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表題作十二支色恋草子 蜜月の章 4

干伊正隆,神使のお休み処宮司
古万乃胡太朗,猫の御祭神憑き,古万乃神社跡取り

同時収録作品十二支色恋草子 蜜月の章(4)

颯助,十二支,戌の神使
コマ,猫の神使

その他の収録作品

  • 恥じらいとは(描き下ろし)
  • カバー下漫画

あらすじ

戌の神使・颯助と結ばれた猫神・コマだが、”十二支の掟”を知り戸惑い……?
そんな中、前宮司から手紙が!? 大人気和風ファンタジーラブ♡

作品情報

作品名
十二支色恋草子 蜜月の章 4
著者
待緒イサミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
十二支色恋草子
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667510
4.1

(64)

(20)

萌々

(31)

(13)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
263
評価数
64
平均
4.1 / 5
神率
31.3%

レビュー投稿数11

虹悦は規格外の上にうっかりさんで、篝はクールでかっこいい。

 私も大好きなこちらのシリーズ。
新刊が出るのを楽しみに待っていました。

今巻の大将は辰の虹悦と巳の篝。

 まずは虹悦。
さすが辰だけあって、やらかすことがデカイ。
蜜勝が規格外さを自覚しろって叱ってたけど、ホントそれな!

 以前、胡太朗に授けていたうろこがだいぶ浪費していたので、うろこの時を戻そうとして、暴発しちゃって正隆まで若返ってしまう。
ちょうどお休み処の宮司として声がかかった頃の18才。
若返ったタイミングが、胡太朗とベッドでいちゃこらして1発目が終わった時。
胡太朗、そりゃあビックリだよね〜(^o^;)

 その頃の正隆は、自分の気持ちなんてちっともないような、お役目ありきみたいな寂しい人で。
お役にたつのなら、と(18の正隆にとって)初対面になる胡太朗ともまぐわうことにも躊躇なし。
子種をつけるとか、交配とかそんな自分を自分で種馬みたいな言い方(T_T)

 鱗を元に戻せば正隆も元に戻るけど、それには神気が足りない。
虹悦から、正隆とまぐわってほしい、と依頼されても、全く自分を覚えていなくて、役目みたいに行為を正隆にしてほしくない胡太朗。
自分がイヤというより、正隆にさせたくない、という胡太朗の正隆への愛情を感じました。

 十二支一同が集まって相談してるのが見れたのは嬉しかったです。
虹悦が持ちかけた解決策に対して、正隆が否と言えたのがよかった〜(*^-^*)
18才の正隆も今の正隆同様に、胡太朗への独占欲や執着を見せてもらえて、にやにやがとまりませんです。

 そして、この解決策に対してのコマと颯助のやり取りもいい!!( ☆∀☆)
颯助の独占欲と執着までも見れて、きゃーー(≧∇≦)虹悦あっぱれ!
そんな颯助の気持ちに触れて、固まってるコマもかわいいね。
ちょっと前進した2人でした。
ちょっとだけどね。


 正隆と胡太朗の方も、したいからする、という気持ちに。
まだ戸惑ってる正隆に対して、触って、と自分からチクビに手を触れさせる胡太朗(///∇///)
自分から、キスをさせてください、と迫る正隆が、純情でかわいい〜(*´ω`*)
虹悦が鱗を元に戻して、元に戻った正隆は、現状をちゃんと把握してたみたいで、そのまますぐに今の自分に上書きしますね、なんて言ってくれちゃうところもいい(^^)dどんどん上書きしちゃって〜

 ちょろちょろしてたウリズ4人組がとってもかわいくてまさに癒し。
どんな名前をつけてもらったのかな(*^-^*)

 と、そこへ鳩が飛んできて、正隆と胡太朗、コマを前宮司の秀一の所へ誘う。
日付が変わり、大将となった篝や颯助、楠を伴って行くことに。
篝ってば、聡くて頭がまわってかっこいい!
鳩ポッポーって煽ってるコマには笑っちゃいました。
秀一と神使の八尋が願っていた"宮司を選ぶ仕組みをなんとかしたい"
これは次巻へ続くお話なのかな?

 書き下ろしの「恥じらいとは」には、大爆笑(^○^)
しみじみ語る正隆に、つくづく語る楠。
その後ろで、顔色を変えてるそれぞれの相手。
しばらく寝室に出禁になっちゃうよ〜(#^.^#)




3

和風ファンタジーBL 7作目

十二支色恋草子シリーズ通算7作目は正隆が18才になったり、前任の宮司である秀一が登場します。
正隆には辰・巳が憑いています。

身体も記憶も18才になった正隆が胡太朗にも十二支にも他人行儀に接していて切なかったですが、無事に元に戻れてホッとしました。

秀一が提案したお休み処の宮司選定の仕組みを壊すことには大賛成です!
コマがお休み処の役に立てると喜ぶ姿がとても可愛くて、颯助がコマにキスした時は萌え過ぎて悶えました!

