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離婚(わか)れたあなたは運命の番(ひと)

wakareta anata wa unmei no hito

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表題作離婚(わか)れたあなたは運命の番(ひと)

伊藤英汰,TTモバイル社長でアルファ,明臣の元夫
皇明臣,すめらぎ製薬の御曹司でオメガ

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

αの英汰とΩの明臣は元夫婦で、現在は犬猿の仲。今夜もパーティーで鉢合わせした二人は、言い争って子ども達に呆れられている。だが実は、明臣は英汰に復縁を迫られたかった。プライドが高すぎて結婚中も気持ちを伝えられず、子作りという名目でしかセックスできなかったような明臣からは無理だ。モテるのに独り身の英汰も未練があるのでは?と思いたかったがーー。鈍感α×意地っぱりΩ+子ども達の最高のやり直し婚。

作品情報

作品名
離婚(わか)れたあなたは運命の番(ひと)
著者
鹿嶋アクタ 
イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784778133290
4.1

(78)

(39)

萌々

(22)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
10
得点
317
評価数
78
平均
4.1 / 5
神率
50%

レビュー投稿数10

オメガバだからこその勘違い・すれ違い

この本をよんでいるうちに、先日経験したわたくしごとを思い出しちゃったんで、まずそれについて書きたいんです。前置き的な部分が長くなっちゃうんですけど。

私、お仕事がらみで、利害の異なるAとBの間を仲裁、と言うか、調整をしなきゃならない事になりました。で、先日Aの人と『それぞれの言い分をどこまで妥協できるのか』というお話をしている際に『勝ち・負け』という言葉が口から出ちゃったんですね。『妥協する点の多い方が負けで、少ない方が勝ち』っていう意味だったんですけれど。そしたらAの人から「Fさん、仕事は勝ち負けじゃあありませんから」と苦笑されちゃったんです。

「いや、勝ち負けだよ」ってあたしは思うんです。
口には出しませんがね、大人なんで。
「人生のほとんどが勝ち負けで説明できるんだよ」って。

そんな私は、このお話の明臣に激しく共感しちゃうんですよ。
相手に惚れさせたい。
相手が大したやつであればあるほど勝ちたいから。
明臣も英汰も大企業の御曹司。
生まれ育ちが良いだけではなく努力家で、コミュ力も半端ない。
で、自分の力を自覚している。
だからこそ『努力と勝利が合言葉』なんです。
勝たねばならんのです!

ふたりの意地の張り合いがとてつもない可笑しみを生み出すことや、最終的に子どもたちの機転で元鞘に納まるなど、古き良きアメリカンコメディを踏襲しているなぁ、と思います。読んでいてとても楽しいし、笑える。

それだけじゃなくて、私、笑いながら結構考えちゃったりもしたんですよ。
ジェンダーについて、考えたのね。
なんでそんなことを考えたかと言えば、やっぱり男性同士だから。
『受ける』方が『守られる者』という常識が、この物語世界の中でも存在しているんです。
明臣は英汰に守られたい訳じゃない。
でも、アルファがリーダーの特性を持つ者ならば「守りたいのだろうな」と察することができるほど、明臣は聡明なのです。お話の途中で「華奢なオメガの方が良いのかな?」なんて思ったりもして、傷ついたりもします。

でもそんな弱気を自分の矜持で振り払い、突進し続ける明臣……
これはある意味、いじらしいよ。
常識が求めるものとは違った意味で、可愛いよ。
そして最後に気づくのは「この人になら負けてもいい(ただし、時々)」。
これって『愛の発見』ってことだよね。

強気受けがお上手なアクタさんにピッタリのお話だと思いました。
いやー、面白かった。

5

プライド高すぎ!意地をはりすぎ!

はじめましての作者さんです。
なんというこじらせ。
あとがきにあるように、何度も「おまえらもっと話し合えよ」と言いたかったか。

明臣、まず父の言葉をちゃんと最後まで聞きなさいよ。曲解しちゃってその後の人生ものすごく遠回りしてからに。
高すぎるプライドに素直になれず、英汰相手に勝手にどんどん可愛さ余って憎さ百倍になって。

英汰、ちゃんと伝えなさいよ。こちらも言葉足らずというか、つまりそういうことなんだよみたいに省略しちゃって。

こじらせて言葉も足りず新婚初夜や二人目の妊娠出産の場面は見ていて辛かったです。
なぜ明臣はそこまで破滅へ突っ走るのか。臆病でプライドが高くて仕方ないなあ。

子供たちがとっても可愛くてキューピットで。
冒頭のオメガに終盤に引っ掻き回される事件も必要でしたね。

もう明臣が意地を張って。確かにエベレストのようなプライドを持つ資格があるんですがねえ。英汰も努力の仕方が本人に伝わってなくて伝える気もなくて。

もうこれからはちゃんと仲良くしてね!
オメガ受けが弱々しくなくて、子煩悩で、意地っ張りのこじらせまくりで新鮮でした。

外商の杉田さん!どこまで仕事するの!

