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  • 甘え上手で、愛され下手の。

甘え上手で、愛され下手の。

amae jouzu de aisare hetano

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表題作甘え上手で、愛され下手の。

桃井、サラリーマン
栗原、サラリーマン

その他の収録作品

  • 甘え上手に愛されて
  • カバー下(キャラ紹介)

あらすじ

桃井は無愛想で内向的な性格の会社員。気が利いて誰からも好かれる同期・栗原が取引先の男性と別れ話で揉めているところを偶然目撃する。それをきっかけに2人の距離は縮まっていくが…!?  “恋人のフリ”から始まる正反対同期2人の育み愛!!

作品情報

作品名
甘え上手で、愛され下手の。
著者
あずみつな 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403669156
4

(35)

(14)

萌々

(9)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
142
評価数
35
平均
4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数10

じっくりな育み方が良い

都合よく依存して甘えることはできるのになぜか不実な結末ばかり…
桃井には呆れられたくなくて変わろうとしてく栗原、
それを見守ってじっくり愛を育んでくのが良かったです。

どんどんと距離が縮まって、
栗原の面倒で不器用でほっとけない可愛さ!たまりません。
うっかりすがってしまった時の栗原の戸惑い。
それだけ、桃井は特別なんだというのが感じられます。


通じ合ってのえっちが丁寧で高め合い方に
ちゃんと愛されるてる〜って幸せな気持ちになりました。

えろえろテイストってわけではなく回数も多くないですが、
tnkばーんな描写も多かったので(個人的に)
白抜きシーモアではなくて、紙がRentaにすれば良かったな…
という思いはあれど、とても良いお話でした!!!!

0

大切に想っているだけで十分見返りになるから

 メイン2人のキャラが個人的な好みからは少し外れていたのでこの評価に落ち着きましたが、ストーリーと栗原のようなタイプの人間の解像度の高さは素晴らしかったです。こういう人、リアルにいるんですよ。悪い奴じゃないし、ビッチともちょっと違う。社会性や対人スキルにも問題がないからメンヘラと一言で片付けるのにも違和感がある。ただ、やはり家庭環境にあまり恵まれない幼少期を過ごしていて、孤独への不安や抵抗が大きく、寂しさの埋め方が歪になってしまっているタイプ。

 分かりやすい見返りを自分が与えられるから、相手にもちゃんと必要とされる。この方程式が簡単には崩せないから、児島のような男に翻弄され、関係が切れた後もぐずぐず悩んでしまう。馬鹿な奴だなぁと思うかもしれないけれど、栗原の危うい不安定さは彼が今まで積み重ねてきた人生経験の結果。私は見ていてとても切なくなりました。なまじ常識人だし人の機微も読み取れるから、桃井が少しでも引く態度を見せれば途端に消極的になってしまうんですよね。そんな彼に1年以上もかけて根気よく、体の関係がなくても人は人を大切に想えるのだということを教えた桃井の誠実さが素敵でした。栗原がそこを理解した上で付き合うことで、今まで彼に寄ってきた男たちとはまったく違う安定した関係性を桃井とは築けると思います。たわいない恋人同士の日常を楽しんでほしいです。

2

無愛想で愛情深い攻め×まさにタイトル通りの幸薄そうな受け

あずみつな先生のオフィスリーマンものBLです!
先生の絵柄と幸薄そうな受けの相性が良すぎます。

本当にタイトル通りの特徴の受けなんですが、甘え上手と言っても明るく素直で可愛い甘えではなくて、寂しいを埋める相手を手に入れるための打算的な甘えが上手で、それって相手が自分にそういう見返りを求めてるからこそ通用するので、桃井に本気で心配を向けられて不器用にタジタジしているのがなんとも可愛かったです。

桃井は桃井で本当に無愛想というか何を考えてるのか読み取りにくくて絶対栗原に好意あるだろう〜と思うのに確信が持てない感じで途中本当にモヤモヤ〜!

個人的に栗原は寂しさ埋めるために誰かを引っ掛けるタイプの受けかと思ったので児島にそれなりの期間べったり大好きだった〜ていうのに何となく矛盾を感じたりはしました…

あとオフィスラブあるある飲み会での机の下手繋ぎシーンが見れて大満足です!!

1

一人でいられない依存系受ちゃん

常に誰かに愛されていることを確認しないと生きていけない栗原くん(ゲイ)と、寡黙で世話焼き、どこからどー見てもノンケな同僚の話。

あずみ先生のどうしようもない、でも憎めないキャラクターたちが大好きなんですが、今作はちょっとアンバランスな感じがしました。というのも、桃井くんがイイやつすぎる・・・!

何に置いてもきっちりしていて、栗原くんのことを心配し、すぐに身体の関係をもったりしない桃井くんと、隙あらば、しかも“つい”という感じで求めてくる倉原くんという関係性が!片務的(たぶん日本語として変)すぎて!かんっぜんに好みの問題なんですが素直に萌えられませんでした。

きっと桃井くんは栗原くんを幸せにしてくれるんだろうけど、栗原くんのあれやこれやで引き続きモダモダしそうな予感・・・!

大好きな先生の作品ですが、今作は萌ひとつです。

1

時間をかけて縮まっていく、同僚同士の恋

自らの境遇から生まれた「愛されたい」という(無意識の)思いを抱え、恋人となる男に依存したり重い面を見せて引かれたりーということを繰り返してきた栗原(受)の救済愛ストーリーでした。

同僚の栗原が取引先の男と別れ話で揉めているのを偶然見てしまった桃井(攻)。助けて話を聞いてあげたところ、そこから二人で仲良く飲みに行く関係になり、だんだん栗原のことが気になり始めてー
と進でいきます。

受けの元彼のちょっかいなどを挟みながらも、ゆっくり、じっくり二人の気持ちが育まれていく展開にじーんとしつつ。

途中、受け視点で”あれから一年経ってー”という描写があるんですが、思ったより時間が経っていてびっくり。そんなにゆっくりじっくり展開だったのか!(°_°)
確かに早急な展開ではないんですが、一年という時間を感じるほどではなかったので、そこはちょっと読んでいて引っかかった部分でした。

攻め受けどちらも”いい人””いいキャラ”で応援したくなるんですが、特に強く刺さる萌えどころ、というのはなかったかな、、と。

……とは言いつつも。
週末の疲れた夜に心を癒してくれる、優しい優しいお話でした◎

これからも甘やかし甘やかされて、心満たされる関係を育んでいって欲しい二人です(*´˘`*)

0

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