叶わぬ愛の苦しさと美しさを描いた木原音瀬の最高傑作を待望コミカライズ!

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表題作美しいこと 上

寛末基文,33歳,リーマン
松岡洋介,28歳,リーマン

あらすじ

別れた女の服を着て、夜の町を歩き男の視線を浴びる快感にはまった松岡。
ある夜、行きずりの男に乱暴された松岡を救ったのは、会社の冴えない先輩・寛末だった。
不器用でトロいと悪評の寛末だったが、その純粋な愛に惹かれた松岡は
「女装」のまま逢瀬を重ね、ついには恋の告白を受ける。
もう会わない。もう会えない――。初めて知った自分の想いに、松岡は…?

叶わぬ愛の苦しさと美しさを描いた木原音瀬の最高傑作、
若手実力作家による待望コミカライズ!

作品情報

作品名
美しいこと 上
著者
犬井ナオ 
原作
木原音瀬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
KCデラックス【非BL】
シリーズ
美しいこと
発売日
電子発売日
ISBN
9784065207079
3.6

(69)

(25)

萌々

(16)

(17)

中立

(4)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
12
得点
244
評価数
69
平均
3.6 / 5
神率
36.2%

レビュー投稿数12

とてつもない作品

誰にでも読んで欲しいですけれど
BL小説読まない人
コミカライズが食わず嫌いの人
小説の最後まで描かれていない・・という情報から中途半端なら止めとこうと思っている人
こうした方々にも是非読んでみて欲しい。私がこうした人だったからです。
確かに小説の途中で終わっているけれど、ここで終わるのも作品として全然アリです。私にはここで終わっているから「とてつもない作品」として記憶される事になった気がします。それ程強烈なエンディング(下巻の)です。
松岡洋介の台詞は全て読者にも刺さってきます。これ程無駄な台詞が無いキャラクターも凄いです。
下巻最後にその後のショートストーリー(小説)が付いています。これは一安心できる内容となっています。

4

続きが気になりすぎるけど知るのが怖い

原作は読む勇気がなくて何年も本棚で眠っています。コミカライズを先に読んでみて良かったです。
おそらくかなりはしょったりテンポよく描かれているのでしょうが、胸に響きました。

松岡の女装姿と女装姿で寛末にかける言葉。
きっと松岡の確実に本音だろうなと思います。

寛末が本当に良い人で意外と?ねばって、情熱的で浮かれて…。ジーンとするけど松岡のことを考えると見ていられないような、見ててしんどいような。結婚まで考えて…。葉子がどんな姿でも見つけられる構わないって言ったのに…。

下巻も切なそうな予感がビンビンして読むのが怖い!葉子と松岡のことを繋げて考えてみて!

0

ぎこちなさはあるものの

表紙がきれいですね。
それと上下巻ものが好きなので読んでみたいと思いました。

中身は、細かいところで疑問に思ったり、ツッコみたくなる点があり、ぎこちなく感じることがありましたが。
まあ、2人の気持ちはよくわかります。シンプルなお話だし。
引き込まれことはなく淡々と読みました。

途中、松岡が嘘をつき続けるのはダメだとわかっていても女装したまま廣末に会い続けるのがじりじりしました。
気持ちはわかりますが。
松岡のことを思っての行動もあったし。

このまま上巻が終わるのかと思ったら、意外にもあっさり?松岡が男だと廣末に打ち明けたのでやれやれと。

廣末がああなるのもわかります。
どんな姿の葉子でも好きだと言っても、男は考えられないでしょうから(今のところ)

ただ、松岡が男だとバラす時、目の前で女装する過程を見せてあげた方が廣末も読者もより納得できたのではないかと思いました。

下巻でどう恋になっていくのか楽しみです。


完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆
面白い ☆☆☆
内容が好き ☆☆
絵が好き ☆☆☆
キャラが好き ☆☆
萌える ☆☆

0

画像化すると一層切なさが増す

原作同様に、愛の在り方が話題になってるみたい。「本当の自分を愛して欲しい」
BLが嫌いな人には、「性別を超越した純愛」は全くダメな内容らしくて、ジェンダーを考える時の踏み絵みたいな作品なんですね。
読後書評を各所読んで、興味深いものが沢山ありました。

私の感想
コミカライズ化されて、益々感じた松岡の気の毒。

真面目な寛末は「当たり前」な人なので、異性愛を許容できない。実は女装と知ると、去っていく。
去られた後の美しすぎる男・松岡が味わう苦悩は、コミカライズの方がズンとくる。自分も苦しいのに、気遣いする松岡。
騙すつもりがなく、勘違いしたのは寛末だったのにね。

下巻に期待。

0

できれば上・下巻いっきに読みたかった

威張ることでもないんですが タイトルはよく目にしていても活字好きな訳でもなく 手を出せずにいました コミカライズされてラッキー

とは言っても人気作家さんとは存じあげていても ぶっちゃけ 原作・著作どちらの方もはじめましての状態



雨に打たれ野良犬のようにうずくまっていたところを助けてくれた男 知れば知るほどその優しさに惹かれてしまう

弱いところも真面目なところも全部ひっくるめて好きになっていく 相手が好きな自分は女装している男と気づかないまま


ん~ 何回も女装して彼の前にあらわれちゃうあたり 彼との縁を切りたくない 終わらせたくないって思いでやっちゃったんだろうけど

実際そこが仇になってるのが本人には相当キツいだろうな

彼のダメなところも全部含めて支えたい側にいたいってだけなのに 受け入れてもらえないジレンマとか どんな貴女でもすきって言ってくれたそれまでの関係が崩れて 騙した格好になってる彼との……………




そういえば 魚ずきな叔父に1度 魚の食べ方が汚いって言われて 「なにぉおッ!」って見てたら叔父 魚を頭から丸ごと食べて中骨だけ残してて こりゃ敵わねぇなと思ったのを今思い出した( ←おいッ 感想どうなったッ!)

ッと それくらいいいところで切れてるんですよ お話が ( ノД`)シクシク…

2

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