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表題作不意打ちの春雷 上

梅山 蓮、高校2年生
八鳥 椿、高校2年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

梅山蓮と八鳥椿は小学生の頃から高校に上がった今までずっと一緒だった。

椿の隣は蓮の特等席で、特別好ましい存在で
可愛いと噂に聞くだけの顔も知らない女の子よりずっと。
だからといって、だからこそ、この距離感を失いたくなかったから、
椿からの告白を受け入れられることはなかった。

「だって、お前は俺の友達だろう」

それなのに蓮はあろうことか椿に恋をしてしまった。
そして、ようやく気付くことになる。
自分が椿に求めた“友達”という関係が
椿の諦観と覚悟で成り立っていたということに。

作品情報

作品名
不意打ちの春雷 上
著者
黒井つむじ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866696546
4.4

(83)

(54)

萌々

(18)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
368
評価数
83
平均
4.4 / 5
神率
65.1%

レビュー投稿数14

どちらの気持ちも分かる

 親友から恋人になるのって難しいよね、という高校生もの。椿は蓮の恋愛的好意をまったく信用していないようですが、告白されてから相手のことをそういう目で意識し始めて、実際に相手に恋をしてしまうことは往々にしてありますよね。告白されなければそんな気も起こらなかったといえば、確かにすぐ立ち消えてしまいそうな頼りない気持ちに思えるかもしれない。ずるいと感じるかもしれない。それでも、恋の始まりはこうでなければなんて決まりはないので、始まったんだと自覚したなら蓮には臆せず突き進んでほしいと思います。テンポも良く笑えるシーンもたくさんありましたが、片方が告白した後の関係の崩れ方の描写は割とリアルに描かれていたんじゃないでしょうか。

0

幼馴染、距離感0

幼馴染、両片思い、距離感0、無自独占欲、私の幼馴染カプで萌えてしまう要素がてんこもりでした。
攻めの蓮くんが椿のこと特別すぎて同級生にも付き合ってるのかと思われるレベルでイチャイチャ。
でも、それを友達って言う。
梅山蓮、なんて罪深いんやーー。
しかも、告白してきた受けの椿に友達だろって言っときながら距離置こうとする椿に一緒にいないとさみしいってなったり、感情のままに椿を独占したがったり。振り回されてる椿可哀想よ!って思ってた矢先に不意に椿に向ける恋心自覚して椿に振られる蓮くん。そして、泣く蓮。
ここで蓮がんばれ!って気持ちにさせてくらるこのストーリー展開。両思いなのになかなか引っ付かない。早く引っ付いてーって気持ちとザマァという気持ちと折り重なって面白い。
上下巻同時発売してくださっているので上巻の両片思いで終わっちゃうモダモダをすぐに解決してくださるのもありがたいです。

0

メンタル赤ちゃん

梅山蓮は幼馴染みの八鳥椿から告白されるも、
「お前は俺の友達だろう」とフッてしまいます。

今まで通りの友人関係が続くと思い込む蓮ですが、
翌日から椿から避けられるようになってしまい…。

椿の告白を大して考えもせずに断っておきながら、
いざ椿から距離を置かれると寂しがる蓮。

椿の気持ちを考えるとすごく無神経だし、
そんなわけで椿から避けられてしょぼくれる姿は
ちょっとした攻めザマァでした(笑)

蓮にとって椿は女の子よりも優先すべき存在で、
椿から好意を寄せられることもむしろ喜んでいて…
これで友達未満っていうのはあまりにも鈍感すぎる。。。

そして、ちょっとしたきっかけから椿を恋愛対象として
意識するようになってゆき蓮から椿へ逆告白するも
今度は逆にフラれてしまうのです。

椿の告白を断ってしまったのも椿を失いたくなかったからゆえで。
だけど、それがわかったところで既にとき遅し。

見事なまでに拗れてしまっている二人にじれじれしてしまいます!
だけど、椿にフラれたことでその痛みを知った蓮。

メンタル赤ちゃんだった蓮が恋を知ることで
少しずつ人への思いやりを覚え、成長を感じられました。

あとは椿が蓮を受け容れてくれさえすれば…!!!

0

二極の男子高校生

作家買いです

上下巻続けて読了後のレビューです。

ずっと親友、ニコイチだった椿から突然告白された蓮は、"友達"としてずっと一緒に逃げて告白を断ってしまいます。しかし、断ったのに椿のことを好きだと気づいてしまい、もどかしい上巻。

人として、蓮はワガママだし自己中だと思ってしまいます。それでも椿は蓮を好きで、"友達"でいることを受け入れなかなか苦い思いになりました。
しかし蓮からの告白は断って、予想を裏切られたり、それでも蓮は椿に触れたいを募らせていきます。

男子高校生の精神的な幼なさと達観が、蓮と椿に詰まっていて、学生ものが本当に上手いと感じました。
上巻は悶々として、でも外野からは早くくっつけな思い、までなので上下合わせて読みたいです。

0

アオハルのモダモダがなんとも切なくキュンとするお話。

幼なじみの2人。

ある日、受けから攻めは告白され、攻めは友達のままでと告白をフってしまう。

その後、攻めは受けへの恋心に改めて気が付き、受けにアタックしていくという展開。


たしかに受けに告白され無ければ気が付かなった想い。
でも下巻まで読了した読者としては、本当に攻めよ、頑張ったね!! と労いの言葉をかけたくなるようなお話でした。

そして、1度告ったからってフった相手がまだ自分を好きなままなのか?? という驕り。


相手の気持ちがよく分からない不安定さに振り回される攻め。

DKにしかないドキドキ感がとても瑞々しく、ピュアで面白かったです。


また、上下巻並べるとタイトルのロゴが完成される、ドアップな受けと攻め(この2人の表情が物語の関係性と展開をすべて物語っていると思う!!)のお表紙のデザインもかっこよくて良きと思いました。

今年からはなくなってしまったけれど、アワードにお表紙のデザイン部門がまだあれば、確実にノミネートされてほしい!! そんなお話でもありました。

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