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表題作花恋つらね 10

新井 源介(野田 淳平)
大谷屋の御曹司、立役の若手ホープ、21歳
松川 惣五郎(東 周吾)
玉乃屋の御曹司、女形の役者、20歳

その他の収録作品

  • あとがき
  • 設定資料集

あらすじ

役者として本格的に注目され始めた惣五郎と源介。未来を共にするための地盤固めが進む中、彼らの関係を知る者、疑う者、それぞれが思惑を抱え動き出し!? 梨園の御曹司同士の恋絵巻、最終巻!!

作品情報

作品名
花恋つらね 10
著者
夏目イサク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花恋つらね
発売日
電子発売日
ISBN
9784403669330
4.6

(85)

(61)

萌々

(16)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
20
得点
390
評価数
85
平均
4.6 / 5
神率
71.8%

レビュー投稿数20

煌めきの梨園の恋

1〜10巻までまとめて読んだので、感想はこちらに!

歌舞伎の名門玉乃屋の御曹司で若手女形の惣五郎と、大谷屋の御曹司で立役の源介。同い年でライバル関係の2人だけど夫婦役で初共演する事になり、源介から「ずっとお前と一緒に舞台に立ちたかった。」と言われて⋯。
源介の舞台を観て役者になる決意を固めた源介。梨園の御曹司同士の恋は役者としての尊敬や葛藤もありつつ、まだ若手の2人がお互いに切磋琢磨しながら成長していくところが実に良い。
素のお互いにも惚れ込んでるけど、舞台の上での2人ならではの充実感が最高なんだよね。名門を背負っていく重圧とその血筋を絶やしてはいけない責務の中、一緒にいる事で素晴らしい舞台を作れるんだって証明していく2人。
祖父同士の過去の悲恋も切なくて、沢山の想いと共に時代も変わって新しい世界がまた開けるんだなぁと。
歌舞伎の名作の勉強にもなったし、何より美しい惣五郎と凛々しい源介の惹かれ合う様がたまらなかった。思わず一気読みした程素敵な作品。

0

終わってほしくないけど納得の最終回

雑誌からだいふ加筆されたと先生もおっしゃっていましたが、私はこの加筆のおかげで幸せになれました。もちろん雑誌もよかったけれど、源惣の覚悟、じいちゃんずの思い、周りの人達の思い、とても丁寧に描かれていて、みんなまとめて納得の最終回でした。夏目先生、ありがとうございます!
単行本もあるけど、電子も買って、何度も何度も読み返しています。毎回の雑誌派の方も、この花恋つらねの10巻だけは買うことをおすすめします!本当によかった!

2

夏目イサク先生の名作

ほんっっっっっとーーーに面白すぎて
気づいたら深夜になっていました。笑

歌舞伎とBL漫画って
どういうふうになるのか
全く想像つかなかったけれども、
よくよく考えたら女性が舞台に立たないんだから、
思考を変えたらBLの宝庫じゃんかと...

基本的にこの2人は、誰に邪魔されても
ブレないラブラブカップルを見れるんですが

個人的におじいちゃん世代の苦渋の決断が
孫世代で昇華される展開にグッときすぎた...。

というか祖父世代の展開がヘキすぎて
『もっと詳しくお伺いできますかね』っていう
キモチしか湧きませんでした。
夏目先生作品ではあまりない、
胸がぎゅっとなる悲恋が味わえます。笑

ラストも、人によっては
BL的には物足りないかもしれませんが
私は本当に大大大満足。大満足すぎて胸がいっぱい...

歌舞伎が好きで、
お互いの事も大好きで
どちらも大切にしようと考えて努力して
辿り着いた若者たちの選択、
ラストシーンは輝いていた......(号泣)

間違いなく夏目イサク先生の名作です。

そして同じ作者さんの別作品
飴パラの尾上が至上最高の愛すべき受キャラだと
想っていたんですが
今作の惣様にも当店ぶち抜かれました...
夏目先生のキャラづくりが私のヘキにぶっささります。

何やあのコかっこよすぎるし可愛すぎるやろ...(頭を抱え台パン)

源介が一目惚れからの
ゾッコンになるのがよくわかる!!
生涯離しゃあしねえのもよくわかります。

読んだ人が元気になる。
そして胸がいっぱいになるそんな作品でした。

2

良い意味で、ある意味メリバなのかもしれない

イサク先生の作品はどこか少女漫画のような淡い感じの恋であり、世界観のはっきりしたところが好きで今回10巻一気買いしました。

まず、間違いなく良い作品だったなと思っています。

2人の雰囲気はイサク先生節に溢れているなと思い、ほこほこと読んでいたのですが、私が何より心を奪われたのは寿一郎と菊右衛門の物語でした。

最初の巻では、2人が心を決めて離れたのに孫は愛を貫けていて本当に素直に為すがままで受け入れられるのか!?と思ってました。自分だって、と後悔の念が強くなるだけなんじゃないかと。

それでも、最後に病院で約束ができていた2人を見て涙が出てきてしまいました。叶わなかったけど、叶っていた世界線の源惣コンビを菊右衛門が見れたことにはきちんと意味があったんだと思います。

欲を言えば、IFの世界線でもいいから寿一郎と菊右衛門に同じ板に立って欲しい...そんな2人が見たいなぁと思った最後でした。

私が今まで読んできたBLでは、環境的に2人でいることが難しいと言われるような立場でいるようなことがなく、それが今回立場的に否定的に捉えられかねない梨園での物語だったので、解決したのかといえばそうではなく、最後には実際には何をどうしていくのかは2人次第、読者の考え次第になっていると思います。でも、あとがきでイサク先生がおっしゃっていたように『2人なら大丈夫』という安心感はたっぷりあるんじゃないかなと思います。

最後に、惣五郎のかわいさにのどがゴキュッとなった源介の気持ちはわかりみが深すぎました。これからもラブラブでいてね。。

2

ついに完結、、、!!

10巻ですか、、、すごいなぁ。夏目イサク先生、本当にお疲れ様でしたの一言です。そしてこんな、素敵な作品に出逢わせて頂けて本当にありがとうございます。
この作品に出会ったのはコロナ禍でした。BL熱が再燃し、はまりにはまった作品の一つ。食い入るように毎回読んでおりました。そんな作品が完結とはとても感慨深いものがありますね。
これからこのシリーズを初めて読む方が羨ましいです。あのトキメキを味わえるなんて。
是非色んな方に読んでほしい作品ですね。

2

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