ボタンを押すと即立ち読みできます!
龍族の子供たちがわちゃわちゃする学校が舞台のお話、ではあるが、ギスギスしており楽しめなかった。襲撃事件が何度も子供たちのすぐそばで起こるので、BLしてる場合じゃないと思ってしまう。全ての件にひねりが無く、逆に驚いた。
思雨は感情的で恋愛脳で、事件モノの主人公として苦手なタイプ。この場面で私情を優先するの?と落胆させられる。家庭教師としても微妙で、力で敵に敵わないなら、せめて口で何か言うくらいの気概を見せて子を守って欲しかった。事件解決に貢献した印象が薄い。
静嵐は掴みづらいキャラだった。無愛想で感情を隠すタイプかと思いきや、不安げに周囲を見たり目を泳がしたりと、口調から受ける印象と行動が一致しない。実はヘタレかと思ったら性欲には素直っぽいのもちょっと。もっと活躍してから盛って欲しい。
事件は作中でキャラが推測した通りに進み、犯人までその通り。思雨と静嵐の因縁も、最後まで引っ張るわりに分かりやすすぎる内容。もしかしてルビー文庫ってストーリーをひねったらダメなのか、と疑ってしまう。
何度も長々と設定を説明しているのもイマイチで、そこに文字数を使う必要があったのかな、と思ってしまう程度の活かし方なのがまた満足度を下げてくる。凝った設定とあっさりストーリーでバランスが悪い。
最終的に五世家当主とか出てきて派手にやってくれないかな、と思ったけどそんなことはなく。いろいろともったいない気がした。
良かったのは読後感が悪くないところ。
中華風のファンタジー物語です。長髪に目がなく手に取りました。
将来、王になるべく教育を受けている龍族の子供達と、それを細やかな心でお世話する家庭教師のお話です。
卒業試験の最終試合で正々堂々と戦って貰えなかった事がずっと苦い経験になっている思雨と、その因縁の相手静嵐がお互いの子供達が名門校に入学することを機に再会するお話です。
龍族の子供達がとにかく可愛らしいです。学校の寮に家庭教師と一緒に入学するんですが、まだ幼稚園児くらいの子供達なので、臆病な子もいれば、元気で明るい子もいて。カワイチハル先生の絵がとても素敵ですし、思雨と静嵐のはとても美しい長髪男子です。
同じ寮に入学した子供達と家庭教師が過ごす学校生活はとても楽しそうです。元から王になる素質がある子供達だからか、お世話に手がかかると言っても、そこまで駄々をこねる子もいないし、家庭教師は全員男性だけど、それでも「お母さん?」みたいな優しさで接している姿が理想的な育児空間を作っています。寮生活は毎日が学校でのお泊まり会みたいで、親と離れての生活だけど、とても楽しそうにしているのが癒しでした。
話は思嵐目線で描かれているのですが、二人の因縁試合の事も何となく最初からそういう理由なんだろうな…と想像しながら読んでいました。子供達を巻き込んで起こった事件を解決しながらの二人がずっと誤解していた問題も解決していく様子が読んでいて楽しかったです。思雨の見た目はとても優しそうですが、実は頑固なんだなぁと思ったり。それに二人が自分達の共通点に気づいた事はとても嬉しくなりました。
そして、子供達も可愛いだけじゃ無いんです。ちゃんとかっこよく活躍した場面があって、二人の恋のお話も、そして子供達の成長もこれからも見守りたい!そんな気持ちになるお話でした。
面白かった〜〜!✨小中大豆先生の中華風ファンタジー。
竜族のちびっこ達と、人族の家庭教師たちの子育て(?)/教育ラブです。
竜族の学校で、文字通り親代わりとなり子供を見守り導き、育てる様子が微笑ましくて可愛らしくて、自然に口角が上がっていました。
