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表題作犬も喰わねェ恋煩い

尾形梅太郎
クラブの黒服見習い
竹内鳳介
ヤクザの若頭

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:人物紹介、あとがき、漫画

あらすじ

クラブの黒服見習い・梅太郎は、上松組の若頭・竹内に片思い中。
大学受験に失敗し、夢を見失った自分を拾ってくれた、
誰よりもかっこよくて美しいひと。
でも、竹内は梅太郎を弟扱いして可愛がるばかりで、恋愛には程遠く…

そんなある日、二人は組長の愛犬・ペロちゃんの散歩中にヘマをしでかしてしまう!
怒った組長は二人をラブホテルへ放り込み、
竹内への“ヤキ入れ"セックスを命じる。
男気溢れる竹内は素直に尻を差し出すが、
梅太郎の愛情たっぷりな愛撫にトロトロにされてしまい――!?

一途な年下ワンコ×天然男前ヤクザの溺愛BL!

作品情報

作品名
犬も喰わねェ恋煩い
著者
鹿島こたる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799759172
4.3

(67)

(37)

萌々

(18)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
285
評価数
67
平均
4.3 / 5
神率
55.2%

レビュー投稿数10

絢爛ヤクザもいい

鹿島先生の絵でヤクザBL(大好き)テンション上がります。
まつ毛の量と長さ、日本人離れしたお顔立ちでのヤクザものもオツですねw
絢爛な絵と任侠の世界がマッチしていて美しい。
竹内の刺青や瞳や立ち姿のかっこよさを存分に描いて下さって惚れ惚れしました。
ストーリー的にはお耽美な絵でシリアスなヤクザを描きながらどこか外してくるおかしさがじわります。
組長がワンちゃん至上主義で梅太郎贔屓で見た目と口調はめちゃくちゃ極道なのにやってることが甘々なナンセンスな感じがおもしろい。
横山組もバッチリヤクザでバイオレンスの刺激がありました。
結末が至極真っ当なもので、組長までそうなるのね〜と平和でよかったです。

0

攻めも受けも男前と可愛い一面があって良い

鹿島こたる先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
犬・わんこ 4
男前 4
可愛い 3
エロ 3
な感じだと思います。

一途な年下わんこ×男前ヤクザのカプです。攻めの梅太郎くんは、一年前大学受験に失敗し、家出中を上松組若頭の竹内さんに拾われる。それから竹内さんに片想い中。だけど竹内さんは梅太郎くんのことは可愛がってくれるが、弟扱いするばかり。そんなある日、2人は組長の愛犬、ペロちゃんの散歩中にヘマをしてしまい、竹内さんへのヤキ入れとして、2人をラブホテルへ連行する。黙って抱かれてき、と組長に言われてしまい、けじめをつけると、大好きな竹内さんが脱ぎ出して…。

竹内さんの格好良さに照れちゃったり、絡み中も赤面してウルウルプルプルしてる梅太郎くんが、攻めではありますがとても可愛いです。抱かれている竹内さんにも可愛いと言われてしまう、可愛い年下ワンコ攻めです。因みに梅太郎くんは堅気ですが、弟扱いされたくないからと竹内さんの恋人か舎弟のどちらかにしてほしいと言ってきます。その時の竹内さんの返答がまた格好良いですね。終始可愛い梅太郎くんですが、黒服として働いているクラブに他のヤクザが来た時の対応や失敗してしまった大学受験で、なれなかった獣医をもう一度目指すと、竹内さんに断言した時など、男らしい一面もあるので格好良いです。梅太郎くんやれば出来る子。

梅太郎くんもですが、それ以上に男前で格好良い竹内さん。だけど受けです。抱かれる前は「よし来い!!」や「やれぃ!!」と男気溢れていますが、梅太郎くんに後ろを解されたり、乳首責めをされている時は物凄くエロいです。色気も半端無いです。個人的に竹内さんが1人でシている時に、前と後ろを弄るので、乳首が触れなくて手が足りないと、思わず呟くのにとても萌えました。

ヤクザ物なので、殴られたりと少し血表現はありますが、全体的にはシリアスだったりツラい描写は少なめなので、とても読み易いと思います。組長の愛犬のペロちゃんが可愛くて癒されますし、ずっと犬は無事です。

