているこっちまで幸せな気持ちになりました。
翌朝の雪文の幸せそうな寝顔には、
彗介じゃなくてもキュンとさせられます。

ちゃんとその後の2人まで描かれており、
最後までほっこりさせてくれました。



描き下ろしは、バーで知り合った男に抱かれてしまう
雨津木のお話です。
ザマァ!と思う反面、これはこれで幸せなのかも…
と、思ってしまいました(笑)
はぁー、でもスッキリした!!

1

番外編もサイコーでした。

下巻は雪文の、慧介くんへの想いがキュンキュンでした…二人でデートしたり…。雪文が雨津木さんと決別するのは、読んでいてすっきりしたし、こんなハピエンは最高です。二人ともが自分の足で歩いていく、この二人の明るい未来を見守りたいです。

番外編の雨津木さんの話は個人的に大好物でした。攻めの(嫌な感じだった)おじさまが、ドS気質の若者に組み敷かれて、不本意でも胸のうちがポロポロとこぼれてくる…いや~いいですね。

電子版特典は下巻もネームでした。

4

それぞれの幸せ

上下巻一気に読む事をオススメします!

カラダの束縛を解かれてもなお、心で縛られていた雪文さんが、慧介くんの存在を力にして、自ら解くのが下巻だと思います。

愛し方や愛され方は人それぞれで、何が良い悪いは無いと思います。慧介くんには慧介くんの愛し方、雨津木さんには雨津木さんの愛し方があります。雨津木さんの愛は、本物だったと思います。ただ、雪文さんが、自分自身を"これが自分なんだなぁ"って思えるような心地よい時間を過ごせる相手は、慧介くんなんだと感じました。苦しくなくて、自然と笑っていられる場所が、慧介くんの隣だったんですね。

雨津木さんは、酷いこともしたと思います。悪い事をしたら、相応の報いを受ける必要はあるかもしれません。でも私はハピエンが好きです。だから、雨津木さんが不幸で終わるのが嫌だなって思っていたんですが、針間くんという存在が、救ってくれます。すっかり針間くん推しになりました笑。若いのに、なかなか深い事言うし、雨津木さんを救済してくれる人です。

それぞれが幸せを見つける、凄く素敵な作品でした!

3

色々スッキリして爽快だ~

こんなに爽快な作品は久々というくらい、スッキリ満足しました!
21歳若造の光属性が私には眩しすぎる…
こんなに「真っ当」という言葉がピッタリな慧介だからこそ、雪文は心を開いたんでしょうね。

カラダから始まった二人が、ちゃんと恋愛していく描写にニマニマが止まりません。
雨津木に変えられた雪文でなく、素の雪文を愛して包み込む慧介に、
初めての感情でどうしていいか解らない雪文が、動揺しまくりで可愛すぎます。
初々しい恋愛状態の二人の日常を見てるだけで、顔が緩んでしまう…。

もちろん、雨津木が黙って雪文を手放す訳はなく、まさにゲスの極み。
雨津木の執着愛が本当の愛でないことが解る手段で、却って良かったかも。
偉そうで傲慢な支配者はまだ、追い詰めれば縋ってくると思っている。

雨津木と対峙した雪文の下剋上場面、スカッとしました。
主従関係で雪文との関係を盲信していたのは、雨津木も同じだったんですよね…。
雨津木にとって雪文は支配欲を満たすオモチャだったのは確かですが、
そんな愛し方しかできない可哀想な人で、失って気付けるのかな?

雪文は会社を辞め、雨津木との関係を全て断ち切って、慧介に向き合います。
引っ越ししてリスタートする雪文が、雨津木絡みの会社で繋がっていることに、
モヤモヤしていたので、この展開でやっとスッキリしました。

雪文が自分で一から人生を立て直していく姿も真っ当で、
恋人として慧介と対等に支え合う関係が本当に幸せそうなラスト、あまあまな二人に満たされる!

