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杉原先生、おかえりなさい!
先生の作品をまた読むことができてとってもうれしいです。
この文体が好きなんだよなあ。
中華風ファンタジーな世界観にプラスして龍要素と、なかなかに独自設定が多い印象だったのですけれど、特に問題なくするっと入り込めました。
というのも、これはきっと主役から脇を固める人々にいたるまでのキャラクター設定が良かったからなのではないかなと思うのです。
世界設定的には、正直なことを言えばやや盛りだくさんです。
でも、彼らの関係性や会話を楽しく追っているうちに自然と頭に入ってくるんですねえ。
中華風の名前の読みに苦手意識があったのですが、そちらに関しても問題なしでした。
中でも特に好みだったのは攻めと受けの2人。
どちらもがなんだか妙にツボにハマったと言いますか…
形がぴったりと合う対のなにかのような、終始テンポ良く繰り広げられる2人の会話のリズムが心地良くてとにかく楽しいのです。
もっと冷たそうな人なのかと思いきやかわいらしいところもあり、ふとした時にくだけた口調になる蒼月のギャップに変な気持ちになりましたし、天音のことを「きみ」呼びだったのも個人的に好きなポイントのひとつかな。
そして、天音の天然ものの大物感と嘘のない性格が最高に良かった!
かわいいやら頑張りや加減が気持ちが良いやらで、読んでいてどんどん愛着がわいてくるようでした。
いっぱいご飯を食べさせてあげたくなる受けでしたね。
恋愛面もとびきり甘いわけでもないはずなのです。
でもなぜかふわ〜っと甘く香ってくるのが面白い。
やっぱり会話のやりとりが微笑ましくて楽しかったからかな。
龍関係やサブキャラクターに関しては、少々まとまりが良くは見えない部分もあり、もう少しすっきりさせるかじっくり読みたかったなとこちらの評価になりました。
ですが、「もっと読みたいな」の状態で読み終えられる楽しい1冊だったと思います。
続きがあればすごくうれしいのですが…
中華風ファンタジー。
国を追われて身分を隠し隣国に来た皇子の天音
武術脳筋だから常識がとんとズレてる(そこが可愛い❤)部下を救う為 お金を稼ぐためにはどうすればいいか聞いたら この国の愛人にでもなれば? と言われたのを真に受け 愛人になってくるー!と飛び出すのを周りが慌てて止めて…。
受けの天音の天然さも可愛いし(武術は強いのもポイント高い)それを囲むキャラもコメディのようでとても魅力的‼️天音様と周りのキャラの個性が強すぎて まだ1巻出たばっかりなのにスピン…スピンをくださいって思いました!
また 挿絵の笠井あゆみ先生のイラストが超絶可愛いです。エロくない可愛い笠井先生のイラスト見られるのも貴重です!!
しっかりとした設定のあるファンタジー。しかし、分かりやすくすんなりと受け入れられました。(Xでは先生が「人物相関図」や「龍の分類」について解説してくださっています!!)
タイトルにも書きましたように、「みんな可愛い」んです。
まず、天音。彼は真っ直ぐで、素直で、言動がすべて可愛い。可愛いというか、強いけど愛らしいというか。蒼月様との会話に家族会議、ほっこりしたり、くすっと笑ってしまったり。
和むシーンも多いのだけど、ちゃんとミステリ的な要素もあり、緊迫した状況との兼ね合いがとっても良い♡
次に、蒼月様。彼は強力な力を持っているし、微妙な立ち位置にありながら、心から慕ってくれる家臣にも恵まれている。でも、過去の出来事から、自分が誰かを隣に置いて一緒に生きていくことを怖がっている。その葛藤が時々溢れてしまったり、そうかと思ったら天音を揶揄う風にして誤魔化したり。そういう所がとても可愛らしいお方だなと思う。
この作品の好きなことろは、いくつもあるけれど、強いていうなれば、会話のテンポと、脇キャラ。
私は杉原先生の作品を読むのは初めてだったので、先生の文体なのか今作の特徴なのかは分からないのだけれど、会話のシーンがとても好きだった。言葉の選び方にキャラクターが出ていて、センスを感じる。純粋に何気ない会話だけで「面白い」と感じさせてくれる作家さんは貴重だなと思う。
そして、脇キャラ。全体的に出自について深追いしてはいけない、みたいな感じだったので詳しいところまでは明かされていないけれど、距離感みたいなものがとても好きだった。
