【電子限定おまけ付き】【イラスト付き】
作家買いです。
もふもふ和風ファンタジー!
はっきりとした時代はありませんでしたが、江戸とかそのあたりでしょうか……?
町で飯屋を営む受けが、客に手を出されそうになっているところ、イケメン武士が助けてくれます。この武士のイラストがとても凛としててかっこいい。
その後、裏庭に手負いの大きな獣がいたため助ける受け。この獣は妖で、体のサイズを自由自在に変えられます。小さなワンコ姿になったところがとってもかわいい!
だんだん仲良くなっていく受けとワンコですが、あるときワンコの重大な秘密を知って……というお話です。
ワンコのもふもふとのギャップがたまりません。
獣姿でのえっちな描写はないので安心してください。
めし屋を営む睦のところへやってきた半人半妖の不知火丸とのモフモフ和風ファンタジー。
この不知火丸が熊くらいの大きさになったり、子犬くらいの大きさになったりと自由自在のモフモフ。
不知火丸が、割と図々しいというか押しが強いというか、自分の希望をちゃっかり押し通すところがかわいい。
睦が滝壺に落ちてしまった後の描写が萌えます。
(受けが生死を彷徨って、攻めの心も死にそうになる描写萌えがあるので。)
意識を取り戻した後「まだ床に入っていたほうがよいのではないか、どこか痛むところはないか」としきりに心配して、攻め母から「いい加減になさい、鬱陶しい」とたしなめられてしまう攻め。
かわいい。
鬱陶しいレベルで受けを心配してしまう攻め、最高。
初読時、面白かったけどレビューをなんか書きづらいなぁ……と思った作品なんですね。
そして再読したけれど、やっぱりぐわー!!とレビュー書かねば!!みたいな原動力は湧き上がらず……。
なんでだろ?
面白いけど、予定調和というか割とあっさりしてるせいかなぁ?
評価としては星3.5くらいですね。萌と萌萌の中間くらいです。
なんちゃってお江戸もの+ファンタジーです。イケメン侍と可愛いモフモフワンコとカッコいいワンコがでてきます。小中先生はワンコの出てくる作品が多いのでかなりの犬好きでいらっしゃるんだなあと思います。
「イケメン侍」ってパワーワードだなあ。舞台が江戸時代っぽくて受けがめし屋をやっているって、大好きな宮部みゆき先生の江戸時代ものみたいでワクワクしました。ああいう雰囲気でファンタジー要素のない小中先生の江戸BLも読んでみたいなと思います。宮部先生もファンタジーというかオカルト要素のある作品はとても多いですが。
スラスラ読めてしまう可愛いお話でした。
長く厳しい飢饉の年、山に捨てられていた子供、
子供を猟師が助けて、めし屋の主に託す。
睦と名付けられ、物知りのめし屋の主に養育され、主の死後に店を継いだ睦。
陸はある日、美貌の剣士に助けられる。
その後日、手負いの獣が店に訪れて、睦は介抱する、
人語を操る、大きな白い犬の妖怪は、名を不知火丸と告げる。
睦の手料理が上手い、肉の処理が上手いと褒める。
手負いのモノノケを、最初は厩(納屋)、そして母屋にあげて、居候にしろという妖
・・・睦はちっとも不知火丸の懸想に気が付かない。
不知火丸が居た布佐国は、フサフサをカケているのかな。
民話調BL。
小中先生は「めし屋」をテーマにした作品が多い。パターンも似ている
・・というか、それがきっと著者の萌るところなのだと思う。
この物語には、猟師が獲った山の幸のジビエ料理が沢山登場する。
恋に鈍い睦が可愛らしい、面白かった。
一冊で盛りだくさんでした。
イケメン侍とモフモフとスパダリとクスッと笑いと健気と。
お話はハラハラしつつも安心して読めて面白かったです。
不知火丸と睦のほのぼの暮らしも微笑ましく、また別れを悲しむのも切なくて。
不知火丸が美剣士に知らずに焼きもちをやいたり、美剣士の正体を知って、子犬の自分との態度の違いにブツブツつぶやいたり。
お話は王道?悪者を退治してめでたしなんですが、もうなんというかかゆいところに手が届く萌加減なんですよ。
健気で女っ気のない小柄で童顔の受け睦。めし屋の亭主で美味しい料理や家のこと全般一通りできて。
そして攻め不知火丸!ずるいよー。イケメン侍殿様の息子なハイスペックに、実は半分あやかしで美しい大犬で受けをくわえたり背負ったりできて、さらに愛らしい子犬の姿にもなれて。最強か!私もバフっと抱きついたり抱きしめたりしたいよ。
怪我を負って睦に世話になりながらも威厳と気品を保ち育ちの良さから高級座布団を所望するとことか!
そしてまっさらな睦が意外と交わりに積極的で。焦らされ待ちわびてソワソワするのも可愛かったです。
愛する人とこれからずっと一緒で美味しいご飯を作ってあげて、食べられて良かったね!