優しいオメガバースの世界でした。

0

やり直し婚 ラブコメディ

初読み作家。
すれ違いの積み重ねで、お互い素直になれない。
利口な娘が鎹になって、再婚させようと頑張る。

頭が良いけど、性格がどこか幼くて親になり切れないオメガの明臣。
表に出さないけど、明臣に振られたトラウマ持ちのアルファの英汰。
考えすぎて、妄想に振り回されて、すれ違う二人が凄く面白かった。

あんまり面白かったので、他の作品も読んでみたいと思うほど。

0

焦れったすぎる両片思い

あらすじ的にケンカップルか???と思いきや、攻めは受けにベタ惚れで受けはプライドの高いツンデレな両片思いカップルだった。

攻めが「受けは自分を好きじゃない」を前提に行動していたり気を遣いすぎて全部が空回りしたり誤解に繋がっていくのがもはやコントだった。
お互いに初恋で一途に童貞同士だったのに本当に焦れったい道のりでした。
スパダリアルファが初夜まで童貞なの萌えますね。
初デートで童貞には刺激が強いとか言って湯上りの受けが直視できなくなってる攻めが可愛かった。
やっとこさ思いが通じ合った時に二人して顔をくしゃくしゃにして泣きながら抱き合ってるシーンも良かった。思いが通じて泣く攻めが性癖なのでたすかる。

7

すれ違うにも程がある(笑)

運命の番で結婚して子供も二人もいるのに両片思いの末離婚してしまう二人
ある意味タイトルまんまの二人が出会い結婚して分かれて再び結ばれるまで

本人も周囲もアルファと思って育っていていたのに突如Ωだと判明する
…と言うのはある意味よくあるパターンだと思うんですが
このお話でちょっと違うのがこのアルファだと思っていたΩ君は大人になってもほぼアルファ的能力と外見を保っていると言うこと
これは斬新でとてもよかったです

また永遠に繰り返される両片思いのすれ違いも
オメガ君がなかなかすごいいじっぱりなんですが
それは彼がオメガであると知らされた時オメガだけどアルファには負けないと言う矜持を強く持ち
その意思を持ち続けているからこその意地の張り方だったり鈍感さだったりするので
ちょっと鈍感すぎるところも目を瞑ってあげます(鈍感と繰り返したくなるくらい鈍感君です)
アルファはアルファで全力でオメガを愛しているのにこっちは言葉が足りない
でもオメガな彼を人として敬っているからこそ
一途に相手を想っているからこその言葉なのでこっちも仕方ないんですけど通じない!
というか言葉足りなすぎる!

どこまですれ違うのかを楽しむがこの本の楽しみ方かもしれません
そして攻✖️攻的なお話が好きな方にもお勧めいたします

個人的にはαだと思っていたのにΩと知った時のΩの父の言葉と態度が秀逸だったと思います
又子育てものの親ができた親で子もできた子というパターンが苦手なんですが
こちらは親が子に愛は有るけど子の方がしっかりしているというところも良く
子育てものが苦手な私も嫌味なく読めました
個人的にはご飯のことを知ってショックを受けるアルファの件が好きです

きゅんきゅん
ギュンギュンというより楽しさが上回ったのでこの評価にさせていただきました
面白かったです

5

凄すぎて…

あらすじと設定に惹かれて購入したものの、初読み作家さまなので読むまで不安でした。

でも文章力もあってテンポ良く進むお話に、夢中になって読みました。

プライドが高く意地っ張りな明臣と、明臣を思うあまりに空回りしてしまってる英汰との長年に渡る壮大なすれ違いのお話でした。

正直言って明臣の意地っ張りさに、途中でゲンナリした場面も何度かありました。
ちょっと素直になれば良いのにと何度も思ったことか…。
そして英汰の明臣への気遣いが斜め上過ぎて、そうじゃ無いだろうと心の中で叫んでました。

