電子限定かきおろし漫画付
シリーズ累計25万部!! 運命の番と結ばれなかったα×クズαばかり好きになってしまうβ、 慰めから始まるトゥルーラブ 願いは、たった一人の愛する人と出逢うこと――
「ロマンチックラメント」のスピンオフ作品。
元作品が未読でも困りませんが、読んでおくとより深く世界に浸れます。
心に想う人がいる苦しみの中で出会った2人が、セフレのような関係を通して、心をつないでいく様が優しく丁寧に描かれています。
失恋の苦しみを癒すため、勢いでの体の関係を持った2人が、昼間の職場が一緒で顔を合わせ、話をするようになっていきます。
セフレのような関係を悔いて罪悪感を持つαの遊真と、そんな関係もいいだろうと前向きな誉。
誉は性に奔放な、悪い言い方をすると身持ちのだらしないタイプかと思ったらそうではなく、苦しい失恋をしたことがわかってきます。
誉から悠真への付き合わないか、身代わりと寂しさを埋めるため、お互いウィンウィンだという提案。
誉の気持ちもわかるし、悠真の気持ちもわかり、切なくなりました。
断るべきだと思いながら断れない悠真が、病気で弱っている誉のところに戻ってこいと突撃してきた元彼αに対し、交際宣言。
誉相手では、αらしいところはあまり見せず、穏やかで優しい言動をし続けてきた悠真のαらしい、強い顔が見えたシーンでした。
晴れて交際スタートとなったものの、周りをうろつく元彼αに、偶然出会ってしまった元運命の相手のΩ、波乱の予感しかないラストでした。
設定やキャラクターで、もっと殺伐としてもよさそうなのに、ずっと優しさが漂っている素敵な作品です。
旭という運命の番と番えなかったαの遊真
αの彼氏がΩと番ってしまったβの誉
誉は旭にどこか似ていて、遊真は誉の元彼
「運命」と「番」に弄ばれたかのような2人が出会うお話し
遊真も誉も性格がすごく”マトモ”でとても好感が持てる!!
勿論恋愛脳ではあるけど、それは寧ろ恋愛漫画を読みたい私にはピッタリでとってもロマンティックに感じます♡
お互いの寂しさを埋めるように体を繋げ、それだけでは気が引けるからと付き合うというカタチを選び、それだけでは虚しさを感じ始めた2人
それはもう「想い」の芽生えに他ならない…!!
運命に翻弄され、それすらも運命にして行こうとする2人
そんな少しずつカラダとキモチをの距離の溝を埋めている2人の前に立ちはだかる「過去」・・・
なんという終わり方でしょう
これを今なら続けて読めるという有難さ
むしろこれで即続きを読めなかった時のもどかしさを考えると苦しい位!
という訳で、さっそく続刊に行きたいと思います!
楽しみです!!
「ロマンチックラメント」のスピンオフです。
奇しくも輝臣と旭と同じく、遊真と誉も体の関係から始まっているのですよね。
しかも遊真の相手は旭に似た声で、遊真や旭が通っていた東成大の3年生。
7つ年下の元モデル、現カフェ店員のβです。
誉がβでΩじゃないのもロマンチックシリーズっぽくて好き。
遊真は医者になっています。
大学時代のあの頃から10年後のお話です。
お医者さんになっているのは想像通りなのだけど、バース科医なのが色々理由が浮かんでしまって納得と苦しさを感じます。
遊真は旭の件であの後荒れて片っ端からワンナイトラブしていたらしく、その後も10年間旭を引きづっていて、旭が入籍、結婚、出産した報告を聞く度に、旭が幸せならと言い聞かせつつも割り切れずに苦しんでいて。
もう、うっ……...てなるしかない。
私の思い違いでなければ、遊真って本来ワンナイトなんて軽率なことはしない優しくて誠実な人なのだけど、荒みまくってそんなことになっていたなんて...。
自棄酒して酔って座り込んでいた時に声をかけてきたのが誉で、旭と間違うくらい声がよく似ていて。
誉もやけ酒なうで両手に酒の酔っ払い。
絡んできたのを振り払ったら手に持っていた酒を誉が被って濡れてしまって、放っておけずに家に連れ帰って着替えさせて………からの失恋同士体で慰めあうことに...という出会い。
この誉、元彼に振られた理由が“番ができたから”なんですよ…………なんてこった!
