SS付き電子限定版
恋はマジックよりも奇なり!? 社畜リーマン×マジシャンの、 種も仕掛けもない運命の恋♡
読み終わってから『カメ恋』の作者様と知ってビックリ!作画が違う!目が似てる?ぐらいで、言われないと読んだだけでは同じ作者だと気付かない!
発売期間2年しか空いてないけど好みが変わったのか、ワザと変えているのか…とりあえず驚き!
『カメ恋』もそうでしたが、言葉選びが素敵だなと思いました。
能勢さんの口説き文句も素敵だし、寛二君のちゃんと叱ってその後フォローもするのも、どっちも人たらし。どっちかが相手に寄り掛かって比重が傾いていくわけでもなく、お互い支え合ってお互いの仕事を尊重し合っているところが良かったです。
能勢さんのガッツいて余裕ない感じたまらん。それにしても躊躇いなく前触れもなく手出すw
しみました。
名言の数々。
イケメンバツ一リーマンとフリーターマジシャン。
夢をあきらめない力をお互いからもらって。
大人とは?特別とは?
ページを切り取って壁に貼っておきたいくらいです。
能勢が何かと距離が近いですね!めっちゃ口説いてる!エッチの時にハアハア言って興奮してるのも良き!
二人で答えを見つけあって、夢を叶えて世界中を飛び回って、自信がついたり口を出しすぎたり。早めにリタイアして早く二人でラブラブ隠居生活もいいですね。
能勢のキザさが癖になります。
華やかで楽しい作品が読みたくて、表紙のイメージで選びました。
でも思ってたのとちょっと違ってて、心情の深さ、そしてワールドワイドまで拡がる世界観に少し驚き。
自分が歯車だという虚しさに立ち尽くすリーマンの能瀬。
その能瀬の姿を自殺⁉︎と勘違いして必死に止めようとするカフェバイトの寛二(ショウ)。
この2人の出会いから、雪崩を打って世界を飛び回る2人になっていくストーリーのスピード感やスケール感がなんかすごくて。
正直置いてきぼり感…
いや、ポジティブで、当初の「華やかで楽しい作品が読みたい」という希望にばっちり合ってるんだけど。だけど。
スピード感重視だったのかなぁ。とにかく能瀬の寛二へのアプローチとか性的接触とか色々早すぎません?
ここに目を瞑れば、2人ともお互いの存在を力として一念発起、自分の夢を追い、実現させていく、そして2人それぞれが世界を駆け回り…っていう展開は胸アツではありますが。
また、2人それぞれ。つまり遠距離というか休みが合う時に世界のどこででも会いに行くっていうフットワークの軽さもいい。憧れますね。
「社畜とバイト」から「CAとイリュージョニスト」になった2人。正に恋のマジック!
すごくよかった。
厘てくさんの作品は、ちょっといっちゃってる変な人のキャラが立っているイメージでしたが、これは、自分のキャリアに迷いを持つもの同士が出会い、お互いの人生を変え&変えられ、二人で本当の人生をつかみとっていくお話。
迷いながらも恋と仕事に真摯に向き合っていく人たちはすがすがしい。
イケメンリーマンの能勢さんは、一見何の苦労もなさそうでいて、若いときに夢を諦めた過去があった。柔らかな物腰だけれど、どこか醒めたようでもある。
一方の山田は、マジシャンを夢見るバイト。とにかく明るくて元気いっぱい。でも将来に不安を頂いている。
最後の展開、特にマジシャンの世界での成功は実際には難しいのかもしれなくて、少しお話チックではありますが、恋と人間模様が丁寧に描かれたよい作品でした。
そんな二人のお話でした。
今後の作者さんの作品にも大期待です。
手品が得意なフリーターとリーマン。偶然の出会いから、能勢の強引なアプローチが始まります。基本がハイテンションな明るい作品でした。
能勢はこうと決めたら即!ってタイプっぽい。プロポーズも早かったですが、退職も早い。寛二に影響を受けたにしてもすぱっと決め過ぎで、悩みや葛藤が見えないまま展開だけがテンポよく進んでいきます。寛二は流されてるな~という感じでした。
でも気付いたときには二人は出来上がっていたような…。全体的にふわっとしてて何が決め手になったんだかよく分かりませんでしたが、印象に残るシーンはとても多かったです。
Hシーンは最後の1回だけで良かったなあ。寛二の気持ちを聞く前に何度も手を出しまくる能勢に違和感しかありませんでした。
終わり方は夢があって良かったと思います。