ハッキリ言って二人の子ども達が、良い子で両親より大人でした。

あまりのグダグダさに呆れてしまって途中までは萌でしたが、終盤のバハマの無人島に舞台を移してから萌2になりました。
お互いに相手一筋だったのも好印象でした。

7

知らぬは・・・ばかりなりかな

今回は通信会社社長と製薬会社の御曹司のお話です。 

契約結婚して離婚した2人が元サヤに納まるまで。

人間には男女の性別の他に
アルファ、オメガ、ベータという第二の性が存在します。

最も多いのはベータ性で総人口の約95%以上を占めます。

次な多いのが役3%足らずながら
優れた身体能力と高い知性を誇るアルファで
実業家、政治家、芸能関係まで成功者に多い種です。

そしてわずか1%程で最も希少な種がオメガです。
生殖能力に特化し、3ケ月に1度発情期を迎えます。

第二性の中でもとりわけFアルファとMオメガは特殊で
Fアルファは陰核が発達して男性器の機能を有し、
Mオメガは子宮を有して妊娠出産ができるのです。

受様は製薬会社社長の一粒種として生まれますが
高校入学の数日前にオメガである事が判明します。

同年代と比べても高い身長、優れた知能と
アルファ的特徴を多く備えていた受様は自身も
周囲もアルファであると信じて疑いませんでした。

オメガと判明した時に真剣に自死も考えますが
受様の父はオメガなら確実に血を遺せると言い

相手の選択肢が二倍に増えて良かったな
アルファなぞ手玉に取ってしまえ、と言われ、
アルファに負けない人生を歩む決意をします。

そんな受様が進学した高校は
日本でもトップクラスの大学付属の高校でしたが

そこで受様は日本を代表する
電気通信事業を営む家の嫡男である攻様と出会います。

攻様はカリスマ性を備えた典型的なアルファで
受様は相手にとって不足はないとライバル視しますが

攻様にとって同級生達は名を覚えるほどの者ですらなく
受様は構内で起きたある事件では
攻様に大きく矜持を傷つけられさえするのです。

ところが大学を卒業し、
父の会社の関連会社に入社したばかりの受様の前に
攻様は見合い相手として現れるのです!!

果たして受様との結婚を望む攻様の真意とは!?
そして受様が選んだ答えとは!?

アルファとして人を惹きつけてやまない攻様と
そんな攻様に認められたいと望む受様の
オメガバースになります♪

受様はアルファなみな才覚をもつオメガなので
並なアルファには引けを取らないのですが

攻様が圧倒的なアルファであったことから
彼に惹かれながらも反発する対抗意識が先に来て
色々と拗らせています。

一方の攻様は何でも出来過ぎるが故に
他者を必要せず、自分が見たいものしか見ておらず
自分の想いを相手に伝える事も上手くありません。

それ故に2人は
高校時代に出会って惹かれあっていたのに
結婚して跡継ぎとなる2児を儲けたら
約束通りに即離婚しちゃうのですね。

互いの想いを知らないのは2人だけな状況なのが
2人以外には丸わかりな状況なのに

それぞれの想いを知る事がなく
その後は寄ると触ると喧嘩をする仲になるのが
もう可笑しすぎてドンドン引き込まれ、

2人が互いの想いに気付までワクワク&ドキドキ、
たいへん楽しく読ませて頂きました♪

巻頭シーンは受様のカッコよさの表現かと思っていたら
それも伏線となっていたのが面白かったです。

4

ほどほどに

ケンカップルかな?と気になって購入。すれ違いっぷりは面白かったですが、ちょっと受けのプライドが高すぎたかな・・?と感じてしまったので萌にしました。意地っ張りもほどほどにね、と思ってしまった本編280P。気の強い受けが好きな方はいいのかも。

凛と宗佑という二人の子を産んだΩの明臣(あきおみ)。離婚したものの、元夫の自宅はすぐ近所、二人の子供は半月ごとに両家を行ったり来たり。元夫も明臣も子供のことは目の中に入れても痛くないと言わんばかりの溺愛なんだけど、お互いは犬猿の仲で・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
凛、宗佑(二人の子)、遥(Ω)、野村(攻めをライバル視していた同級生)ぐらい?凛ちゃんも宗佑もまっすぐ育って良かったわ・・・

++ より内容に触れる感想

しょっぱな出てくるΩは受けじゃなかったことや、視点が入れ替わること、過去部分が途中に挟まっていること等で、お馬鹿な私にはちょっと読みにくかったです。それはさておき。

受けがとにかくプライド高くというかアルファなんかに負けるもんか、攻めをメロメロに惚れさせないと気がすまない!という思いが強すぎて、斜め上に行ってしまったというか・・・。気の強い受けは好きなんですけど、いやちょっと意地張りすぎじゃないか?と思ってしまいました。

攻めは頭いいはずなのに、受けに関することだけなのか?アホ。いいようにΩの遥にあしらわれて何やってんだか・・・さっさと素直に土下座しておけばいいものを、とちょっとイラっとする部分もありました。天然天才アルファとでも言えばいいのか?小学生レベルな喧嘩もしてるしなあ。

1か所特に良いなあと思ったのが、受けがΩと分かった時の受け父セリフ。「よくやった」「おまえがΩなら皇家の血は確実に残る」「アルファなぞ種をまくだけの猿だ」。この発言めっちゃ好きでした。血縁を残したいという考えに執着することはさておき、卑下してしまった受けに対し俄然やる気を出させたこのセリフ、最高に好きだったんです。アルファがなんぼのもんじゃい!って思うんですよね。だから頑張っちゃって余計すれ違ったというのもあるんですけど。

