電子限定特典付き
イカリ眉毛なので気性が荒いキャラなのかと思ったら、菩薩ワンコ×無自覚天然色気魔人でした。
攻めみたいな人たまにいますよね。全く怒ったりすることがなく人を否定することもなく理解しようと努める人。私とは正反対なので憧れます。要所要所の純粋な言葉が心に沁みます。
受けの方もよくいる「恋はただの脳の電気信号」と言っている偏屈に見せ掛けて、なんかずっと遠回しに好きって言っているような好意が漏れ出てる可愛い人でした。
絵がとてもお上手で、白抜きなのがもったいない!受けの色っぽさと攻めのたくましさ、二人の普段の顔とのギャップが堪りません。
とてもお似合いのカップルで読後温かい気持ちになりました。
カラダから合理的に始まるパターン!!
戸惑いを何とか理屈づけようとしてるのも、
化学物質が出るのも特別だからじゃないですか~
なんでもかんでも理屈付けて、小難しことをまくしたてるけど、
そんな姿をかわいいと思っちゃうの分かる!!
荒波さんが何言ってるか分からないけど、それを可愛いと思ってしまう北條も可愛い!!!
なかなか認めず、ぐいぐい乗っかって快楽で流そうとするの楽しくて、
朗らかワンコが、奇人ぷっりに翻弄されてるようで包み込んでしまうの良い~~~
水族館デート、楽しそうで初々しさも感じて、とても可愛かった!!
◾️ 北條×荒波
いろいろ気になる点はありつつも、最後まで面白く読めました。
気になる点は…作画は大変綺麗なのに北條の目と眉がなんとなく怖いとか、荒波の話し方が頭良さそうに見えないとか、設定と展開の見せ方のクセがかなり強いとか…作家さんと自分の相性が良くなくて、今後もハマりきることは無さそうだな〜というのがなんとなく分かる。それでも最後まで挫折することなく読めるのは、やはり作画の綺麗さか。
大方の読者は好意的に読むだろうということが分かりますが、ハマらなかった方の共感が得られればよいかな、というレビューでした。
それでも終盤の「だめだよ…」にはかなり萌えました。セックスシーンの描き方は好きだな。
全てを合理的かつ科学的に生きる、今をときめくイケメン作家の荒波秋人に、北条春真はバイク便の仕事で集荷作業に荒波の自宅を訪れた時、衝撃的な出逢いをしてしまう、、、。
感情が理解出来ない荒波は、自分の感覚すら言語化するのだが、なんの感情の無い相手にとっては、堅苦しく余計に分かりにくくなる小難しい説明をしている様にしか聞こえないが、好ましく思っている人間には、ある意味変化球が途中からストレートになるくらいの自分の感情を言語化されるので、春真はかなりドキドキソワソワハラハラしていたけど、
エピソードを重ねて行くに連れて、かなり可愛い秋人が確認出来る。そしてエロスもエッチな誘いもある意味どストレート!!
描き下ろしや電子特典はかなり可愛らしい秋人さんも確認出来るし、秋人さんにデレデレな春真も観れて、幸せホルモンがかなり分泌されました。
Cモアさん、修正、ライトセーバー
前作『透明な愛の器』では切ない恋物語を描かれていた著者様ですが、
こんな可愛らしいあまエロ作品も書かれるんだなぁ…とその作風の
幅広さにますます惚れこんでしまいました。
本作はワンコなバイク便ドライバーの北条と、その依頼主で
偏屈な売れっ子小説家・荒波のちょっぴり笑えて、エッチで、
じんわり癒される可愛らしく、優しい恋のお話でした。
まずはですね、荒波さんのキャラが強烈すぎる!!
“元生物学者で、タレント活動もこなすイケメン小説家”と
その華々しい肩書きだけでも既にかなりの濃ゆさですが、
さらに超が付くほどの合理的主義者の屁理屈女王という、
設定が盛りもりなキャラクターです。
そして、そんなキャラの副産物として台詞の文字数がやたら多い(笑)
とはいえ、あれこれ屁理屈をこね回すために必然的に長台詞になるだけで
さらっと読んでもストーリー上は特に不都合はないかと思われます。
ただ、個人的には隅々まで読み通して荒波のわけのわからない
思考を追ってみるのも楽しみの一つかなとも思いますが♪
そんなわけでひたすら我が道を進む、所謂“変人枠”受けなわけですが、
彼がただの偏屈おじさんで終わらないのはその秘めたるギャップゆえ
なのだと思います。
正直、はじめのうちは上から目線な物言いや口を開けば
マシンガンの如く放たれる屁理屈にうんざりしつつありました。
それに学者然とした堅苦しいおじさん口調&「フハハハ」なんて
どこぞの閣下を連想させる笑い方も絶妙に可愛くない!
はずだったのですが…
実は一途に過去の恋を引きずっていたり、色事には積極的で
ベッドの中では驚くほど色っぽい表情を見せたり…意外性がすごい///
北条に対する感情も科学的根拠だとか色々こじつけてはいますが、
傍から見ればそんなの荒波が非科学的だという“恋”以外の何ものでもなく、
十分翻弄されているのに全く無自覚なのがまたバカわいかったです(๑´ლ`๑)♡
そもそも根はとてもピュアなのです。
ただ、人を愛することも、気遣うこともできるのに、純粋すぎるあまり
言葉を繕ったり、人に気持ちを伝えることが超絶下手くそで。
北条への気持ちだって「好き」の二文字で済むはずなのに、
下手にこねくり回しまくってようやく恋心の自覚に辿りつきます。
そうした不器用さを苛立たしく感じることもあれば愛おしくもある、
厄介でどうしようもなく可愛い人なのでした。
そんな愛すべき偏屈おじさんの魅力を見出し、
暴言を吐かれようが振り回されようが、その心に寄り添い、
過去も今も丸ごと受け容れて大切にしてくれる忠犬攻め北条。
年下ながらに包容力満点で、荒波への愛情深さに胸が温まりまくりました。
どんなときも人を悪く言うこともしない底なしの懐の深さで、
だからと言って無責任だとか優柔不断というでもなく、
純粋さと誠実さの塊で、常に陽のオーラが溢れ出ておりました。
そんな北条の献身を散々鈍感かつ非情にすり抜けてきた荒波でしたが、
最終的には「理屈にあわない気持ち」に屈してしまうのでした。
北条から嫌われたと落ち込む姿がいじらしかったり、かと思えば
北条の情熱的な告白を台無しにしてしまったり、最後の最後まで
予測不可能な言動や反応で、飽きを感じさせない魅力の塊でした。
両想い後のエッチでは北条から初めて下の名前を呼ばれて
「好き」を連呼され「だめだよ…」と目を潤ませる荒波が可愛くて、
いとおしすぎて、ニヤニヤ不可避でした(๑′ฅฅ‵๑)
恋人になる前でも無自覚にイチャ甘していた二人でしたが、
両想いエッチはそれ以上に甘ったるく多幸感が溢れまくっておりました♡
本編後にはスペシャルショート編&描き下ろしでも
恋人としてのあま~い二人のその後を垣間見ることができてしまいます♪
本作の視点は北条側ですが、基本的に彼自身よりも北条の目を通して
荒波の過去の恋や他者との軋轢などを描く荒波に寄せた内容となっていました。
エピソード自体に派手さや劇的な展開はなく、変化する二人の距離感や
荒波という変人の人間性を丁寧に解きほぐしてゆくキャラ重視作品なので、
荒波のクセの強さが苦手な人やドラマチック展開が好きな方には向かないかも。