「コイツに出会って、俺の人生めちゃくちゃだ」新解釈・バンドBL!!

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表題作2と車

来間、ギタリスト
二兎、ソロシンガー

あらすじ

来間に出会ったことで、二兎の人生は大きな転機を迎える──。



(一部インタビュー記事より抜粋)

●二兎(にと)はメジャーデビューを控えていたわけだけど、どういったきっかけで来間(くるま)とバンドを組むことになったの?

二兎「出会いは結構特殊で。コイツ(来間)、初対面の癖に俺の楽譜勝手に見てめちゃくちゃな演奏してたんですよ」

来間「そうそう。それを聴いた二兎さんが、合わせて歌ってくれて」

二兎「いや、あれは完全に『歌わされた』『嫌なのに死ぬほど合う』感じだった。正直めちゃくちゃ悔しかったし」

来間「え、そうだったの?」

●ははは。

二兎「今の今まで気づかないような奴なんです、コイツは」



常識に縛られないギタリスト×人間嫌いのシンガーが贈る、新解釈・バンドBL!!

作品情報

作品名
2と車
著者
虫歯 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265262
4.3

(116)

(80)

萌々

(17)

(7)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
17
得点
496
評価数
116
平均
4.3 / 5
神率
69%

レビュー投稿数17

BK(ボーイズクソデカ感情)

良質なBK(ボーイズクソデカ感情)ここにあり。
カッコよくて能力も高い受けが、攻めにクソデカ感情を抱いて拗らせまくってどうしようもなくなっちゃうのが好きな方…読みましょう!!私はそういう関係性が大好きなのでこちらの作品めちゃくちゃ刺さりました。全てが絶妙で、新鮮な作品なので布教が中々難しいんですが、ちょっと変わった作品読んでみたいなぁとか、一言では言い表せないような関係性が好きだなぁって方に本当にオススメしたい作品です。

0

私には合わなかった

他のレビューにもあった通り、色恋がメインと言うより音楽がメインとして話が進んでいくのは珍しくて良いと思いました。

その人の能力に惚れたのか、その人自身に惚れたのか混乱してしまうシーンは良かった。


ですが、来間が故郷に帰って地元の子とのやり取りが…… 二兎をすぐに忘れてその子に告るのも「え?」ってなったし、その後に二兎の歌声が聞こえた瞬間その子を置き去りにして二兎の元へ向かうのもびっくりしちゃいました。
あまりにも女性の扱いが酷いなーと。
その女性が来間の何かを否定したのなら分かるけど、ただ支えてくれてた存在だったのに、そんな扱いしちゃう?

あと感情移入ができない、勢いが過ぎる、攻めも受けも1か100しかないんかってくらい感情の浮き沈みが激しい。


でもまあ、バンドBLにしては珍しい作品なので刺さる人には刺さると思います。
ただ私の趣味ではありませんでした。
ご参考になれば幸いです。

1

音楽の話

つまり、音楽の話なのかな、という感想。
それは私に音楽の素養がない故の。

私事で恐縮ですが、普段音楽を全く聞かない。コンサートに行ったこともライブに行ったこともフェスに行ったこともあれど、結局音楽にはまることはなかった。そんな人間には完全に音楽を軸にされると理解が及ばない世界に行ってしまうのかなぁ、と。1回読んでいまいち乗り切れず、置いておいてもやっぱり神評価の皆様ほどの熱量を見出せなかったのはそういことなのか。音楽での絶頂感とは程遠い人生だからなのか。

と、くれば、逆に音楽と縁の深い方であれば大変楽しめるのかもしれない。楽しめるものは多ければ多い方がよい。

萌〜萌2

0

映画みたいな作品

[天国 in the HELL]が最高によかったので表紙のインパクトが強いコチラも読んでみよと買ったのに2ヶ月放置してました。

こちら、あんまりBLっぽさはないです。ガチ青春モノとして読めます。
主人公[二兎]は生粋のアーティスト、音楽バカ。才能があるし、メジャーデビュー目前でマネージャーまで付いてるソロミュージシャン。
デビュー曲の楽譜が自室で見当たらず探しに行く途中、その曲を全く違うアレンジでギターで奏でてる青年[来間]と運命的な出会いを果たす。
自分の曲がメチャクチャにされてる感覚とすごくカッコいいって感覚が入り乱れて心かき乱されるの。腹立つような悔しいような憧れるようなとにかく初めての感覚にやられてしまってもう、二兎は来間に心奪われてしまって恋愛なのか音楽的なリスペクトなのかわけわかんない感覚に陥っちゃう。

当の来間は音楽楽しー!なド天然脳直男子で二兎を振り回してるけど、本人全く悪気ないし気付いてない。

なんか、すれ違いとか熱い想いとかずるい逃避とか人間味溢れるし、BLらしからぬ展開もあるんだけど1本の映画を観た後のような感覚になりました。

この2人って、才能を認め合って惹かれあってるからお互いの音楽性が違ってきたらお別れする未来もあるかもしれないなとふと思ってしまいます。
まぁ、それも青春!

紙本で購入。
輪郭のみの描写。トーンが貼られてないと形がわかっても白抜きと変わらない感覚がします。

2

感情がでかい

なんか勢いがすごい…と圧倒されました。
読者にもある程度の熱量が要求されるんじゃないのかな〜と。そして、完全にその熱量が足りなかったのが私です…。

二兎と来間の感情の浮き沈みについていけなかったというか、突然トップギア入って疾走するみたいな流れに見えたんですよね。感情が助走する様子がみたい派なので、そこがちょっと”おぉ”って思ってしまった。スピード感がすごいので、その流れにのっていける人にはとてもハマるんだと思いました。

音楽ものっつーことで、音は感じられたんだけど、旋律が感じられなかった…ので、ことごとく私の性癖には入ってこなかったんだと思います。。。あとね、途中でなんか投げ出して故郷でリフレッシュしちゃって女に告白しそうになってる来間が理解不能でした。。。ええ?その気持ちってどこからきてるの?二兎って君にとってなんだったん?っていう。二兎が入れ込むほどに来間の魅力がわからんかったっていうのも私の敗因です。が、異なる世界が融合して新しいものが生まれる瞬間っていう尊いイメージは感じられました。

5

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