堅気の梅太郎くんが危ない目に遭わないように一度は関係を断ち切ろうとする竹内さん。大事だからこそ、相手を想っているからこその言動に惚れ込みますね。2人がどの様に幸せになるのか、是非とも読んでほしいです。

1

受様が昭和のハリウッド俳優みたいでセクシーです

これ絶対面白いやつだ~笑えるBLだ~と思って購入しました。
確かに笑えるのですが、組長の愛犬ぺろちゃん関係で…それ以上にスパダリ受様竹内さんの色っぽさにやられました!まるでハリウッドスターのよう
鹿島こたる先生は相変わらずお耽美で美麗な画風ですね
でもなぜかこういう画風の作家様に限ってちょっとお笑い要素含んでるのが、ギャップ萌えで良いです
攻ちゃんがまた子犬のようで可愛い
男前セクシー受様が、子犬のような美少年攻ちゃんに色々いけないことをされちゃうのもなんかたまらないと言うかHですね♡
最後は梅太郎くんのためにヤクザ辞めてかたぎに戻っちゃたった竹内さんの板前姿?が似合いすぎてて、カッコ良いです
これって女性達の服装から昭和30年代頃の時代設定でしょうか?
あとぺろちゃん可愛かったです!

0

尻で抱くタイプのスーパー受様

家出したところを受に助けられてから、憧れと好意を抱いている小さな可愛い攻・梅太郎。
若頭でありながら、組長の愛犬のわんこガードもしている、スーツがよく似合うむっちり男前な受・竹内さん。
男前な竹内さんにお尻で梅ちゃんが抱かれる、そんなカップルです。

竹内さんが、めちゃくちゃビジュアルが最高にえっちです。
まつ毛ばしばしなところも美しいですね……もっと見たい。
表紙で、ドスをもって梅ちゃんを抱えてる様なんか、最高ですよ、掛軸にしてください。

竹内さん、男気が頂点突破しているというか、メリハリがすごいので、初めて梅ちゃんに抱かれる時も、凄まじいです。15ページの竹内さんには爆笑しました。

鹿島先生の描かれる色気ムンムンのナイスバディな竹内さんに、ダイナミックに入った墨がめちゃセクシーです。かっこいい。
このジャンルの醍醐味の一つですよね〜。

最初は、お尻で梅ちゃんを抱いていた竹内さんでしたが、だんだんと梅ちゃんによって開発されていく竹内さんめちゃ可愛いです。
最高の圧の雄喘ぎが堪能できます。
お尻で抱いてた竹内さんの、雌イキは味わい深いものがあります。おかわりください!!!

個人的な好みとして、足を洗って一般人になるくだりのストーリー展開が苦手なのですが、それを除けば最高of最高な男前受けでした。

セクシーダイナマイトな漢気受けを堪能したい方におすすめです。
スーツと墨がたまりません…!!!!

0

想像以上に面白い

想像以上に面白かった。
耽美な絵が苦手な私なんですが、作品の面白さに惹き込まれて、耽美な絵も好きになってしまいました。梅太郎のまつ毛の長さにウットリします。これは大好きな「恋するインテリジェンス」を初めて読んだ時と同じ気持ちです。

タチの梅太郎とネコの竹内。この体格差が良い。
竹内の肉体美と刺青の美しさ。これで受けなんですよ。男としての器の大きさを感じます。
梅太郎を大切に思う気持ちや、組への恩、あと組長からの命令は絶対、等などの理由で受けになっちゃうんですよね。竹内は本当に男らしい。
攻めの梅太郎が抱いてるはずなのに抱かれているみたいにトロトロになる所も好き。

組長も謎な性格すぎて好きだなぁ。ペロちゃん最強です。
絵柄は美しくて、人物はもちろん背景や、ところどころに表れる梅の花も美しい。

えっちもたっぷり、そして読んだあとは楽しい気持ちに、前向きな気持ちになれる作品です。
今まで避けてきた先生ですが、他の作品も読んでみたいです。

1

楽しくて最高!