基本的に二人ともイケメン、子煩悩、超セレブでご機嫌物件なのに、お互いのことに関してだけ好きすぎて冷静になれていない、そんな関係の二人でした。ほんと、お子様方がいなかったら一生すれ違っていたと思うよ、この二人。

7

ひと味違うオメガバース

タイトル通り名2人ですが、本当に想いが通じるまでが長い(笑)ハイスペックな2人、対等だからこそ張り合うのは解る。想いを言葉にしないからすれ違うすれ違う。でも、胸の内は複雑で…特にオメガの明臣、境遇から英汰を意識しても素直になれないのは解る。だけど無意識で惹かれてるから英汰の言動に敏感で心揺れる様に胸が痛くなりました。英汰も言葉が足りないけど明臣に相応しくなりたい一心だから憎めなくて。やっとで想いが通じた時の想いが溢れた告白は感動でした。子供達も可愛くてね〜正にキューピッド。すれ違い大好きな方オススメです♡小緑選択のイラストも色っぽくて綺麗だった✧*。

7

コミカルで、優しくって、時々爆笑してしまうオメガバースもの

作家買い。
鹿嶋さん作品はファンタジーものも多くありますが、今作品は現代日本が舞台。そしてオメガバースものです。






すめらぎ製薬の御曹司の明臣が主人公。
大企業の御曹司でイケメンで体格も良く有能。誰もが彼をアルファだと思うが、だがしかし彼はオメガだった。そして彼には結婚歴があり、子どもが二人いる。二人の子どもを溺愛している明臣だったが、彼はバツイチ。子どもたちの父親とは離婚している。

明臣の元夫はアルファの英汰。
彼もまた優秀なアルファで、高校時代の同級生だった。高校時代、明臣は英汰に仄かな恋心を抱いていたが英汰がアメリカに渡米してしまったことで二人はそれきりになってしまった。

が、数年後、明臣は英汰に再会する。自身のお見合い相手として―。

オメガバースものってシリアスなものとか切ない、痛いお話は多いですが、今作品は非常にコミカルに進むストーリーです。英汰と明臣はケンカップル、っていうのかな。会えば喧嘩ばかり、素直に自分の想いを相手に伝えることができない、そんな二人。そして、その二人の掛け合いが非常に面白いのです。

明臣は素直に英汰に甘えることができない。それは彼のプライドが許さないから。英汰に美味しいものを食べさせたい、だから上手に料理ができるように特訓する。けれど、それを素直に英汰に伝えることができない。素直じゃない。

視点は途中切り替わりますが、その多くは明臣視点。なので明臣がどれほど英汰に惚れ切っているのか、読者には手に取る様に分かるんですね。なのでツンツンツンな態度を英汰に取っていてもそれが愛情の裏返しだということが分かるので、そんな彼が可愛いのなんのって。

一方の英汰も。
もうね、王道の両片想いなんです。二人とも相手が大好き。
けれどそれを上手に伝えることができない。読んでいて笑えるし、可愛いし、でもハラハラもするし。

そしてそんな二人の緩衝材になるのが二人のお子たち。
可愛いの、すんごく。そしてしっかりしてる。子どもたちは自分の親たちがお互いに想っていることを見抜いているので、ナイスサポートをしていきます。

全体としては凄くコミカルなのですが、英汰と明臣のすれ違いとか、勘違いとか、そういう部分もきちんと描かれているので締めるべき部分があるために中弛みしないストーリー展開。なので、最後まで一気に読んでしまう。

鹿嶋作品には豪胆な受けさんて多く登場しますが、今作品の明臣もカッコいい!
ビジュアルが、というか、その中身が。一生懸命で、でもその一生懸命さをこれ見よがしに出すことはなく、そして愛情深い。かと思うと、嫌なこととか嫌な奴には一発喰らわせる強さも持ち合わせている。

お互いにもう少し素直になれば…、と思うところは多々あれど、それもこれも相手を愛しているからこそ負担になりたくない、嫌われたくない、という思いから来ているのでそんなところも健気で可愛い。

オメガバースものならではのシリアスさはほぼありません。
明臣が、自身がオメガだと知った時ですらコミカル。そして、温かい。

切ない系のオメガバースものを読みたいときには不向き。
思わず声を出して笑ってしまうシーンも多々ありますし。
でも、ほんわか温かなオメガバものってなかなか稀有な存在かと思われます。そのコミカルさと、温かさ、そして恋する男たちのすれ違いやモダモダが満喫できる一冊。鹿嶋作品はほぼ読んでいると思いますが、かなり好きな1冊になりました。

あ、あと小禄さんの描かれた挿絵がナイス。
ガタイの良いイケメンさんたちが眼福。そして濡れ場がエロかった…!

16

この作品が収納されている本棚

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