そして…雨津木さ~~~ん。
三人の中ではヒールでお嫌いな方が多いと思いますが、実は個人的に大好きなゲスキャラなんです。
この作品を振り返れば雨津木…という位、傲慢なご主人様の転落ぶりが爽快でした!
めっちゃくちゃお仕置きされましたね…ふふふ。

若い男との7年不倫を奥様に暴露され、離婚された上に、
執着愛の可愛い奴隷に下剋上され、捨てられてしまうという惨めさ。
一人寂しい社長ザマァで終わるのかと思ってたら、きました…最高のお仕置きが。

同時収録「悪人の縛り方」雨津木の番外編が最高でした。
バーで新しいヒマ潰しのオモチャをゲットした傷心 雨津木。
ちょっとやんちゃそうなガタイのいいイケメン針間、
ホテルの部屋に入った途端に豹変して、雨津木を組み敷く技がなかなかでした。
実は雨津木のビルの清掃員で、雪文との件も知っており、以前から抱きたいと狙っていた…。

傲慢で偉そうなタイプを組み敷くのが性癖と言い、敬語責めがエグい、年下ゲス攻めのルーキーです。
ゲスなので荒っぽく好きにするのかと思ったら、エグい敬語責めでメチャクチャ可愛がる。
このギャップがスゴイ、大好きです針間。

あの傲慢なご主人様が、どんどん可愛がられて可愛くなってしまうビックリ展開。
そして、雨津木のいいところ発見。
あんな目に合いながら、図々しい針間に怒ることなく、ちょっとほだされてる?
実は情が深いのかもしれない…俺を飼って下さいと言われ、満更ではなさそうで笑ってしまった。
このゲスなやんちゃ攻めを飼いならすなんて無理でしょうが、
雨津木には新しい扉が開いた気がします。

この作品、振り返れば雨津木…ではなく、針間。
執着溺愛S攻めがドストライクなので、このゲス同士のお話が見てみたい。
もちろん、地道に愛を育む正統派メインCPも大好き、面白い作品でした。

※紙本:修正はトーン描写、場面によって白抜きや薄めの白い斜線でした。

5

雨津木さんお幸せに

光の攻め・慧介が闇の攻め・雨津木さんに囚われた雪文さんを救い出す、ある種おとぎ話のような救いのお話。
そんな本編の後に登場するのが、闇の攻め・雨津木さんのお話「悪人の縛り方」。
あらすじなどにもあるように、「キレッキレの若造」にいただかれてしまいます。

年下強気×ほだされ年上が大大大好きなので、メインカップルが落ち着いて幸せな気持ちになった後、やや辛口スタートの何だかんだで甘い結末を迎えるこの短編の満足度がものすごく高いです。

バーにて傷心の雨津木さんに近づく若い男・針間。聞けば雪文と同じ26歳。因縁めいていますよね。
「上品なおじさんが絆創膏してる。かわいい」と余裕たっぷり、かつ無邪気に強引な男のことが好みではなかったが、愛人だった雪文のことまで話してしまい、気づけばお口でご奉仕させてる。
そこで、先程までとは打って変わって健気な男の様子を見て、たまにはいいかとホテルへ直行。

しかし健気な顔はどこへやら、ホテルへ着いた途端、縛られて抱かれちゃう。
実は針間は雨津木さんのビルの清掃員で、ずっと雨津木さんを抱きたいと狙っていたと言う。

針間は強引に雨津木さんを抱くけど、彼なりの愛情と優しさで、また相応しいやり方で癒やしているように思えました。強姦まがいだけどちゃんと愛を感じます。
雨津木さんはそんな針間に「優しくするな」と言ったり、愛され慣れていない感じがかわいい。
最後に流す一筋の涙に、たっぷり愛されて幸せになってほしいと思いました。

