amazonの電子書籍版です
腐友から「是非読んで!早く読んで!」とおすすめされつつ、木原先生は未読でなんとなく痛そうだし…と積んでいたのですが!!
読み始めたら止まらなくて番外編まで駆け抜けてしまいました。
女装姿で出会い恋が始まるんだけど、
ノンケ同士だからまぁ全然うまくいかなくて。
最初の女の子としてあってデートを重ねているシーンからすごくおもしろくて、だから余計にこれどう決着付けるの!?とのめり込みました。
後半で同僚と付き合い始めた時は吐きそうになりました笑
読んでて空腹感じなくなった作品は久しぶりです!
名作中の名作美しいこと。
文庫版(講談社)で読んで寛末(攻)に腹立ち過ぎて途中挫折していたけど、現在日高ショーコ先生ブームが到来しているのでリベンジしました。美しいことは講談社の出版と、蒼竜社(日高ショーコ先生が挿絵担当)のがあるけど講談社の方は愛しいことが収録されてない分辛いところで終わっちゃうんですよね、、。なので読まれるなら後者をおすすめします!(私が読んだのは蒼竜社)
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この作品はなんかもうもどかしい〜!!と思うことが多かったです。そんでもって、寛末(攻)がなかなかにクソったれな男なんですよ。松岡(受)が寛末に好意を出しているときは冷たくて、別れてから気になりだしたとかいって松岡を振り回すんですよね。しかも一回どころの話じゃないのが寛末の悪いところでなにこれデジャヴ?みたいなループがあります...。期待して落とすとか、1番最悪なパターンじゃないですか。笑
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しかも、松岡がセックスを迫るシーンで知識も全く知らないまま松岡をひどく抱いた、男の松岡に対して愛もクソもないあの夜も本当に松岡さん可哀想..その後も松岡の苦悩は続くんですよね。いや、本当に寛末てめぇって胸ぐらつかんでやりたいくらいあの男憎かったです。でも、ずっと一途に寛末に恋してる松岡さんが凄く健気でわたしは好きで、めちゃくちゃ感情移入させられて落涙しました( ; ; )攻めは嫌いだけど受けは凄く応援したくなる人物なんですよね。(嫌いって言っちゃった)
木原音瀬先生はじめてで、痛いのイメージが強い人なので最後はどうなるのかヒヤヒヤしてたけどハッピーエンドで安心しました。これからどんどん読んでいこうと思います(⑉• •⑉)‥♡
美しいこと。
小雑誌を含めた3冊全部、きちんと揃えていつか読みたいと切望していました。
Kindleで3巻全部発売されているのを発見!
速攻購入しました。
表紙も挿絵も日高ショーコ先生で大満足。
古本だと先生たちに還元できないのと、異常な高値にびっくりしていたので良かったです。
ネタバレ込みの感想です。
こちらは一巻。
女装しての出会いから一度振られからの、なんとなく希望の見える終わりまで。
最初の優しいイメージの広瀬とできる男だけど健気な男でもある松岡、2人を応援して読んでました。
しかしハッキリしない広瀬に不穏な空気を感じ始めてるのも事実。
松岡が好きなので2人の幸せを希望してますが、木原先生なのでこころを引き締めて、頑張って読まないと。
「愛すること」をKindleで購入したので、先にこちらを再読しました。
「美しいこと 上 」のKindleの電子版ではBLCDの「SS時計1」が収録されているそうですが、家にある紙のBL版の方を久しぶりに読みました。
木原音瀬先生の確かな文章力とストーリー展開に、数年前に読んだ時とはまた違った気持ちを抱きました。
当時は松岡がとにかく可哀想で、寛末憎しだけしか無かったんですよね。
当時は心が痛くて痛くて、しょうがありませんでした。だから再読を渋ってたんです。
でも時間が経って再読してみると、寛末の純粋に葉子を求める気持ちとか、ずるずる嘘を重ねてしまう松岡の切なさとか、これってどっちもどっちじゃんと思えるようになってました。
松岡って優しいんですよね。それがどんどん自分の首を絞める事になるんです。寛末と会わない事に決めて悲壮なほど仕事を頑張ったのに、何の因果か同僚女性を介してまた再開してしまいます。
寛末と付き合ってる彼女を見て嫉妬したり、葉子の時の寛末の態度と比べて優越感を覚えたり、その直後には現実に打ちのめされたりと、松岡の感情を追うだけで面白かったです。
これ、読んだ当時は評価だけしててやはり神でした。あれから数年間色んな作品を読んだ後でもやはり神でした。
名作って何年経っても色褪せないという事が良く分かりました。
電子版になったのを機に、沢山の方に読んで欲しいと思いました。
追記、BLCDのSS目当てで電子も購入しました。時系列的には「美しいこと」の後のお話で、キャンプの時に松岡が持ち帰った寛末の腕時計の事が書かれてます。松岡の一途さにギュンと来ました。
ずーーーっと以前に購入して延々積んでました。買ったはいいけどキツそう…と思って。
木原作品て、エイッと気合入れないと読めないよな…
さて、本作。女装した受けが可哀想な目に…というイメージ粗筋のみを頭に入れて、ノー情報で読み始める。
イケメンな営業マン・松岡がストレス解消のために始めた女装中に出会った同じ会社の男・寛末に惚れられて…
松岡は声でバレるのを恐れて、口が利けないという設定で筆談で通す。
そして何度も本当の事を言おうとは考えるが、結果的にそのままズルズルしつつ、寛末の告白は拒んだり会うのをやめたりしているが…
…と続いていくのですが。
まず初めの方では一応松岡がヘンだな…という印象を持ちました。
最初に言う機会を逃したからもう言いづらい、っていうのは確かにそうでしょうけど。抱き寄せられたりキスされたりを許してる時点でなんだかなぁ、と。
また、寛末の方も違和感がある。
会社では機転もきかずあまり仕事のできるタイプではない。自己主張もない。そんな風なのに葉子(松岡の名乗っている名前)にはかなり積極的な姿。
これははっきりと「葉子は口が利けない」という事で自分が上位になれると感じたんだろうな…
ただし、はっきり一点松岡が間違えた所がある。それは寛末の送別会に女装で現れてみんなの前でしなだれかかった事。
これのせいだよ、こじれたのは。
寛末は葉子を諦めようとしてたのにこれで期待しちゃった。
さらに松岡のわからない所。
葉子の姿で好き好き言われてソノ気になってしまったのか?自分が実は男でも同じように好き好き言ってくるはずと本気で思ったのか?
案の定、事実を知った寛末は態度急変。
葉子の時は拒み気味だったけど、松岡として今度は寛末にすがるって…
痛々しい上になんとも不可解です。
また上巻の終盤は、「別れた」後の2人が松岡の同僚OL・葉山との関連で気まずい再会をする展開に。
ここは読んでて何とも苦しく気持ち悪く。
ダブルデートって怖いわ…葉山は何も知らないからこそ善意でどんどん松岡を追い詰めていく…ほとんどギャグだよ。