颯助✕コマは今巻では抜き合いまでです。
でも、そろそろ初夜も近そうですね…!

シーモアは白抜き修正でした。
18才の正隆と今の正隆のえっちの違いに戸惑う暇もない胡太朗が大変可愛かったです!

0

情報量が多い巻だわ…(∩´///`;).。oஇ

シリーズ通算7冊目。
今回もすごく面白かったーーーーー!!!

十二支の掟はやっぱり曖昧なところあるかな…?
という感想が湧いてしまったので萌え×2ですが、
安定の萌えは沢山楽しめましたヾ(*´∀`*)ノ

今回は動物が揉め事を持ち込むのではなく
人間がにフォーカスが当たって宮司制度の掘り下げが。
はやり神使側と違い、人間はどろっとしてますねぇ…;
情報量の多い巻だったなーと思います。

十二支勢揃いのシーンもあって
いつも以上のワチャワチャが楽しめました(﹡´◡`﹡ )


◆辰憑き

虹悦の力の強さを実感する回。
胡太朗に渡したウロコの修復を行っている最中、
虹悦の力が暴発して、その影響が正隆に…。

なんと!18歳に若返ってしまったのですΣ(゚∀゚)!!

個人的にこういう年齢操作大大好物なので、めちゃくちゃ萌えて虹悦GJでテンション爆上げ(←)初々しい~かわいい~堪らん~~~////とね。ヒャッホー状態で読み進めたんですけど、そんな浮かれる展開でもなかった…;

というのも、正隆が宮司になる前まで若返ってしまい、実質お休み処の宮司が不在のピンチなんですね。力を貰えれば大将月の虹悦がなんとか出来るけれど、宮司としての力が少ない正隆から貰えるのは僅か。だったら番の胡太朗が正隆に…となるけれど、18歳の正隆の口から漏れるのは胡太朗が耳を疑うような切ない言葉ばかり。

十二支に傅き、自分の身を捧げるのも厭わない。
それが例え愛のないセックスだったとしても…。

正隆の孤独時代のエピソードが蘇ってきてホロリ(;ω;)自分の幸せなんて考えたこともない、他人から愛をかけられることもない、そんな時代の正隆を目の前にして胡太朗が戸惑って心を痛めてーーーという展開がとても切ない気持ちになりました。

切ない展開ながらも萌えは別腹(∩´///`∩)
ニヤニヤが止まらなかったーーーーー!!!!!

まず、18歳の正隆が胡太朗へ無自覚に執着するところ!
十二支達が親心のような気持ちになっているのが笑えるし、
全て他者の意のままに生きてた正隆の初めての我が儘で。
ニヤニヤキュンキュンウルウルなんですよ~(;////;)

若返った正隆と胡太朗がエッチするとき、
恥じらいのある初々しさが新鮮でめちゃくちゃ萌えました///
(途中で元に戻ってtんkデカくなるのも最高です!!!←性癖)

あとあと!
お休み処の危機にコマがなんとかしようとして、
颯助がド嫉妬むき出しで阻止するのがもうッ!(語彙消失)
交尾じゃないと言いつつ"直触り"だよ(ハイ来た!)
颯助とコマのtんkに、はわわわパニック(ガン見)

十二支勢揃いで目の保養になったし、
ウリ達が可愛くて癒やされましたヾ(*´∀`*)ノ
虹悦が何かとやらかすところも人知を越えている"龍"みがあって好きですv

◆巳憑き

正隆の前任宮司が登場します。
いろいろビックリしたし情報量の多さで頭が…。
話の筋が見えにくかった印象でどう書いて良いのか…。

えーと、まず。基本宮司が退任するときは命を終えたとき。けれど前宮司は神使と番になったことで存命中に任を解かれたという状態。なので前宮司はお休み処に近づけないし接触することも禁止されています。

今回正隆が若返って結界が緩んだ隙に接触を図ってくるのですね。耳障りのいい言葉を並べているけれど裏が透けて見える。十二支はあまり良い顔をしなかったけれど、ちょうど情に流されない巳憑きに移ったので真意を確かめにーーーと展開します。

うううーん…。
このお話だけならぶっちゃけ萌え辺りかなぁ。
よくわかんなかったという感想です。

宮司制度は倫理的に色々難ありって感じなんでしょうね。
やんわり触れただけですが、正隆も前宮司も辛い思いをしてきたんだなぁ…と。

前宮司が人間嫌いで神使と心を通わし番ったのも、
感情表現が鈍いところも、
正隆が時々世間ズレしているところも、
人間側のドロッとしたものの中で育った影響なんですよね。

で、前宮司は邪心に捕らわれてしまって。
巳憑きの力でなんとかなってよかったです…?(って話だよね?)

