電子限定おまけ付き
砂原糖子先生原作の同名小説のコミカライズ。原作の挿絵を担当された方がコミカライズ手掛けるのは珍しいかもしれないです。
懐かしくなって手に取りました。原作の小説も、ドラマCDも当時好きだったのに、コミック読んでみたらあんまり覚えていなくて、初読のように夢中で読んでしまいました。
3年前のクリスマスの日、突然人の心の声がきこえるようになってしまった余村。
結婚したいと思っていた彼女や、親友だと思っていた職場の同僚の心の声が、実際に口にする言葉とかけ離れていることに驚き怯え、ありとあらゆる人の心を遮断できず、生活に支障を来すようになっていきます。
家電量販店に勤める今は、ある程度その能力にも慣れてきて、人との距離感を保ったり、自身の売り上げ成績に役立てたり、マイナス方面ばかりでもないのですが、別の売り場で働く長谷部の、自分への好意を知ってしまうことをきっかけに起こるお話です。
まずこの能力。心の声はネガティブなものばかりでもないと思うのですが、お話の中ではマイナス面しか語られておらず、聞きたくない他人の心が垂れ流されるのも相当なストレスだと思います。病んでしまうのも、それまでの人間関係を続けられないと思う気持ちも、分かるような気がします。
ここで問題となるのは、それまで聞こえて来たのは悪意ばかりだったのに、恋愛の意味での好意を感じ取ってしまったことによります。余村本人も言っていますが、その能力がなければ長谷部とは普通に友達として仲良くなっていたのでしょう。なまじ聞こえてしまうから、やはりおかしなことになるし、平静では居られないし、そもそも好意を向けられることが能力を得てから初めてみたいなので、新鮮だし嬉しいというところなのかもです。
長谷部の好意が恋愛感情でなければ良かったのにと思ってしまいます。
自分の気持ちがあるなら別ですが、そうではないのに、知らない振りをすることや、思わせぶりな態度をとってしまうことは、どうかなと思う一方で、相手が悪意をもっていても好意をもっていても、距離を保つしかないならば、余村は一生恋愛も友情も育めず、無味乾燥の中で生きていかないといけなくて、それはあまりに淋しすぎるのではと。彼と同じように無理に気持ちを高めて恋する必要もないけど、このままでよいわけはないので、下巻読みます(笑)
コミカライズですが、きっと原作の空気感が表現できてるんじゃないかな?と推測します。
小説は何年も本棚に並んでて、何回もトライしては挫折しての繰り返しです。
こういう作品こそコミカライズはありがたいですね。
一見余村の態度が長谷部にひどいと思えますが、きっと心の中で長谷部が支えでありすがってるんですよね?
ありえなくはない相手からの好意が、今の余村にはそれほど貴重で救われるものなんですよね。
薄幸さが絵からも伝わって三池ろむこさんもお上手ですね。いつも挿し絵で拝見してます。
ところで余村の能力の理由や、いつかなくなるとかもうわかってるのかな?
この作品は人の心が読める余村さん、同じ職場の後輩である長谷部くんの話です。とあるときから他人の考えが読めるようになり、人間不信になった余村さん。そこで出会ったのは自分に好意を寄せる長谷部くん。それから2人の関係が徐々に始まります。
タイトルにも書いたようにまるで初恋みたいなウブさがあります。めっちゃ丁寧にゆっくり展開されます。過激なシーンもないのでBL初心者さんにおすすめしやすい作品のひとつになりました!
ピュアピュアが好きなかたは絶対に好きな作品だと思いますので、ぜひ読んで見てください!!
人間不信だった余村が長谷部の真っ直ぐで純粋な想いにどんどん絆されてしまうのが凄くよかったです。原作小説はみてないけど余村の揺れる心や繊細な内面が伝わってくるろむこ先生の作画はお話をより引き立てているんじゃないかなと思いました☺️ストーリーがかなり好みだったので原作も読みたい!このシリーズの続編もでてるのでまたポストします
原作がすごく好きだったのに
読み始めたら「心の声が聞こえる」という設定しか覚えていなくて
少々ショック・・・
3年前、恋人に結婚を申し込んだ日
翌日目が覚めると相手の心の声が聞こえるようになっていた
口から発せられる言葉と脳に直接響く声が全く違うことに戸惑う
そのことがきっかけで運命が良くない方へ転がり~
華やかな生活から一転
おとなしく目立たないように生活してたところに
癒しだよな~としんみり。
三池さんの描かれる雰囲気がすごくあっていて
これまたよかった。
前後編まとめて読んでいただきたい
