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オールドファッションカップケーキ with カプチーノ

old-fashioned cupcake with cappuccino

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表題作オールドファッションカップケーキ with カプチーノ

外川実
29歳,野末の部下,年下彼氏
野末草苗
39歳,愛され系上司

その他の収録作品

  • あとで、のまたあとで。(描き下ろし)

あらすじ

結婚してって、言ったよね俺。

付き合いはじめた野末と外川。いっしょに過ごす日々。
年下彼氏が可愛くてたまらない野末は、無自覚に愛しさをふりまいている。
そんな野末に満塁場外ホームランを打たれまくりで嬉しい外川。
ある日、同僚・柿谷に、外川が野末のネクタイをしていると気づかれて…
部下が上司のネクタイなんか普通しない──。
浮かれて舞い上がっていた自分に気づいた野末は…!?
人生のハッピーエンドは、一度じゃない…かも?な、第2巻!

作品情報

作品名
オールドファッションカップケーキ with カプチーノ
著者
佐岸左岸 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
オールドファッションカップケーキ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813032823
4.5

(654)

(485)

萌々

(94)

(45)

中立

(13)

趣味じゃない

(17)

レビュー数
72
得点
2949
評価数
654
平均
4.5 / 5
神率
74.2%

レビュー投稿数72

一つずつ積み上げて進んでいく

付き合ってからの2人の物語

共に朝を迎えてえっちもしたことがあるはずなのに、野末さんが可愛い
関係を進めてから砕ける年上上司、とても好きです
様子を伺って決める時は引っ張ってかっこいい面を出していた年下部下が、可愛いをたくさん見せてくるのも、好きです

2人だけの世界では順調だけど、一歩社会に出るとふとした行動で関係が周りにバレるのではないかと今までの自分の常識と違う関係だから野末さんが会社で色々考えちゃって1人で空回りそうなのも、野末さんの本心を壊していく外川くんもどちらもキュってなります
2人ともお互いが大事だからの会話があって、なおさらキュッとなります
そして、訪れる初めての喧嘩が作中の言葉の受け売りですが、二度目の思春期でなんがか懐かしさも覚えます
ですが、しっかり大人な2人の話なので、着地点までお互い言葉を重ねる様子が安心要素です

外川さんの転職は野末さんとの関係が原因ではないけど、きっかけの一つであることは間違いなくて、前作で一生一緒にいるためのステップなのであれば外川さんは未練はあっても後悔はないのだなと
野末さんも色々言い訳をしていたけど、自分の身近な味方に気がつけたのでしっかり前に進むための会話を怖がらなくなったのだと

本巻読み始めの外川さんは年下ならの可愛さが全面に出てるのかと思いきや、前作の時に感じたカッコよさも残っていて、むしろよりカッコよくなっていました
野末さんは引き続き悩むシーンもあったけど、しっかり可愛いを更新しつつ、こちらのかっこよさもありました、でも可愛いが上回りました
旅行先の橋の上で言葉を紡いで抱きしめ合う2人に胸が熱くなり、ページを進めて一緒に暮らして、野末さんが下に名前で呼ぶシーンでちょっとうるっときてしましました
最後の野末さんから外川さんに指輪を渡すシーンはどちらもカッコよくて、可愛かったです
最後の最後に外川さんも野末さんの事を下の名前で呼ぶことができましたね、ニヤってなりました

引き続き本編中のえっちなシーンはないです
書き下ろしのえっちなシーンを、本編ラスト一緒に暮らして野末さんがプロポーズした後に読むと、2人の同棲までの過程を想像してちょっとニヤつきます

年齢を重ねた2人が見えるラストに満足感を覚えで本を閉じました
調べたところ、この作品の後に短編が発表されているらしいので、機会があればそちらも読めると嬉しいなと思う作品です

0

野末さん、めんどくさい。。

本編はなんとなくくっつくまで、でしたが、こちらの続編は覚悟を決めて恋人になるまで、という感じでした。
しかし、野末さんが、かなりめんどくさい感じであれこれ悩んでいる巻でしたので、私にはちょっと合わなかったです。すみません。。

男同士、そして部下という社会的な関係の中で、恋人同士にはなれないと悩む野末さん。
野末さんは、みなからかっこよくて仕事ができるアラフォーと崇められているのですが、お仕事描写そのものはあまりなくて、そのキャラが今一ピンと来ないくらい、ずーっと乙女で怖がりでくよくよしていたなあ、という印象です。

逆に転職を決めた戸川がかっこいい。
この恋はひとえに戸川で成立してるな、と思いました。

そういえば、1巻では台詞に句点があってちょっと違和感があったのですが、この続編では普通になっていたような。
やや台詞がぶつ切れで読みにくい印象がありました。辛口ですいません。

1

甘い大人のおとぎ話

シリーズまとめて読んだので感想はこちらに。

同じ楽な事を選ぶ繰り返しの毎日が少し憂鬱な39歳会社員の野末。ちょっと無愛想だけど信頼できる10歳下の部下外川と、ひょんな事からパンケーキを食べに行く事に。そこから始まる野末のアンチエイジング作戦。その裏にある外川の野末への想い⋯。
真っ直ぐで一途な若い外川の勢いに惹かれながら上司である野末さんが臆病になっちゃうのも、四十路直前の焦りとか戸惑いとか色々わかりすぎる。
でも野末さん普通のアラフォーおじさんとは全く違って、すごく可愛いし素敵ですから!好きって言葉の重みと尊さ。愛おしすぎる二人。

普通の部下と上司なら休みの日にまでわざわざ会ってご飯食べないし、家に行ったりもしないし、一緒にいてそれが心地良い時点でもう特別な存在なんだよね。
withカプチーノでは同僚にバレそうになった野末さんが怖くなっちゃうけど、それはお互いを守りたい気持ちからで。大事なもの程失うのは怖い。相手の人生の全てになるって、すごい事だよね。外川くんのストレートな言葉がとっても響く。
おとぎ話のような大人の男同士の恋物語は、すごく甘くて胸に沁みた。

0

深く考えさせられる作品

これまで沢山作品を読んできましたが、他とは少し雰囲気の違った、丁寧で繊細な作品でした。

設定が特殊でなく、ぶっ飛んだ話でもないので
どこかで本当に彼らがいるかもしれないと感じるぐらいにリアリティに溢れていました。
また、作中の彼らの会話や考えが刺さることばかり。
特に外川ですが、彼がぽろっと野末さんに話す言葉がどれも深く、お気に入りの言葉たちが多いです。
どうすればこんなにキャラクター達の中身を感じられる言葉選びをチョイスできるの…と実感しました。

0

お互いの未来を考えて

ゆるくて優しくて、でもふとした時に差し込まれる現実的な部分が胸をうちます。

1巻だけでも満足度は高かったですが、続編を読むことによってキャラそれぞれの性質がよくわかり、物語の解像度が高くなりました。

どれだけ身体が老いていったとて、自分の精神も同じように歳を取っているとは限らない。
久々の恋愛に浮き足だって、ふとした時に我に返って現実を痛感する。
そういうことは、あるよな〜と共感します。

そこで逃げたくなる気持ちもわかる。
でもちゃんと向き合えて良かった。

1つ壁を乗り換えた2人のその後、読みたかったなあと今でも待ち続けています。

1

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