Renta!限定版
「貴方の側を離れるつもりはありません」
新刊発売に合わせ、シリーズ上下巻一気読みです。
読後、なんともいえない余韻に包まれる美しい物語でした。
大きな感情の波に襲われるとか、そういうものはないんですが、静かに心に沁みてくる感じ。
そういえばタイトルの「タングステン」って、なんだろう?と思っていたら、先生のあとがきに説明がありました。
なんと、スウェーデン語!で「重い石」という意味で、原子番号74の金属元素の一つであり、電球のフィラメントに使われているとのこと。
発電事業がテーマのこの作品にぴったりで、なるほどと納得のタイトルでした。
”雛鳥”と亮二に言われてしまい、一度は亮二のもとを離れることを決意したエド。
早く二人、心も結ばれてくれ〜〜!と思っていたので、大団円は嬉しい限り。
先生も書かれているように、今後は末長くイチャイチャ、ラブラブして欲しい!
そして、長く亮二に絡み付いていた中原の、あの結末、、
エド一家に対して許されないことをしたのだから当然の報いでもあるように感じるけれど、なんだかとても悲しい気持ちに( ; ; )
自分を刺した妻をそっと抱き寄せるラストが切なく痛々しかったです。
メインカプ二人の恋路も気になったけれど、なんだかこの中原というキャラが自分にはとても印象深かったです。
新刊では二人のイチャイチャが見られるのかな?これから読むのが楽しみです◎
亮二にとってエドがなくてはならない存在になり、その辺りの心情を丁寧に描いていて上巻より良かったと思いました。
ただやっぱりエドの年齢設定には違和感があったなー。年下攻めと言っても、実際は高校生くらいの年齢の子どもなんだよなーと思うと複雑な気持ちに。
また下巻では亮二の過去と中原との関係性も明らかになりましたが、現在連載中の過去編でここが詳しく描かれてますね。辛い(泣)
過去編を少し読んでしまっていたせいもあり、中原の最期(なのかな?)がちょっと気の毒になりました。奥さんとのわだかまりが解け幸せに暮らしてほしかったな。中原が、というより奥さんが可哀想に感じてしまいました。
とにかく攻受どちらも顔が美しい。体系も細すぎずガチムチ過ぎず、理想的でちょうどよい(首が太いのが苦手で)。
特にスーツのベスト姿が堪らなくいい!今は見かけないスタンドカラー風なシャツ、イケメンが着ると様になるなあ、そそられます。
お互いがお互いを必要としてる主と側近の関係性が良く、
ハッピーエンドで、綺麗に纏まってます。
ストーリーは純文学のような、わかりやすく読みやすいです。太宰治的な展開もあり、小説も良いかも。
時代背景や当時の水力発電の事をよく調べたのだろうと思います。
オマケページのデフォルメがかわいくてほっこりします。
あまーーーい(ノ´∀`*)♡
なんだ最後のあの甘い感じわ
こっちが照れるわw
さてさて
水力発電作業云々から
過去の引っ掛かりであるオッサンとの話
数奇な巡り合わせを辿った3人の行く末は
というところですね。
なんだろうね。
受のあの空気感の変わりようがなんとも言えない
むず痒いというか、愛らしいと言うか。
心許すとそうなるのか
そう甘えてくるんか思うと攻じゃないが
トキメイて一晩中盛りたくなる気持ちもわかるわ(笑
始めてみたものを雛鳥の如く
それは自分のことと攻のことを重ねてたんだろう
ていうのもまた良きでした。
オッサンに関しては
薄暗い部分もおおいし、受を事実上救ったとはいえ
やっぱり気持ち悪いという気持ちがぬけなかった
思ってた以上に攻が絶倫なのには笑うしか無いが
恋人という関係になっても
受を甘やかして大事にして世話を焼く姿が
どうにも微笑ましくて良かったです。
ラストの同衾ネタも可愛いのこの上ない(笑
良かったね!
まあ色々あったのですが、エドの献身で工事も村への電力の供給も無事に進みそうですね。
中原は典型的な人物ですね。最期も亮二に知られることはないのでしょうか。
エドの出自も気の毒ですね。中原…、罪な男だこと。
エドが亮二と出会えて本当に良かったです。
雛鳥が親だと思いこんでるとか、一人で見聞を広めるとかどうでもいいんだよ!好きなら遠回りしなくたってそばにいりゃあいいんだよ!
そしてこれからもずっと二人で。