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終盤は最終巻らしく感動するシーンもあったのですが、6巻という長さをかけて結構堂々巡りしていた時間が多かったなぁと振り返って、せっかく10年の月日を耐え抜いて一緒になったのだからもう少し甘い時間も欲しかったなぁと思いました。この10年で失われたものが大きすぎて踏み出せないんだったら分かるんです。でも、しのぶが誰からも好かれていつも人に囲まれていることはこの10年が生み出したネガティヴな結果ではないし、しのぶが入院しなければマコトはしのぶと別れて自由になっていたかというと、そうでもないはず。10年があろうがなかろうがお互いがお互いを大好きという事実を追いやって、こんなにぐるぐる悩む必要はあったのかなぁと。今更別れたところで一生埋められるか分からないものすごい喪失感を相手に与えるだけですし。といろいろ思うところはありますが、やっと気持ちが同じ方向を向いた2人を見れたことは嬉しいですね。
2巻、いや3巻あたりまでは、掛け値無しに商業BL界に名を残す名作になるであろうと信じて疑っていなかったんです。完結巻に萌評価をつけたくはなかった…あとがきで4巻で完結しますと書いてらしたことがあった気がしますが、4巻で完結していればどれほどよかったか。
悩んでいる描写でひっぱり続け、結局2人でしっかりした対話がないままに、第三者の言葉に影響されての唐突なラスト。それならもっとテンポ良く濃密に話は進めれたのではないか。この作品が、登場人物が大好きだっただけに、なんとも拍子抜けの気持ちが拭い去れない。
よくこんなセリフを思いつくな!とかキャラ濃いわぁ〜と、のんびり読んでいると、あー分かるって恋愛モードになって切なくなったり…。
あれもこれも食べたい、欲しい。色んなエピソードを読みたい私の欲を満たしてくれる6巻でした。
マコちゃんはオバァと話さなかったら、きっとずっと悩んでしのぶとは平行線のままだったような気がします。案外第三者からの忖度ない意見って心に響くものですよね。
オバァの語りシーンではちょっと涙が出てしまいました。
人生の岐路にどちらを選んでも間違いは無いのに、愛を失うことが人一倍怖くて恋人と一緒に次のステージに行く希望と勇気を持てないマコちゃんにメチャクチャ共感しました。
しのぶの本名が読者には明かされないのも良い設定でした!
歌手 p!nkのtrue love という大好きな曲とリンクする部分があり、リピートしながら何度も読み返しています。
素敵なお話をありがとうございました♪
本当ついについに完結しました!ちょっぴり寂しいけれど4、5巻辺りからの展開を見ると、6巻で二人のわだかまりみたいなものがなくなり、そしてお互いを本当に求めているということが分かり、本当に本当に先生素晴らしい作品をありがとうございました。
この作品を書店で初めて手に取った時は帯に山田ユギ先生おすすめというのがあり、気になって購入したんですが、本当最高な巡り合わせでした。ストーリー重視の作品でもあるので、普段山田ユギ先生や木下けい子先生、阿部あかね先生、そしてがっつり雄受け主体ですが内田カヲル先生など、そういった先生たちの作品が好きな方はきっと、おおー!となると思います。本当読んだ時、ああ、山田ユギ先生がおすすめするのがわかる!おなりたした!まだの方是非!今後スピンオフがあるとのことで……♡まじで楽しみです。生きてて良かった。
大好きな作品でした。しのぶのゲイ仲間同士の会話が想像しているオネェそのもので、とてもツボでした。
終わってしまって悲しい…しのぶちゃんロス…
マコちゃん、しのぶちゃんに失望してちょっと冷めていたことにショックでした。捨てられる恐怖から逃げる為に距離を取ってるものだと思っていたら…。
結局やっぱり好き、離れたくないってなって、ホント良かった。おばぁって偉大。私は歳とっても大したこと言えなさそう…。
マコちゃんからのプロポーズは若干拍子抜け。もっとマコちゃん必死な感じになると思ってたなぁ。でも笑顔が戻って良かった!可愛い過ぎ!マコちゃん自分の気持ちを素直に吐き出したら、本来の性格に戻った気がする。断然そっちの方が好きです。
東條さん以外の登場人物みんな大好きでした。東條さんはマコちゃんの処女奪ったので嫉妬しちゃう。1人1人のキャラが個性的で人間味があって愛すべき人達でした。
しのぶちゃんのお店、行きたいわぁ。しのぶちゃんにイジられたい…。
もっともっと読みたかったです!