本筋はさておき。
コマがものすっっっっごく可愛かったです!!!
お休み処のために役立ちたかったんだねぇ…(ホロリ)
颯助を拒否する理由がなくなったので交尾する日も遠くない…!?ヾ(*´∀`*)ノ
続きが楽しみすぎるッッッ!!!

描き下ろしは攻めズがフェ○について語ってましたw
カバー下は癒やし度満点…!+゚。*(*´∀`*)*。゚+

3

どこもかしこも愛がいっぱい♪

大好きなシリーズなので、発売をそれはそれは楽しみに待っていました。何と言っても気になるのは、颯助とコマの進展具合ですね!そろそろ2人のイチャイチャ甘々が、見れるのでしょうか…。

主役の2人は今回もお腹いっぱいになるぐらい、これでもか!とイチャイチャしていて大満足です。途中正隆が若返り、胡太朗を忘れるなんてハプニングもありましたが。…が、記憶がなくても十分発揮される独占欲に、ご馳走様の言葉しか出てきませんね。

そして、肝心の颯助とコマです。イチャイチャまではいきませんが、徐々に颯助を受け入れて素直になってきてるコタが、可愛すぎて悶えます。颯助のいつもあっけらかんとした性格と、考え過ぎてグルグルしちゃうコタとはお似合いに思えて、ホント早くイチャイチャが見たいですね。

今回は楠カップルに加え、前任者のカップルまで登場して、どこもかしこも愛がいっぱいでホワホワしました。悩み事も、イチャイチャしてるようにしか見えないし。おまけに、ウリ坊たちが可愛くて癒されました。
また声を大にして言いますが、このシリーズが大好きです!次巻も楽しみに、待っています。

3

癒しのウリズ。注ぐ愛情の糧はそれぞれに。

1巻に主役の干支神使と、ゲストキャラクターが出て来るのがセオリーなんだけど、ずーっと出ていて、脇キャラだったウリボウ達にもスポットの当たる回。いつも4匹、あるいは4人の子供の姿で お休み処の癒し、またはお手伝いをしていたウリズ。素直な彼等は、宮司になったばかりの正隆が拾って眷属にした魂だった。
彼等はその恩もあって、とても正隆に懐いている。前半は実はトラブルメーカーだった紅悦が、正隆だけの時間を巻き戻してしまうというトンデモ。記憶も身体も18歳に戻ってしまった正隆は、宮司に成り立てで。もちろんコタと出逢う前なので、コタを知らない。
元に戻すにはコタと交尾するのが手っ取り早いけど、コタにとっても、18歳の正隆にとってもそれは「知らない人」なのだ。
新作の出る度に、「蜜月の章」以前の1巻、コタとの出逢いから読み返す羽目になるんだけど。その1巻で、出逢った頃のコタは料理が出来ない不器用さんなのである。正隆に習って、やっと卵焼きが出来る程度だったのが。正隆に習って、正隆の好物を作れる様になっていたり。ウリズが大好きだという、ウリボウを可愛くケチャップで描いたオムライス。正隆と過ごした年月の中で、こんなにも料理が上手くなっていた、という。時の流れについ。目頭が熱くなってしまう。
宮司なり立てで真面目で一生懸命な正隆青年は、「お役に立ちたい」からコタを抱くと言う。正隆の愛情を疑ってはいないけれど、その真摯さに寂しさを覚えるコタ。
でもきっと大丈夫。コタも正隆も。どんな姿になっても。記憶が無くなっても。何度でもまた恋をする。それは2人だけの運命なのだから。

そんな2人を横目に、少し、また少し、身体も近付いて行く颯助とコマ。
はい。まだ、です。

後半は巳憑き、篝の出番。鳩の神使・八尋に呼ばれて、宮司の前任者である秀一の家に来てみれば。彼等もまた宮司と神使の番いであると言う。互いに想いあっているものの、正隆とコタの様に「憑きもの」同士の恋人たちでは無い。どちらかというと、楠と清忠に近しいということか。また、秀一は、代々宮司として選出される人間たちの、勝手な選者たちの仕組みを変えたいと申し出る。正隆は孤独な子供だった頃を思い出して、宮司に選ばれて今がある事を感謝しているが、確かにそこに自分の意思は無く、選ばれ、連れてこられたのだ。
それは果たして正しい事なのか。秀一の主張と、この物語の設定に立ち返る物語。
結局は秀一も、子供にしか見えない八尋との恋の前に、ただ1人の男であったのだけれど。
描き下ろしも含め、恋人同士と言っても、まだ未通の2人、というか経験の無い八尋にエッチ指南をするエロエロ楠や、正隆。全編通してエッチぃんですけど、颯助とコマ、詔とイケノなど。未通の者も意外といるし、恋人のいない神使もいるんですよね。
十二支の出番も等しく無いし、まだまだ続きも気になります。ゆっくり進む颯助とコマも楽しみだけど。新たな恋人たちの物語もとっても楽しみ。

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