鹿島こたる先生の「ゆめみるヴァンパイア」も良かったけど、こちらの作品も最高に面白かったです。

鹿島こたる先生と言えばお耽美な画風なイメージがありましたが、そのまま任侠の世界を描かれていて竹内の苦み走った色気にノックアウトされました。

しかも人情と度胸もあるから組長の命令でヤキを入れられるとなった時も、潔く梅太郎に尻を差し出していました。かなり男前です。
想い人の竹内を抱いてる梅太郎も色っぽくて可愛くて、2人の体格差と体力差にクスッとしながら楽しめました。感じてしまう竹内がかなり色っぽくて眼福でした。

この竹内が所属している上松組の女組長も傑作で、彼女のペロちゃんに対する愛に時には笑い時にはドン引きし、それ故に上松組の取った結末に安堵しました。

途中上松組のシノギを狙ったヤクザが登場するんですが、こちらもキャラ強めで笑わせて貰いました。

竹内が抱かれた事によって疼く体を持て余して自慰する姿が凄く色っぽくて、更に大学に合格した梅太郎の願いを聞いて抱かれる姿がまた色っぽいです。

最初は攻め受けが逆では?と思いましたが、読み進めるうちに男気溢れる受の魅力にハマってしまいました。流石です。

1

可愛くて格好良い

梅太郎の真っ直ぐに竹内を想う純粋な眼差しはとても美しかったし、そんな梅太郎が大事だからこそ自分から遠ざけたい竹内の気持ちからも美しい愛が感じられて。両想いになってもすぐにどうこうならずにしっかりけじめをつける男らしさに何度もシビれました。

殴り合って血を流す場面もありますがそれほどツラさを感じることなく、その後のふたりの甘い展開へ繫がる良いスパイスとなっていたのもまた良かったです。

ふたりとも自分のことより相手を大切にしたい気持ちが色々な場面から伝わってきたし、梅太郎と竹内だけではなくて周りの人たちからもあたたかさが感じられたのも素敵でした。

人物や背景はどの場面を見ても美しいし、極道の方たちが登場するところはずっしり重い空気感が伝わってくるほどの素晴らしい画力にうっとり。
そして繰り広げられる梅太郎と竹内の恋の駆け引きは色気たっぷりな部分もありながら笑えるところもあって、バランスよく楽しめるお話だったなと思いました。

0

超劇画BL漢前受け

「セクハラだあ」「ヤクザにセもハラもあるかいな」

よく見るポメラニアンの背景が好きな人には堪らないワンちゃんとヤクザ受けのお話
鹿島さんの作品を読んだ人にはすぐ、可愛い梅が攻めだと悟るでしょうが、それでも『こ…今回はこの極道が受けか…』と読んでいてもなかなか信じられません笑

とにかく微に入り細に入りとびきり濃厚な劇画と可愛いワンちゃん。年代詐欺みたいなレトロオーラがすごい。質感やムードが桁違いで興奮します。お話はトントン拍子に進むのと正直新鮮味は余り無く盛り上がり切れませんでした。
真っ直ぐな受けのような攻め(尽くし系)と悩ましい漢受けのエロスは良かったです。特に騎乗位(鹿島さんの作品ではいつも最高)の刺青が迫力なクラシックゴージャス漢受けはド最高でした‼︎

0

可愛い&男前!!

ゴリゴリ任侠ものとポメラニアンがこんな絶妙にマッチすることある!?
とってもハートフルでユーモラスで色気がすごい!!

なんといっても竹内さん(若頭)漢前すぎる!!すさまじい包容力!組長からの仕置だからって尻を差し出す潔さがたまらなくおかしいんだけど、じわじわ開発されてくのがたまりません!尻で抱く甘やかす系な面と蕩けちゃう面ギャップがたまりません!!!!!

梅太郎もきゅるるん系な可愛いさだけじゃなく、芯の強さと粘り強さが良い!!自分は特別じゃないんだって…って意地悪な攻め方するの良い性格してますね!!
ヤクザにも怯まないところも心意気が男前!!撃退の仕方には笑っちゃったけど。
ペロちゃんが絡むと皆おかしくなる。最優先事項ぶり大切にされっぷりが見事すぎて!!影の主役かも?ほっこりしちゃいます。

そんな、梅太郎が大事だから一歩踏み込めない竹内さんにじれじれ…今度は竹内さんを引っ張るかのような梅太郎の決断と行動が男前!!!