一人ぼっちの雨津木さんに「飼ってください」と言う針間。
怒りつつも、どうやら結局ハマってるらしい雨津木さんです。

ネコは20年ぶりという雨津木さん。針間曰く「若い頃のネコのあんた見てみたかったな」だそうですが、同感。
雨津木さんの過去を含めて、針間×雨津木をしっかり読みたいです。針間にスーツを仕立てる雨津木さんとか見たい。
慧介とはタイプが違うけど、ある意味スパダリとも言える針間の手腕ももっと楽しみたいです。

電子特典(及び紙の共通特典)としてペーパーが収録されていますが、雨津木さんの誕生日に精力剤を渡した針間が、「こんなものなくたって」と怒る雨津木さんの前で「俺が飲むんスよ」と言ってめくるめく夜へ突入していく楽しいお話です。幸せにやっているようで何より。

4

ネタバレレビュー読まれる前に買って読んでください

上レビュー後に、下を読みました。


長々と書いてしまいましたが、一言でいうと、
妻子持ちの元攻に調教されていた
報われない不憫な受が今彼の年下攻に出会って
愛され幸せになっていく話でした。



初っ端から可愛いシーン……!
若造スパダリ王子様攻(以下攻1)と、受、
2人で朝ごはんを食べています……。
それだけなんですけどね、やりとりが本当に可愛いです。
2人って身体から始まった関係なんですよね。
でも、お互いの今後のことを意識して、
特に受は、調教不倫妻子持ち攻(以下攻2)に今までみたいに支配されない、と
思うわけですよ。
そして、めでたく両思いになってデートするんですよ、
普通のデートをしたことがなくて、
攻1と過ごす1日が新鮮で嬉しい受、可愛すぎます。
ぬいぐるみのシーン、全人類に読んでもらいたいです。
段階を踏んで順序よくいこうってなって、
おセックスせずにバイバイしました。
でもそれをもどかしいと感じちゃうんですよ、可愛い。


なのにこの幸せな流れで最悪ですよ、攻2……!(受が可哀想で泣いています)
しかし、酷いやつだな攻2は!!!と怒りながらも、
冷静にあの可哀想なシーンを、
受の心情を6〜7ページにキュッと
詰め込まれたのは本当に素晴らしかった!
など思っておりました。

俺と僕。自分を抑えて、相手の望むままに。
今までたくさん我慢してきた受です。
だから、自分を思って購入してくれたシャンプーとか
そんな些細なことがすごく嬉しくて、
攻1と過ごす日々が宝物になっていくんですよね。

そして!よく蹴った!よく言ったよ受…!
頑張った、漢だ……。
上でも、見た目に似合わず意外と男らしい、という
表現が何度かなされていましたが、もしや
この伏線だったのではないでしょうか。
だとしたらめちゃくちゃ胸が熱いです。
自分自身でケリをつけて、
自分のことを大切にしてくれる攻1と、
新しい幸せな人生を歩んでいってほしいです。

かなり感情移入してしまいましたが、
本当にめちゃくちゃ良かったです。
これで攻2×受のどうしようもないラスト
(メリバとか)だったらどうしようと思いましたが、
攻1×受の、文句なしのハッピーエンドでした。
描き下ろし後日談の攻1のご家族との話も
ほっこりレベルではなく、マジで涙腺崩壊でした。
この2人ならきっといつまでも幸せで
いてくれるでしょう……。良かった。


あと、番外編の攻2の話がありました。
購入時、下の帯と、背表紙に封入されていた特典ペーパー見て、
コイツは誰や????と思った人物が1人いたのですが、
やはり彼×攻2で終わりましたね!
受に対しては酷い攻2でしたけど、
きっと愛し方を間違えただけなんですよね……。
そう思いたいです、そして、
彼の新たな恋も応援したい。
そう思えるようなお話でした。

個人的評価
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★★☆

上に比べると2人の関係もあり
エロ度は低くなりますが、とりあえず神……。

14

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