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表題作魔女と猫

須藤正輝
運び屋,使い魔
宇野寿一
「猫」の魔女

あらすじ

手を取ったなら
地獄の果てまで
裏社会の運び屋×魔女の末裔
契約から始まるエスケープラブ

表向きは配達員だが、夜は裏社会の"運び屋"でもある須藤は、
ひょんなことから気になっていた隣人の宇野と鍋をつつく仲に。
酔いつぶれた宇野と添い寝し、翌日からやけに距離を取られてしまう。
下心に気づかれたかと不安になっていると、街で宇野がカタギではない輩に絡まれているのを見かけ、
反射的に手を取って逃げ出した。
敵からの攻撃を受けた瀕死の須藤を救ったのは、魔女の末裔・宇野との契約──。
魔女であるが故、宇野は世間から隠れ生きてきたことを知った須藤。
追手から逃れるため、逃亡資金を取りに自宅に戻ると、追手が待ち構えていて──!?

作品情報

作品名
魔女と猫
著者
黒井よだか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784796415118
4.4

(248)

(167)

萌々

(47)

(24)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
30
得点
1098
評価数
248
平均
4.4 / 5
神率
67.3%

レビュー投稿数30

現代ダークファンタジーBL

思ったよりしっかりファンタジー設定なので、ファンタジー好きは是非読んで欲しい!バトルの暴力描写はなかなかにエグいので、苦手な人は注意が必要かもです。

とにかく設定が好きでした。こんな話膨らませそうな素敵な設定、1巻だけなんて絶対もったいないので、是非長編シリーズ化してほしい!
個人的にはあらすじにもう少しファンタジー部分の設定を出しといてくれたらもっと早く読んだかもと思ったので、あらすじよりもう少しだけ多めに紹介しておきます~


舞台は現代日本。実はひっそりと存在していた魔女の末裔は、契約によって相手を使い魔にすることができた。使い魔は魔女の血筋によって猫、犬、鴉、蛇などの生き物の特性をもっており、規定回数死んでも生き返ることができる。魔女も使い魔もその特殊生態ゆえ裏社会では高値で取引されるのだが、メインCPもとあるヤクザ達に追われ、逃げ回ることになる。


どうです?ファンタジー好きちょっとテンション上がりませんか??笑
魔女の血筋によって使い魔が猫の特性(夜目)をもったり、犬の特性(嗅覚)をもったりする。本編では猫と犬の使い魔しか出てきませんが、ほかにも鴉や蛇等もいるとのこと!こんなの、続編で色んな血筋の魔女&使い魔カップルが出てくるんじゃないかと、わくわくしますよね!
裏社会なので命がけの戦いになるし、使い魔は不死身ではなく各々残基が決まってますのでハラハラだし。。あとは、魔女が死ぬと使い魔も死ぬとのこと。そういう運命共同体的な設定大好物なので、いやまじで、こんなおいしい設定盛りだくさんの話、1巻だけなんてもったいなすぎるので、是非シリーズ化して欲しい!と心から思うファンタジーBLでした~

13

血を流すたびに心がギュッとなる…!

めっちゃ良かったです…!
すごく切なかったんですけど、何が切なかったかって言うと攻の須藤が自分を全然大事にしないこと…!
わからないんですよね、須藤には…
傷だらけになって蔑ろにされてもへらへら笑ってる…自分の命を大切にするというコマンドが実行できない重大なバグがあるのです…
自分を愛して大切にしてあげるってのができないんだなというのがいろんなシーンでにじんでて、それが心臓をギュッとされたみたいに切ないです…
死にかけた須藤が受の寿一くんに生きたいかと聞かれた答えが「わからない」(しかも本人はいつ死んでもいいと思ってたから、わからないという答え自体驚いている)で、やり残したことが
「笑ってほしい…おれにも…」だなんて…ほんと…
でも!寿一くんとの逃避行で、いままで片道切符しか持ってなかった須藤の生き方が変わっていく所は本当に良かった…と感慨深いものがありました…!
ただいまを言える存在ができて本当に良かった…!
その後の2人も見たいですよね〜!安らげる場所を見つけて末永く生きてくれ〜!
あと!!夏美と啓悟という素晴らしい敵キャラがいるのですが2人がどうやって契約を結んだのか考え始めると余裕で100000年経ちますね。スピンオフしてくれぇ〜!!

12

主役の二人はラブラブのあまあまです

⇣こんな人におすすめ⇣
︎︎︎︎︎︎☑︎ ドラマチックなストーリー
︎︎︎︎︎︎☑︎ ストーリー重視
︎︎︎︎︎︎☑︎ 包容力◎受け
︎︎︎︎︎︎☑︎ 忠犬(猫)攻め

⚠ 注意 ⚠
◻︎ 流血
◻︎ ほんのり微グロ
◻︎ 受けの攻め以外とのキスシーン(愛情は無し)


私自身シリアス系がかなり苦手で、発売前の作者様の宣伝で念を押すように『本編はどどどシリアスです』と仰っていたのでビクビクしながら購入しました。

読み終わってからすぐに出た感想なのですが、
この作品、もしかしなくてもあまあまなのでは…?

