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誰にも言わない趣味だったのに―― こんな無神経野郎に知られてしまうなんて!! 裏表が激しい王子様アイドル×秘密を抱えるインタビュアー。 秘密のリリカルラブストーリー!
アイドル×インタビュアー
アイドルものかつ女装ものですが、作品のテーマはアイドルでも女装でも無く"二面性"だと思います。
メインキャラクターそれぞれの"二面性"を軸にしたストーリー展開で、どこに焦点を当てたいのか非常にわかりやすい作品でした。
アイドルや女装といった要素はあくまで"二面性"をわかりやすくするための設定といった印象で、芸能界らしい描写や性自認に関する掘り下げなどは殆どありません。
私はアイドルものとして購入したため、その点では物足りなさを感じる内容でしたが、テーマがわかりやすかったので読む上での脳の切り替えはスムーズに出来ました。
平和な世界観で最後まで安心して読むことが出来る作品だと思います。
アイドルとしてキラキラした塁と、ジャーナリストの嶺人。
取材で何度となく一緒に仕事をする仲だが、なぜだがいつも塁は嶺人に絡んできて。。
イケメン、優しい、王子イメージの塁ですが、実はあけすけでざっくばらんな性格。
服装も全然気にしない。
そんな素のままの塁の姿と、キラキラまぶしいアイドルの姿。どっちも本当の塁なんだよね、って嶺人が肯定したところから、二人の関係はスタートしたのかもしれません。
なかなか本音を見せない、あるいは見せることができない嶺人と、そこを勢いでこじあけていく塁の対照的なカップルです。
ちょっと塁の性格がとびすぎかな、という気もしますが、嫌な人が出てこないハッピーなBLです。
ちょっと久しぶりに再読しました。物語性のあるもの、ストーリーにグッと引き込まれるものが読みたい時に効く、早寝先生の作品。
芸能界もの、女装モノには全く興味ない(むしろ苦手…)なのですが、そこは流石の早寝電灯先生!!
苦手要素があるのに、いつの間にか世界観に惹き込まれ、やっぱりこの攻め可愛い、大好きだあ…と一人萌え転がりました。
インタビュアーの嶺人には、誰にも言えない秘密が。それは夜な夜な女装してクラブへ出かけているということ。
自分ではない何者かになれるこの時間が、嶺人にとってとても大切なものなのでした。
ところがある日、いつものように女装して出かけたクラブで、仕事相手のアイドルグループメンバー、塁に出会い、正体を見破られてしまいー
と続くお話です。
自分の秘密がバレて焦る嶺人をからかい、その嶺人が涙を見せると、途端に焦って懸命にフォローしようとする不器用な塁が、なんとも可愛いんですよ( *´艸`)
嶺人は気付いてないけど、好意ダダ漏れで。好きな子泣かせちゃって「ごめん、許して…」とおろおろ弁明してる攻め様に、なぜか萌えまくってしまい、何度もそこだけ読み返したりしてます。
塁の秘密を共有し浮かれてメッセしたり食事に誘ったりするも、すげなくされて拗ねちゃう様子なんかもですね、なんだろう、全部ぜーんぶ可愛く見えます笑
早寝先生の作品に出てくる攻め様は本当にいつも一途できゅんとするし、受け様が本気で嫌がること・乱暴なことは絶対にしないので、安心して読めるんですよね。安心・安定・信頼の攻め様!!✨
嶺人が女装を始めるようになったきっかけや背景など、そういうところも深掘りされていて、嶺人の仕事であるインタビューという要素も、作中でとても効果的に使われています。
最後の「なんでも見せて」のセッも最高に良くて…女装した姿も、していない嶺人も、どちらの姿も知って愛してくれる存在に出会えて良かったね嶺人…と感無量でした。
描き下ろしの独占欲・嫉妬心丸出しの塁もまた可愛いんだーーー!! と、最後まで萌えて仕方ない、大好きな作品です(*´꒳`*)
おもしろかったです。
ただ、読み始めて、え?これ早寝先生?と思いました。
と言うのも、普通(と言ったら語弊があるかもだけど)に読めてしまう。
いつものモチーフが詩的に表現されたり、回想と現在が交互に描かれて筋がわかってくる、とかそういう独特の構成ではなかったから。
しかもアイドルものでファンタジー要素はなし。
読みやすくて、早寝先生のこういう作品もいいですね。
でいて「インタビュー」を通して偽りのない自分を語る、二面性があってもどちらも自分、というモチーフがストーリーに練り込まれていて、ここは早寝先生らしさだなと思いました。
塁が最初から嶺人が好きで、近かったり、かわいい顔を見て悶えたり、泣かせておろおろするのが激萌えでした。
早寝先生のこのタイプの攻め大好きです。
嶺人もああだこうだ言いながら、自分からちゅーしたり「大好きだ」と言ったり、よかった。
ただ、嶺人のもだもだがちょっと説明ぽくくどく感じてしまったところがあったんですが。
でもでも、王子様である塁の悪手とか、失敗とか、ありながらめげずにがんばる姿がおもしろかったです。
女装したままからの脱がせていく(素の嶺人になる)くだりはさすがでした。
塁が独占欲と嫉妬に苦しむところまで、ツボでした。
完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆☆
面白い ☆☆☆☆
内容が好き ☆☆☆
絵が好き ☆☆☆☆
キャラが好き ☆☆☆☆
萌える ☆☆☆☆
アイドルとインタビュアー(編集者)。
うーん。早寝電灯さん好きでストーリーとか設定とかいつもすごいな!と思うんですが…。
これは好みの問題です。すみません、この設定は響かなかったです。
別にそんなに気にすることなくない?自由にしてればいいのに、と思ってしまって。
別に誰に迷惑かけるわけでもないし、趣味の範囲だし。
まあお互いありのままを受け入れてくれて、初対面の時から惹かれ合っていて、うまくいって良かったですね。