愛していた恋人に横から急に現れた人が理由で捨てられたことまで旭と似ている...!!!
そして、「運命と恋に落ちるより自分の好きになった人が運命だと思いたい」って考え方をしているんです。
似ているのは声だけじゃない、色んな点が被る。
遊真は誉の声が旭に似ていたから、誉は遊真の髪色や体格が怜王(元彼)に似ていたから。
お互いがお互いに自分の好きな人との共通点を見つけて惹かれたんだけど、相手が忘れられない気持ちが手に取るように理解出来しあえる、相手の痛みがわかる、それって馴れ合いなんかじゃなくてもう情じゃないかな。
きっと似ていなかったら相手にしていなくて、あれ以上の縁は紡がれなかった可能性があるので、似ていてくれていて本当によかったと思います。
でも似ていると思ったのはきっかけに過ぎなくて、遊真は誉と自分が似ていてその痛みがよく分かるから1人にしたくない守りたいと思ったんだと思うし、誉といると楽しくて、笑顔が可愛いな、甘やかしたいなって愛しく思ってきている。
感性と境遇(環境)が近いって好きになる大切な要素ですよね。
好きになった人に捨てられ続ける誉、運命の番には既に相思相愛の番がいてフラれた遊真……私はこの切ない結びつきがとても好きです。
情事の後一緒のベッドで寝ていたら誉がクシャミをしたので布団をかけてあげたら擦り寄ってきて、遊真がぎゅっと抱きしめるコマがあるんですが、あそこがとても好きです。
堪らなくなって抱きしめたのが伝わってくる。
遊真って守りたいし愛したい気持ちを強く持っている人だけど、大事な人を取りこぼしてから苦しさと同じくらい寂しいかったんじゃないかと思ってしまった。
遊真と誉の年の差が7歳差っていうのもすごくしっくり。
αはΩのヒーローだと思っていて庇護欲が強い遊真が年下を溺愛する図は想像に易くて、とってもお似合いだな、すごく可愛いなと思います。
遊真が旭の時みたいに暴言を吐く人から誉を庇うシーンがあるんですけど、なんだかその流れもラメントの時に似ていて、切なくも希望を感じました。
忘れたくないけど忘れたいくらいの強烈な出会いと恋した気持ちを上書きしてしまえることをいっぱい経験して楽になってもらいたい。
だから、あっこれラメントとなんだかデジャブ感じるなって場面が誉との間にあることが嬉しい。
旭のことは経験としては忘れないでほしいけど、一緒に過ごしているうちに過去のことになって幸せになってくれるといいなぁ。
誉の元彼αの怜王がしつこく絡んできているし、誉はカフェで旭と輝臣と偶然出会っていて、“アサヒ”という名前で母子手帳を持っていることからもしかしてこの人が遊真の運命の人?と察した感じで次巻に続く。
私はどちらも全然不安要素に思いませんでした。
遊真と誉なら大丈夫と思えたし、何より遊真×誉がすごくタイプなんです。
何巻まで続くのか分からないですが、2巻で終わらずもっと続いてくれたりしたら嬉しいなと思うくらい続きを読むのが楽しみです。
(あっ、大事なときめきポイントを1つ書き忘れてました。遊真、料理まで出来ます!!!!なにそれずるいー!)
エロス度★★★★★
遊真と誉の恋物語第1巻!
スピンオフ作品で、運命を手に入れられなかったαと運命にすらなれないβの切ない恋模様がめちゃくちゃ刺さりました。゚(゚´ω`゚)゚。
旭に対する遊真の想いがしんどかったり、自分がいながら番を得たαに対する想いが消えない誉が切なかったり・・・お互いの傷を舐め合いかのように体を繋げ、恋人同士の関係になりますが、誉の元カレαが別れたことを納得していなかったり、誉の前に遊真を選ばなかった運命が現れたりと、幸せになって欲しい2人なのに神様が試練を与え過ぎる・・・。
シリーズはこちらしか読んでないですがこちらだけでも読めます。
お互いの寂しさを埋め合う関係で切なく感じるお話でした。
自分のものだと言わんばかりに出てくるクズな元カレとか、忘れられないでいる思い出を抱えている二人とか、最後はそうきたかという展開もあり終始楽しませていただきました。
始まりがハッピーじゃないので苦手な方には向きませんがそうでなければ是非。
えちもあります!ここ重要!
続きものです!今後の展開が気になる終わり方をしています。