圧倒的雄みを持つ竹内さんが梅太郎に体だけでなく心も許してくのがぎゅっときました!!押せ押せ実直な年下のこと可愛くて仕方ないってなるの沁みる…

そしてヤクザものにははずせない刺青!!
筋肉意識して描かれてるとのことで映える!豪奢な柄から放たれる色気がすごい!お尻と乳首が際立つ際立つ……素晴らしい

リブレだから真っ白なんだけど、指に被せたコンドームの弛みが筋に見えてわーーーってなったり、その直前の歯で開封する竹内さんがカッコよすぎてクラクラしたり、エロさもとんでもなかったです!!

アップテンポで心も温かくなる優しく元気になるお話でした!!!

2

沁みるかっこよさ。

徹頭徹尾「かわいい×かっこいい」が楽しめる素晴らしい作品です。
受験に失敗して落ち込んでいる最中、怖い人たちに絡まれて困っていた梅太郎を助けてくれたのが、ヤクザの竹内さん。
広い背中、温かい手、優しい心、とにかく全てがかっこいい竹内さんに一目惚れした梅太郎は、ひとまず受験から離れてクラブで働くことになります。
組長の愛犬ペロちゃんのお世話も任され、お店にやってくる竹内さんを待つ日々。

ある日、散歩中にペロちゃんの泥遊びを止められず汚してしまったことに怒った組長に「ヤキ入れ」として梅太郎に抱かれるよう言われた竹内さん。
期せずして竹内さんに触れることが叶った梅太郎は、これをきっかけに、何とか振り向いてもらおうと頑張ることを決意。

とは言いつつ、梅太郎がかわいくて仕方なくて、「望むことはなんでもしてやりたい」と思っている竹内さん。そのどういうわけかわからない特別な想いって、きっと恋とか愛の始まりだと思うんですよね。
梅太郎が大事だから、自分の立場を考えると深い関係にはなれないという思いで、「弟みたいに」となってるだけで。

物語はヤクザ世界に巻き込まれるお姫様な梅太郎と、作中でもそう呼ばれる王子様な竹内さんのかっこよさを堪能できます。
竹内さんの何がかっこいいって、文字通りの腕っぷしの強さ、ヒロインを守るヒーロー的な部分ももちろんなんですが、「おれは別に格好よくなんかない、格好つけてるだけだよ」と言えちゃう冷静で大人なところ、まっすぐ想いをぶつけてきて、芯の強い梅太郎こそ「格好いい」と認める潔さなんですよね。

そして、晴れて恋人になれた2人が手を繋いで歩いている時、それまでとはがらりと暮らしぶりが変わった竹内さんを気遣う梅太郎に「惚れた相手の横を胸張って歩けるんだ」という切り返し…!
ビシッとスーツを着て先の尖った靴を履いてなくても、竹内さんはかっこいい!!

受けな竹内さんは、鹿島こたる先生の耽美な描写でエッチの時はとても色っぽいんですが、いわゆる雄っぽさが残る絶妙なバランスで、私としてはそこもとても好ましかったです。かっこいい受けは抱かれててもかっこよくあって欲しいのです。

そして、とろんとした顔で竹内さんを見つめたり、潤んだ瞳で見上げたり、袖を掴んで帰らないでって引き止めたり、梅太郎はとにかくかわいい!
でもヤクザ相手にお店を守るために立ち向かったり、めげずに受験を頑張ったり、何よりあんなにかっこいい竹内さんに惚れてもらおうと押しまくるんだから、見た目や仕草はかわいいけどかっこいい男の子です。

受けの腕の中に包み込まれたり、リードされたり、すぐうるうるしたりなかわいい攻め×激しい夜の疲れを感じさせず攻めを抱きしめるタイプのかっこいい受けを存分に楽しめて大満足です。
カタギな世界で暮らす2人のその後がもっと見られたら嬉しい。梅太郎の家族に紹介するエピソードとか見たいー!

13

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