電子限定2Pかきおろし漫画付
良かったです。魔女と使い魔という特殊設定ありのお話で、最初はその設定に戸惑ったのですが、何回か戻って確かめながら読んでいくうちに、須藤と寿一の二人の生い立ちが胸に迫り、寿一に笑って欲しいと願う須藤の気持ちが痛いほど伝わってきました。成り行きとはいえ魔女と使い魔という関係になった二人が、生死をかけて追っ手から逃げながらお互いに惹かれ合っていくのも自然で、とてもよかったです。
彼らを追いかける夏美がものすごい強敵で、常に余裕があって、何度も二人が危険な状態に陥るので目が離せず、憎らしくすらなりました。夏美側の事情のエピソードをもう少し見たかったところですが、そうすると今回味わった脅威が薄れるような気もしますし、強敵だからこそのスリリングな展開というのがあるので、やはり現状が最適解なのかなとも思いました。
寿一の両親がとても優しくて、魔女狩りにさえ遭わなければきっと須藤のことも可愛がってくれただろうと思います。須藤の家庭環境が悲しく、寿一に会うことができて本当に良かったと思いました。
巻末のデートの描き下ろしがものすごく可愛いかったです。描いてくださって嬉しいエピソードでした。二人にはこういう時間をこれからも重ねて欲しいな。穏やかにやさしい日々を過ごしてもらいたいです。
それと、使い魔<猫>は夜目が効いて、<犬>は嗅覚。それなら<蛇>ってなんなんだろうなーなどと想像するなどしました。
ファンタジー作品はあまり見ない方ですが、使い魔×魔女という設定は初めて見たので、なかなか興味深かったです。ストーリーは確かに面白かった!敵役もストーリーがありそうで魅力的でした。アクションシーンも迫力があって、熱くなりました!
ただし、キャラクターの顔面は私が想像する「魔女」とはかなり違って…設定上は魔女とされていますが、特別な能力は特に見られず、「二人が契約のためにはセックスが必要」という設定だけが際立っていました。これがとてもBLっぽい(笑)。ちょっと強引な展開で、うん…となっちゃう。どうにかして二人を結びつけようとする感じがします。この部分に関してもう少し練られていれば良かったと思う。
それに、ラストが急ぎすぎていた印象も受けました…。
これは………。ちょっと思ってた以上に刺さるわ読み応えがすごいわで…絶句。
ダークファンタジーな世界観と設定、ストーリー、展開、キャラクターと種々絡み合っていて、素晴らしかったです。
黒井よだか先生の作品は何作か読んでいたのですが、ちょっと自分的にハマっていなくて、こちらの作品もずっと気になりつつ手が出せずにいました。
主人公2人のキャラクターも、ワンコな攻めや短髪ヒゲな受け…あまり好きなタイプのキャラクター設定じゃないので、無理かもなぁと。
ところがどっこい。
自分の様々な「あまり好みじゃない…」を飛び越えて、夢中で読んでしまいました!
最初の無愛想なイメージをガンガン覆していく受け。1人で生きてくために素を隠して誰とも関わらないようにして生きてきてた。なんだこの子、めちゃくちゃ可愛いし健気だが???