もちろん、戦闘シーンや流血シーン、人間関係のいざこざや過去の生い立ちなど暗いお話のてんこ盛りなのですが、BLの部分を切り抜いて言いますとこのメインの二人はめちゃくちゃ純愛なんです。
最初から最後までお互いへの好意が逸れることはありませんし、常にお互いを守るのに必死です。
(私が勝手に思っている)シリアスの定番の「一方的な行為」「浮気」「裏切り」「すれ違い」はございません。
※二人が言い争うシーンはありますが秒で解決します。

そしてこの作品を語るにして外せないのはお話の運び方の上手さでしょうか。
黒井よだか先生の作品はお恥ずかしながら初読みなのですが、こんなにも複雑なお話をこの薄さの本一冊にまとめていることに驚きました。
最後読み終わった時、もやもやが残る部分は私はなかったです(敢えて曖昧に終わらせている部分はございます)。
しかもこんなにもダークな部分だけでいっぱいいっぱいなはずのお話なのですが、しっかり合間合間にラブロマンスも挟んでいます。

例えば
・敵の使い魔から逃げている最中に隠れてキス
・敵の使い魔からキスされてしまった寿一へお清めのキス
など。

この作品はキスや行為が重要なキーになっているからというのもあるのですが、この二人は自分らの命のためにしている訳では無いと私は思います。
こういったように解釈によってはめちゃくちゃドラマチックでドキドキしてしまうシーンも沢山ございます。

また、普段受けに対してはかなり優しい攻めと芯を持った心が強い受けですが、行為中はしっかりかっこいい攻めと可愛い受けに変貌するのも個人的な見どころです‪☺︎‬



このお話は二人の悲劇を悲しむお話ではなく、明るい未来へ向かう二人を見守るお話です。
私のようにシリアスを少し勘違いしてしまっている方がいましたら、ぜひ地雷には気をつけて手に取ってみてください。

11

ダークファンタジーと暴力と純愛

完全に油断していた。
もうね…すっごく面白かった!
ストーリー、キャラ、設定、エロ、どれをとってもツボすぎました。

タイトルや表紙は一見地味ですが、
そんな視覚情報に惑わされたりせず、
ぜひ手に取ってこの興奮を味わっていただきたいです。

ただ、一点だけ。設定上、本格的な戦闘シーンが多く、
かなりの流血や痛々しい描写もあるので苦手な方はご注意ください。

裏社会のの運び屋として投げやりな日々を過ごす須藤は
ひょんなことから隣人の寿一とささやかな交流をもつようになります。
ある日、街中で男に絡まれる寿一を見かけ助けたところ、銃で撃たれた
須藤は瀕死の状態に。

目を覚ますとなぜか傷口は癒えており、傍にいた寿一は
自らを「魔女」、須藤を自分と契約した「使い魔」と称し、
「俺とセックスしないと死ぬ」と言われてしまい…。


“魔女”や“使い魔“というと思いっきりファンタジー要素満載ですが、
作中の雰囲気はファンシーやハッピーとは程遠く、シリアスでダークそのもの。

魔女として生まれたために命を狙われる寿一を幸せにするため、
使い魔として生まれ変わった須藤の命を今度こそ長らえさせるため、
互いが互いを守るために逃避行に及ぶ二人の物語でした。

前作『オメガの婿取り』でも感じたことだけれど、
著者の作品って“二人”の関係性にとても萌えを感じます。

今作に登場する須藤と寿一もまた単なる恋愛関係ではなく、
“魔女”と“使い魔”という特別な絆で結ばれています。
魔女が死ねば使い魔も死ぬ、という両者はいわば一蓮托生の関係性で、
だからこそ罪悪感だとか義務感だとか複雑な感情が絡んできて、
すんなりと恋に踏み切れないわけで、その辺りの葛藤がすごくいい!

殺伐とした世界で二人だけは純粋で、ごく普通に惹かれあい、恋に落ちてゆく。
常に誰かから狙われ、明日に命を落とすかもしれなくて、
そんな中で一生懸命恋をする二人だけが熱っぽくて、浮いていて、
だけど、その温度差が逆にロマンチックを掻き立てておりました♥

最後はとりあえず、一時の安寧を得た二人ですが、この1冊で終わるのかな?
余韻的にも絶対続きが読みたいところです。
そこそこの厚みはあるけれど、内容的には上下巻でもよかったくらいですもの。
二人の追手として登場した魔女と使い魔(犬)のカップルのお話も
ぜひスピンオフを希望いたします!

10

様々なダークの世界

 表向きはただの配達員だか夜は裏社会のなんでも運び屋、須藤正輝。いつもヘラヘラ笑ってはいるが目の奥に光がない、、、
 須藤のアパートの隣の住人、宇野寿一。須藤に挨拶をされるが他人とは関わる気は無いとシカト。でもめげずに会話をしようと頑張る須藤。
 ある日街中でヤクザに絡まれてる宇野を須藤が助けようとして、、、。

『魔女』や『契約』に関しての設定が秀逸。かなり面白く、表紙だけではわからない作品。
 なので、他の魔女のスピンオフを読みたい!のでまずは、飯田と浅倉のディープな話が読みたいです。
 現代社会の闇の様なヤクザ。
 魔女としての闇、人間の闇。
 魔女と使い魔いうファンタジーの世界観。
 様々なダークとその中での『愛』という光を求めた作品。
 電子はスペシャル修正は海苔修正!!!!!
 ありがとうございます!!!
 『魔女』の設定や『使い魔』との契約や設定がかなり面白く巻末の説明やキャラクター設定や説明が良きです!!

9

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