電子限定特典付き
嫌味な身代わりが俺を失恋ごと――拾って絆して抱き潰す
いや〜、電子発売日ずらしは本当にきついですね。
てっきり、紙と同時かと思っていたので、相当待ちました。もう少し、この販売方法がどうにかならないものかな〜、と思ってしまいます。
さて、大学時代からの親友に長らく片想いをしていた、親友との間でいわゆるバームクーヘンエンドを迎えた弁護士の受・北島。
そして、そんな北島に実は一目惚れだった、という可愛いところのある、イケイケそうな見た目に反して、結構北島に尽くしているような年下なSEの攻・穂高。
お堅そうな北島と、どことなく軽そうな穂高では、出会うきっかけもなさそうなんですが、お互いをちゃんと認識したのが、北島が傷心中の結婚式帰りの電車、というのがまたいいですね〜。
一人で、静かに親友との思い出に耽るようなタイプにみえる北島ですが、一人だとずぶずぶハマりそうなキャラクターなので、穂高にキャッチされてよかったなぁ、と思いました。
親友に声が似ている、という理由で、親友になりきって北島を抱いてあげる穂高が、いじらしくて可愛いですね〜。
それに甘えて、親友の名前を呼んでしまう北島も、いじらしいけど、残酷ですよね。
そんなふたりが、少しずつ、穂高にいたっては、最初からぐいぐいなので、北島が少しずつ穂高に絆されていく様が、えもかったです。
電子版でいう、195ページ目の2コマ目の北島の表情が、めちゃくちゃ最高なので、是非見てください。永久保存版。
えっちシーンも、たっぷりあって可愛さ増し増しです。
穂高が、仕事柄色んなところに拠点を移していく生活なので、この先、ふたりの関係がうまくいくか気になる…!!!という意味でも、続編是非読みたいです〜!!!
歳をとったら経験も増えて、新しい人に会っても昔良かった人と比較してしまいがちだし、誰かの代わりのポジションにスッポリはまったりする。
でもそれが、一緒にいる時間を経て、いつか自分にとって何にも代え難い人になるというのは素敵なことだよなぁとストレートに思いました。
オルタナティブから、本気で好きになっちゃう話は好物です。
ちょっと職業上ハラハラする展開があって、色々推測しながらぐいぐい読めたのでそれも良かったです。
あと、受の恥ずかしがり方とか攻のこと好きっぷりがツボ....
正直なところ、攻め受けのキャラビジュだけでいえばあまり好みではなかったのですが...
読んでみたら物語が想像以上に良くて、完成度が高く大満足でした。
弱っている時になし崩しにセフレになった相手。
片想いの相手の身代わりに関係を持つ、なんてのはよくある展開だと思います。
けれどその後の2人の心の通わせ方が、たまらなく丁寧で萌えました。
最初は押せ押せな攻めのターンにより、口では抵抗しつつもゆるゆると流されていた受け。
そんな受けが自ら決意し行動し、攻めの元へ向かうところは読み手のボルテージを最高潮に上げてくれます。
攻めのワンコ攻め具合に萌え、受けの愛され具合に萌え。
萌えの嵐でした。
けれど愛されるだけではない、きちんと会話を交わして関係を築いていくところは、他の流されとは違う大人な恋愛だと認識させてくれました。
本当に買って良かったとおもいます。
セフレから始まる大人な関係が好きな方にはオススメです。
特にグイグイくる年下攻めに絆されていく年上受けが好きな方には是非読んでほしいです。
受けが長年片想いをしていた親友の結婚式の帰りに引き出物を電車に忘れようとしたら、攻めに声をかけられて物語が始まります。
初めてのセックスは親友の名前を呼びながらますが、それ以降はちゃんと攻めの名前を呼んでいます。
少しずつお互いのことを知り、惹かれ合っていく様子に胸がキュンとしました。
受けが嫉妬から自分の気持ちに気づいたり、長年の片想いが既に過去になっていることに気づいた時はあまりの可愛さと尊さに萌えが爆発しました。
攻めは敬語で話し、年上を立てているところに好感が持てます。
受けを茶化してわざと怒らせるところや元カレが出てきて気まずくなるところは年下らしい可愛さがあり、絶対に受けを落とすという気概が最高に良いです。
もっと続きが見たくて、先生が出している同人誌も買ってしまいました。
もし続編がでるなら絶対買おうと心に決めています。