表面上に貼り付いた笑みを崩さない何となく胡散臭い攻め。元々少し壊れてる倫理観が表面化してギラギラになる目つきヤバかったです。ぽやーとした感じ基本あまり好きじゃないしギャップ萌えじゃないけど!なんかすげーぶっ刺さる。
2人の距離が徐々に近づいて、しっかり両想いだし、信頼関係やばいし、ちょっと切ないけど一生一緒にいてくれや案件。
漏れなく魔女の犬も気になりますし、ずっとシリーズ化してほしい。
よし、黒井先生全制覇しよ。
表向きは配達員だけど裏社会の運び屋でもある須藤。ずっと気になっていた隣人宇野と言葉を交わすようになるけれど、宇野には秘密があって距離を取られてしまい…。
実は魔女の末裔である宇野。使い魔との契約、魔女を利用したい奴等からの襲撃…という斬新な設定に惹き込まれた!敵対する夏美と啓悟の不気味さよ。
家族や大切なものを失い人との関わりを避けて生きてきた孤独な二人が、初めて手にする愛し愛されるかけがえのない存在。
常に狙われる危険と隣り合わせの生活だけど二人なら乗り越えて行けるだろう。現代の魔女と使い魔の稀有な関係が尊い。
魔女と使い魔VS魔女と使い魔
裏社会で運び屋をしている人間×現実世界に潜んでいる魔女のお話。
そしてこの魔女、善人すぎる!
私の中で、かなり上位に入る神本に出会えました。
私なりの読み終えたこの気持ちが溢れでてたまらないので、ここに全部書かせていただきます。
まず、最初に好きになるのは須藤の方で、寿一は須藤に対して中々心を開かないんですが、だんだん心を開いていく様が細かく描写されていてとても萌えました。
最後の須藤のことを名前で呼ぶシーンはやっと心を開いてくれたんだ!と完璧に分かるシーンで感動でした。
ふたりとも過酷な人生を送ってきたけど、心は純粋だから’’デート’’とか’’恋人’’っていう言葉には照れちゃうとか可愛すぎて......
途中の連れ去られていく瞬間も連れ去られたあともずっと信じ続けていた寿一をみて、「寿一の中でここまで須藤の存在が大きくなっていたんだな」とハラハラしながら寿一の須藤に関する愛の大きさを感じました。
特に最初、寿一に好きという気持ちは無かったため最初は致す行為も魔力供給のためだけだったのに、一緒に逃げながら過ごしていく中で、須藤に惹かれ恋に落ちたとわかったあとの致すシーンは両思いになれたふたりの気持ちがでていて、こっちにまでふたりの幸せな気持ちが伝わってきて心の中で祝福と感動の嵐でした。
そして、寿一の須藤に対しての好き好きが全面に出ていて可愛すぎ。
それに、ふたりの過去が切なすぎるて.........
どうして、須藤があんなにヘラヘラしているのかも原因がわかるともう....
どちらも人の温かみを諦めながら、孤独に生きてきたんだなと思うと、本当にふたりは出会えてよかったなと思いました。
こんな感じの切なさもありながら、実は戦闘シーンも多め。
だけどそのシーンがこの作品の魅力をさらに引きを出していています。全然邪魔しません。特に使い魔同士の戦闘シーンは白熱です。寿一が夏美たちに連れさられたて取り戻そうとするシーンは、手に汗を握りました。
戦闘中でも、寿一を助けようと必死に戦っている姿や寿一の為に自分を犠牲にしてでも助けようと、自分で自分のことを傷つけて密かに戦いの練習をしているんだろうなと想像させるシーンはすごく、寿一のことを大切に思ってるんだな伝わってくる描写で、’’この作品に戦闘シーンはなくてはならない’’ そう思わされる作品です。
そしてもう一つ。この作品の隠れた魅力といっても過言ではないのですが、実は敵として登場する使い魔の夏美×魔女の啓悟もとってもとぉーても魅力的なんです!啓悟がどうして純一を狙っているのかを分かった途端、私の中の脳内が敵認識から推せるふたりに変換されました。そして、同時にいたたまれなくなりました。
そして、それがわかったあとの寿一の反応や啓悟の助けたい人が打たれたという電話の後の寿一の対応。お前はどこまで善人なんだ!もう魔女ではなく天使だろ!
夏美はあんな感じで凶暴だけど、すべては啓悟の為だったのかと思うと夏美の好感度がロケット並の速さで上がりました。いや、推せますね、このふたり。
どうやら、夏美と啓悟のスピンオフがあるらしいので早急に読んでみたいと思います。