因みに私は楓柳推しです。最初の警戒心むき出しの態度から一変、天音が蒼月様のことを褒めたり身をわきまえてることが分かると、だんだん天音に甘くなっちゃう。可愛い〜♡そしてそれに嫉妬する蒼月様もまた然り。
他にも登場人物には全員好きなところがそれぞれあるのだけど、それを書くと長くなってしまうので、泣く泣く割愛。
最後に、笠井先生ありがとう。天音、こっちが理性失うくらい可愛いよ。そりゃあ蒼月様も手放せなくなっちゃうよ。p.19のムッとした表情、p.99の美味しそうに満足げに頬張ってるところ。あら、昊天の嫌そうな困った顔も可愛い。
「最後に」と言った後だけれどこれだけは言わせてほしい。
夜伽シーン最高です。
他の文庫本のBL小説と比べるとやはり長いので、その分思いが募っているといいますか。いじわるしちゃう蒼月様と、それに勝つと息巻いていた天音が結局翻弄されちゃってるのが、もう、かわいいよ、さいこうだよ。やはり蒼月様の龍はお強かったですな。夜の龍もお強かった。夜華が夜伽させても大丈夫か確認するためにお見舞いに来たの好き笑笑
そこかしこに好きなシーンがある、魅力的な作品でした。
杉原先生の過去作も読んでみようと思います。
久々の先生の新刊。とても楽しみでワクワクで読み始めましたが、ワタシには設定が難し過ぎた。
龍が龍母が月龍が、、、と龍にまつわる説明が多く、読んでて物語が途切れるのがツライ。
登場人物や立場的な名前も多くて理解するのが大変でした。
しかしながら天音がなかなかに天然で素直おおらか、そして皇子としての責任感もあって大変好ましい。
蒼月は自分の未来に達観的でありながら天音にどんどん惹かれていって甘々で、自覚無しで妬いてすねるとこが可愛い。最後のエロも良かったなぁぁ
脇キャラも皆魅力的。まだまだ掘り下げられそうで、スピンオフ期待してしまいます。
総じて設定は難しいけどファンタジー好きなので楽しかった!って事で続編を期待して、萌2
あ、錬金術師と不肖の弟子、大好きなのでこちらもいつか続編読めたら嬉しいです。
先生買い。めっちゃお久しぶりだったのですごく楽しみにしていました。楽しく読ませていただいたのですが、私が頭悪いために、理解・記憶するのがシンドイところありましたので、萌2よりの萌にしました。本編360Pほど+あとがき。これ続くでしょ?続きますよね?続いて?→出版社様
陽華国の末王子として生まれたが、第二王子の反乱で国を追われ、月龍国へ逃れた天音。天羽龍を守護龍とするため、生きているだけで価値がある、生きなければならないと言われいるのですが、側に仕えてくれる元神官のためにどうしても金が必要。そのために仕事を探していたら、第二皇子の蒼月に仕えれば・・と言われ・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
晴宇(元神官、小言多いキラキラ美形)、彩火(元近衛、凛々しいイケメン、脳筋)、秋風、無影(下町の天音の知り合い、伝手)、夜華、昊天(攻めの側仕え)、楓柳(殿内省の役人)、雨蘭(神官)ぐらいかな。割合多くて、どいつもこいつもキャラ、役割がちゃんとあるという印象。だからどいつでもスピンオフいけんじゃね?と思うのです。
++ 好きだったところ
受けの性格が好きでした!16歳、晴宇と彩火に守られ育ってきた少年から青年へ変わりつつところ。もの知らずなところあり、向こう見ずというか怖いもの知らずというか。でも晴宇を失いたくないと頑張る、思いの深いところもあり。いざという時は、自らの持つ力を最大限に生かし。母なる龍を背負っていて、大地に対する責任あるからか、ぶれない、大きい器を感じました。これからは攻めを見守り、なんとか生き延びようと頑張るんだろうと思います。(なので、ここで二転三転お話を盛る事ができるんでは・・・?と思うのです~続きー続きが読みたいー)
攻めは皇太子に注意深く観察されている第二皇子。下手に力があるので、皇太子を脅かす存在となった場合は何らかの方法で抹殺される可能性があると考えて、非常に注意深く暮らしている方です。(そのため女性は抱かず、誰とも深く交流を持つことのないようにしています)その、実は寂しい境遇なんだけど見た目麗しいキラキラ力あるイケメン攻めと、訳アリ母なる力ある受けというカップルです。
めっちゃ甘いシーンが多数ある訳ではないのですが、世界観、攻め、受けのキャラが楽しかった一冊でした。そして多数いるサブキャラ。なんとしてもスピンオフを読ませてくださいーっよろしくお願いいたします!私の第一希望はやっぱり晴宇です!