家庭教師同士の交流は先生のあとがきにあるように、「ママ友」のよう。
カワイチハル先生の挿絵が大好きなんですが、今回も美麗な主人公二人の絵、そしてちびっこたちのイラストに、電子で読みながらスマホをなでなでしちゃいました。。笑
卒業試合で思雨(しう・受)が体勢を崩した際、思雨への恋情に気付いた静嵐(せいらん・攻)がどうしても追撃することができなかった‥と終盤種明かしされた際は、(分かってはいたけど)ニヤニヤ。
そして攻撃を受けて倒れた静嵐が、仙術の気を流し込んでもらう…とかこつけて何度も思雨にキスをねだり、舌まで入れちゃうシーンは自分の中の萌えが爆発しました。
静嵐ーーーーーーーー!!!!!(*´艸`)
えちの方は、最後に一回だけ。…割とあっさり、ページ短めで、正直ちょっと物足りなさも感じた…もっと二人のイチャラブが見たい…!!けれど、それを払拭するようなお話の面白さ◎
学校で起こる事件から子供たちを守るため、家庭教師同士の結束が必要になり、7年前のわだかまりが少しずつ消えていくー
その過程が本当に見事に描かれていて、夢中になってページをめくっていました。
二人のイチャイチャが…という意味ではもっともっと、と思うのですが、それでも最大限に萌えることができたので、「神」評価で。
続編とかあったら読みたいと思うぐらい、自分の中では大好きな作品になりました✨
静嵐と思雨の公子たち、シェンヘイ×ウーシェ(攻め受け不明だけど!)の成長とラブも見たいよ〜!!
主役カプは、学生時代トップの座をめぐって切磋琢磨しあった親友かつライバル同士の再会ラブなんだけど、ラブの香りが薄め。
受けの思雨と教え子のウーシェの関係が非常にほほえましくて良かったですね。
家庭教師という単語からイメージするよりも遥かにウーシェのことを可愛がっていて、ウーシェの愛らしさに頬をデレっと緩めては、「うちのウーシェ様はめちゃくちゃかわいいぃぃ!!」と親バカならぬ教師バカ全開。
子供達4人でお泊まり会してキャイキャイしてる様子とか、教師たち4人でお茶飲んでる様子とかはママ友の集まりって感じで、子育てBL要素もいっぱいでした。
攻め受けよりも、攻めの教え子であるシェンヘイと受けの教え子ウーシェのやり取りがめちゃくちゃかわいくて、これっていわゆる幼馴染ものの馴れ初めってやつですよね!って感じで萌えました。
シェンヘイはウーシェと仲良くしたくてとっておきのお宝(蛇の抜け殻)を見せるも、ウーシェは怖がって泣いてしまうとか、あぁ幼馴染モノあるある!!尊い!!と思いながら読みました。
シェンヘイはウーシェが特別枠でこのままずーっと一途に育っていくんだろうなぁ。
シェンヘイってめちゃ優れた資質を持ってるし、さぞかし立派な青年になるんだろうなぁと想像してワクワクしちゃいました。
あぁ、ここに将来性&スペックめちゃ高な攻めが爆誕してる!!と。
学生時代、親友でライバルで恋情を抱いていた静嵐に、人生を賭けた最後の試合で勝ちを譲られた思雨。その後を疎遠になった2人が、龍族の公子の家庭教師として学校にあがり、再会して‥というお話。
思雨にとって最後の試合での静嵐の態度が、苦い記憶になったのは当然。それだけ思雨は必死だったから。再会しても目も合わせない静嵐の態度には腹が立った。
けど、静嵐の心情も推察できたので微笑ましくもあったかな。寮で事件が起こり、静嵐の賢明さに改めて想いが募る思雨。
2人が素直になれば、あぁなるのは必然。初々しい2人が可愛かった。
あと2人が教えるウーシェとシェンヘイがまた可愛い。小さくても思いやりがあって賢い。この2人の将来も諸々含めて楽しみ♡
