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表題作10DANCE 5

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  • おまけ
  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

天才ラテンダンサー・鈴木信也が荒ぶる闘志を解き放ち、本気で競技会に挑んだ。世界1、2位の選手相手にどこまで通じるのか!? 大歓声が沸き起こる会場の片隅に、人知れず熱い視線を送る杉木信也の姿があった――。鈴木と杉木との“恋”の進展も見逃せない熱望の第5巻。

作品情報

作品名
10DANCE 5
著者
井上佐藤 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
ヤンマガKCSP【非BL】
シリーズ
10DANCE
発売日
ISBN
9784065167311
4.6

(165)

(121)

萌々

(33)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
15
得点
759
評価数
165
平均
4.6 / 5
神率
73.3%

レビュー投稿数15

ショック……と、ちょっと違和感。

鈴木の大躍進からの、すれ違いで会えず……からの、あの公園で!という幸福度マックスのところから、急降下。落差がすごくてかなりショッキングでした。
この二人はつまり男同士云々というよりも、自分が主導権握らなきゃ恋愛なんてできないってことですか……? 話し合うとか歩み寄るとかの余地も一切なしに? それで大切な人を手離してでも?
そこまで強烈な自我なんてものを持ち合わせない私にはイマイチ解せない。帝王はまあ納得かも。鈴木はキューバの男性優位主義育ちだから?
二人とも、ダンスで世界の頂点に立ちたい、観る者すべてを支配したいという闘争心と支配欲の持ち主だからこそ……ってことならば、なんという皮肉なのか。とにかく悲しい。

恋愛面ではそんな辛い展開の中、鈴木のダンスは本格始動。
お父さんを「裏切る」という決意は切ないけど、腹を括って自分を解放していく姿はカッコいいし気持ちいい。
でも、停電のあたりから何だか……鈴木がやたらと人間離れした存在になりすぎている気が。
鈴木が帝王をインスパイアした「神様」っていうところはすごく好きなんだけど、それは杉木個人の心の問題かと思っていた。ここまで超人的なものすごいダンサーなの??? ちょっと付いていききれない自分がいます……

0

はぁ面白い

ダンスシーンの躍動感と、会場の観客の熱量の描写にとても痺れました。

個人的にバレエやダンスを扱った作品はとても苦手なんです。でもこちらの作品は違います。
あっというまに引き込まれてしまいました。
審査員達の葛藤にヤキモキして、結果に歓喜しました。

加えて男性同士の恋愛の難しさ、一筋縄で行かない杉木と鈴木の意識の相違などが浮き彫りになります。

友人のアーニーの言う通りに、杉木は何も想像出来ていなかった事を後から知る事になるのですが、杉木と鈴木の今後が気になって仕方ありません。

1

漫画としてすばらしい

ずっと気になっていましたがなかなか読むタイミングがなく…
いまさら、読破しました。
いや〜… すごい、これは、本当に面白かったです。
BLとかそうで無いとか、そういうのは関係なく漫画として面白く、ぐいぐい引き込まれました。
社交ダンスには明るく無いので、この漫画でいろいろなルールなど知ることができ
その辺りも楽しかったです。
続きが本当に楽しみです。
移籍後は一般誌とのことですが、できれば二人のエロスなシーンも見たいですね…!

2

すげー。青年誌でここまで描いた。

BL誌の麗人から、青年誌のヤンマガサードに移籍して、やっぱ漁場が違うしキスまでで、そこまで露骨なことはできないよね…と思ってはいたのですが。

四巻のアレも描きおろし特典だったしさ。でもでも。

おお、すげえ。ちんこ出た。咥えさせようとした。できなかったけど。

いや、青年誌なので、男女の絡み的なアレなら描写的にエグいのも普通にあるかと思うのですが、これBLだし。同性愛だし。

重要なシーンで、これで恋に突っ走っていた杉に「お前はヘテロだし、体を繋いだ所で一つにはなれないよ。別の人間だ」と突き付けて、もうこの恋は終わり。でも、愛してる。と鈴が語り掛ける。

ここまでずっと一緒にやってきたからこそわかる、心の機微。なんか神様みたいに崇拝してて恋愛感情のなんたるかを勘違いしてそうな杉と、早めに恋と自覚していた、愛と情熱の国で育ったラティーノ鈴。

こっからどうやって巻き返していくのかな。

まだ10ダンスでテッペン取れるほどダンスを極めてない二人なので、まだまだ話は続きますよね。

今後もずっとおいかけていきます。


それにしても。昨今の青年誌は懐が深い…

7

考察が捗る神作品

読みたくて読みたくて読まずにおいたこの作品。絶頂で崖から突き落とされたようで泣く…きっついわ…

4巻では大会が無くじれじれしたところに、これまでにない鈴木田嶋ペアの長尺ダンスです。普段あの感じの田嶋のアキちゃんが、いかに妖艶で美しいかやっと分かりました。杉木プレゼンツ、素晴らしいです。
サングラスに帽子の杉木がちょっとカジュアルで可愛い。そう思わせておいて、血を沸かせる杉木は最高にセクシーね。

ダンスの大会の闇を感じ、ジリジリと胸というか胃が痛い。業界のことは全く知らないですが、これはリアルなのだろうか。すごい世界。

そして終盤。不安に思っていたこと全てを、酷い服を着たアーニーが語ってくれます。なんだよその服、シリアスシーンじゃないのかい!

この恋に早く気づいたのも、その危なさや怖さををより深く理解していたのも鈴木です。恋愛経験もずっと豊富なのではないか。兄としての性質か。今まで語られてきた鈴木の断片的情報が、すべて集結して、杉木への愛がいかに大きなものか伝わります。
別に鈴木だって杉木に対して、プライドをへし折りたいとか、女扱いしたいって訳ではないと思うんですよ。ただ2人とも、頂点に立つことを望む男で、鈴木はダンスで杉木を潰さなくてはいけない。
あとがきにも書かれている通り、杉木のそれは信仰であり恋でもあることはしっかり伝わる。もっと想像しなくては、生身の人間たる鈴木とどうなりたいのかを。

4巻を読み返すと、鈴木の真意はすでに伝えてあったし、想いに差がありすぎるというセリフがのしかかりますね。杉木が言いかけたのは、どう続く言葉だったのでしょう。

※電子書籍ひから カバー裏無し

7

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