電子限定かきおろし&おまけマンガ付
どっちが年上かは分からないけど…たとえ相手が歳下でも、くじ引きで仕方なくペア組んでる女性に「お前」呼び2回は萎えました。
4年前に発売された作品ですが、作中では誰も同性愛に偏見なんて持っていないし、学校で堂々とイチャついてても「オイオイいちゃつくなよ~笑」ぐらいのノリで誰も否定的な感情を抱きませんし、そういったことを口にも出しません。
(電車内では言われます)
リアリティがなー…全くないんだよな…そこだけ残念。
(逆に電車内のシーンはすごくリアリティがあって良かった)
今後もちろん、校内描写のように社会全体がなっていけばなぁというのが私の願いです。
上記の理由から、1巻を読んだ時ほどの萌えというか「バレエBL読んだぞー!」という満足感はありませんでしたが、お互いを高め合っていく感じもすごく出ていたので前巻と同じ評価としました。
<その他モヤった点>
・結局 衣装の件、また話題を出すだけ出して犯人は分からずじまいですか?
さすがに犯人ぐらいは明かしてほしかったです…
・攻めはオリンピック前日仕上がりの選手並みに全身ムッキムキ
(このフレーズ↑、生みの親はいつもの(←しらんがな)腐友人です)
まぁBLなのでね。これは許容範囲内。
1巻を読んだ時ほどの感動はなかったかな、というのが正直なところです。序盤は恋人になりたての浮かれた空気感が画面から溢れていて、もちろんBL作品なのでそういうシーンもある程度は欲しいのだけど、プライベートはともかく練習中に他人に気を遣わせるほど前面に出されるのは私はちょっと苦手だなと思いました。コンテンポラリーを学ぶ人は皆寛容なのかもしれないけれど。
後半で見延が一宮のロシア行きを喜べないのを少しでも表に出してしまうところも引っかかったり。恋人だから持って当然の感情ではあるけれど、ロシアといえばバレエ界の最高峰。今回はたまたま一宮がロシアに惹かれない理由がありましたが、大切な相手だからこそチャンスに恵まれたら全力で応援してあげてほしいし、たとえコネでも自分には話が来なくて悔しがるくらいであってほしかったかな。それでも踊っている2人は本当に楽しそうで惹かれました。王道のクラシックを蹴って進んだコンテンポラリーですから、自分が納得できる表現をしっかり追求していってほしいですね。
1巻でもう既に出来上がっているような2人だったので、恋愛面に関しては安心して読めるとはわかっていたものの、あまりにもイチさんが…イチさんがかわいすぎる…!
独占欲を出して嫉妬をしたり、素直になったり、かと思えば花が咲くような笑顔になったりと、終始彼の一挙手一投足に魅了されっぱなしでした。ああかわいい。
千裕が全身全霊で愛すタイプなものですから、そこにスポッと収まるように自分なりの愛を不器用ながら素直に返すイチさんの図が本当に甘くてかわいらしくて、なんなんだこの2人は…?と萌え転がった次第です。
千裕の前では完全に気を許していて、それを隠しもせず堂々としているのがすごく好き。
相思相愛っぷりが気持ちの良い、なんてかっこよくてかわいい2人なんだろうか。
読んでいてなんとも幸せな気持ちになりました。
作画の美しさ…特に身体のラインが素晴らしいのは前巻と変わらず見事の一言でしたが、やはり息を飲まれたのは2人で踊るパドドゥのシーン。
あんなに幸せそうな、楽しそうな顔で踊られたらもう何も言えないです。
高校生らしい日常のワンシーンから、人生を左右する進路、自分自身の葛藤、そして恋。
充実した内容が前巻よりもすっきりと読みやすく描かれていて、バランス良く読み応えのある1冊だったと思います。
今後に関係しそうな伏線がちらりと見える部分もあり、この先の2人を追いかけるのがますます楽しみになりました。
1巻でさらりと終わることもできたかもしれませんが、続編出てました。
その間に、デビュー作のヒーリング〜を読んで、先生すごいなあと思っていましたので、改めて読むとバレエの体の線とかやっぱり綺麗だなと思います。
さて、カップルになってからのふたり。今度はバレエに主軸が移っていきます。クラスでは公認か?というほどのラブラブっぷりですが、それぞれのパートナーとのバレエを追求しながらも、名前呼びでの牽制など私情も見えちゃう。
ふと二人で踊ったパドドゥが話題になったり。。男性同士のパートナー。ちょっと10DANCEを彷彿としました。
2巻は、クラシカルなロシアバレエ団からの誘いに悩む二人です。しかしそれは実力というより、因縁のある男性のごり押し。さてどう出るか。という二人のバレエへの覚悟を試すようなエピソードでした。
そして続きます。
待望の放課後のエチュードの2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
甘々 4
溺愛 3
ツンデレ 1
エロ 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、見延くん×イチさんのカプです。晴れて両想いになった2人。だけど、1学期が終わりペア練はそれぞれ別の相手になってしまう。でも、一緒に踊る楽しさ、一番近くでずっと踊りたい、そんな思いが2人の甘い日々になっていく。しかし、ロシアのバレエ団から、イチさんに研修生としての声が掛かって…。
まずツンデレだったイチさんですが、見延くんと両想いになり、ツンがどっか行きましたね。バレエに対する真摯さなどは研ぎ澄まされたツンさがありますが、見延くんに対してのツンさは殆ど無いと思います。どっちかと言うとクーデレっぽかったり、思いっきり甘々な言動をしてたり、イチさんがめっちゃ可愛くて物凄く萌えます。
あと前作からイチさんが猫っぽく描かれていましたが、今作はデフォルメが結構、猫でした。個人的に、見延くんが後ろから抱き締めていちゃついてる時の猫イチさんが尻尾をタシタシしてたり、ハート型にしてたのが可愛いです。
あとペア練の時にイチさんが見延くんを呼ぶ一連がめちゃくちゃ萌えました。名前を呼ぶタイミングも抜群で、ありゃハート撃ち抜かれちゃいますね。
ロシアのバレエ団に入団出来る。イチさんにとってのチャンス。でも行かないでほしいと引き止められない。かと言って笑顔で見送るなんてことも出来ない。見延くんの葛藤が心苦しですね。イチさんやバレエ団のメンバーと比べて自分の未熟さを痛感して精進する姿が格好良いです。
イチさんがどういう答えを出すのか。そして2人が楽しそうに踊る姿は必見です。そしてまだ続きます。昼寝先生のあとがきには、2人が進む楽しい茨の道、という表現がどんな展開になるのか少し怖いですが、とても楽しみではあるので、次巻も買わせて頂きます。