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いきなりですが、念の為下げます。
最後のページでいちおう第一部のおしまいだよー感がすんごく出てます。
はづを巡るゴドーくんとにゃんこ殿下の恋の結末とかゴドーくんの半分を捜す結末とか(半分は見つかってはいるんだけどいつどうやって合体するのかですが)、88箇所の綻びを直した後の世界は?悪魔と天使は?
など未解決問題を横に置いといて、、
なんとなくキリがよさげな3巻目のジ・エンドでした。
世界の裂け目を全てぬい繕ったはづ。
バラバラになっても元に戻り成長したゴドー。
時々変化はしてもほぼニャンコのままの殿下。
少しだけ住みやすくなったらしい世界を微笑み合いながら旅しています。
懐かしいメンバーもつまりミボシやぬいぐるみはづとぬいぐるみゴドーまで登場したラスト回。
え、終わり?!
と思わず呟くわたくしめ。
なんだかやな予感がしてweb連載誌を見ると3巻目の終わりは最新号に掲載されたもの、でした。
次号のお知らせはさがした限りでは無かった。
おそらく欠かさず連載されてきたのではないかと思われる
「昨日、君が死んだ。」、休載なんて事ないですよね。
ずっと楽しみにしてきた連載です。
でも先生だって休みたい、休まなきゃならない時もありますよね。
紙の雑誌にも別に常に連載されていますし同人誌もある。
わたしが思うに先生は先生の頭の中に降りてきたストーリーひとつひとつの断片をそのまま描いていらっしゃるのではないですか。
煌めく断片です。
無数に近い。
物語の時間の流れそのままには描いていらっしゃらないのでは、とか想像します。
だから4巻目でまだ世界の裂け目が30箇所残っていてもむしろ歓迎します。
だって更に長編になるということですから。
次号にもし「昨日、君が死んだ。」がなくても待ちます。
全然待てます!
3巻キター‼︎
この3巻はまた少し趣きが変わって、これまでの2巻で顔を出していた「残酷性」は薄らいでいるように感じる。
新しく縫った小さな人形は赤ちゃんゴドーになり、はづは行く先々で「伝説の仕立て屋様」として崇められている。
そしてはづはその称号に恥じぬ奇跡を起こし続ける。
今巻のはづの周りには、なんとなく「陽の気」を感じます。
黒猫/地獄の皇太子様ははづを溺愛していつも守ってくれるし。
赤ちゃんゴドーも順調に成長していくし。
見えないけど本物護堂の魂も寄り添ってるし。
一方そんな空気感の中で実は世界は崩壊していて。
眠れない機竜。
怒って世界をひび割れさせる地獄皇太子の88人の婚約者たち。
黒い羊を遠ざける羊王。
はづが毒虫に刺されたのでひとりで異世界に挑む幼児ゴドー。
遅かった愛に後悔するバイオリン弾き。
枯れ木姫の枯れた樹皮から枯れない価値が生み出される話。
「伝説の仕立て屋」に間違われる男。
はづを試す金の悪魔。
女王の衣装を染めるための花を襲う魔獣。
異世界の姫のために縫うドレス。
崩壊後の世界で美しいものを撮影し続ける掃除ロボット。
「いらないものの谷」で結成される「伝説の仕立て屋様を信じる友の会」…
次から次へと繰り広げられるARUKU流メルヘンに心を拓かれていく。
今は青年になったゴドー、ゴドーにしか見えない護堂の魂。
兇天使(殺戮人形)の若ゴドーは、元の護堂と同一化できるのだろうか。
はづは選ばなければならなくなるのだろうか…
負けない心と驚異の技術。伝説の仕立て屋はづは、88の世界の裂け目を縫って、さて、明日は何が待つ…?
ARUKU先生の傑作ファンタジーの3巻。
2巻ラストでゴドー君が赤ちゃんに!そして世界が壊れている…の続きから。赤ゴドー君が可愛い♡
世界が壊れ始めた原因は、猫皇太子がはづに恋したからだった!88箇所も世界に亀裂が入り、はづが旅して縫っていくことになる。面白い展開。
猫皇太子ははづにベタ惚れ。ゴドー君が赤ちゃんの隙に、男前にグイグイ迫って助けてくれて、はづも一瞬ポーっとなっちゃったw
世界の亀裂を見つけて縫っていく旅が続く。
3巻は赤ちゃんになっちゃったゴドー君の成長が目玉の一つですね!お話が進むにつれ、少しずつ成長していきます。どの世代のゴドー君も可愛いな〜♡
幼いゴドー君がはづのピンチに、護堂と一緒に助けようとがんばって成長する姿が、愛おしくてキューンとなりました。チビゴドー君と護堂の小さな旅、とても素敵でした。
3巻も旅の途中で色々な人物や生き物が出てくるのが大変面白いです。ARUKU先生の尽きない創造力や表現力には感服します。
仕立て屋のニセモノのお話がすごく好きです。
ぬい達が可愛いし、ニセモノは頑張ってるし、はづはニセモノの顔を立ててかっこいい!キュンとするお話でした。
秋の女王が、はづが小さい時に会っていたらしいけど、答えなく終わってしまった。何かはづの出生に秘密があるのかしら?
終盤ではゴドー君も大人になって、ピンチになっても切り抜けて頼もしい!話し方も赤ちゃんになる前よりしっかりしてきたような。さすが天使!
ラストのページ。ゴドー君のモノローグがすごく素敵です。
切りがよく完結みたいな終わり方だけど、完結とは書いてないから、多分続きますよね?
3巻も素晴らしかったです。
読んでいて幸せを感じる作品です。
はづ達の旅が長く続いてくれるといいなぁ。
4巻が出るなら2年後くらいかな。
楽しみに待っています。
あいかわらずARUKUさんすんごいな……。
私の平凡な語彙力では、この作品の凄さ、良さを語ることは到底できない……。
神の考える世界を我々に見せていただけてるって感じで、その様を私の言葉では到底語れないというか。
この作品は、もはやARUKU神からの恩寵といったほうがいいかもしれない。
そんで。
皇太子殿下、かっこよすぎるんですけどーーーー!!
護堂もかっこいいなぁと思ってたけど、いやいやいやいや、殿下めっっちゃくちゃいいじゃん!!!
普段はかわいいにゃんにゃんなのに、本来の姿に戻ると、きゃー!!って感じ。
ギャップ萌えも甚だしいというか、男前過ぎて死ぬ。
当て馬枠を完全に超越してて、いい!!
あんな最強(最恐?)攻めが、2番目ポジでいることをわきまえている世界、一体どこにあるっての?!最高か。
「度量も広くて強くて一途」
最高すぎて最高すぎて最高すぎます。
殿下も絶対に幸せになってほしい。
護堂(ゴドー君)×羽繕
壊れかけの荒廃した世界で、
絶望と希望、
童話の可愛らしさと気味悪いグロさというアクセントが、
幻想的な読書感に夢中にさせて、
羽繕の愛が込めたゴドー君とその感情、
そして幽霊の護堂の愛情が見事に融合して、
2人の想いの実在感がビンビン伝わってきて、
感動と期待感がいっぱいで読み進めるのが最高!
愛する護堂(ゴドー君)の魂を探して旅する
羽繕、ゴドー君、そして黒猫。
赤ちゃんのゴドー君が成長していく中で、
前向きで健気に強くなっていく羽繕。
そんな羽繕を支えるゴドー君と幽霊の護堂。
温かい進行で、
黒猫が!? という意外ながドラマが盛り上がる。
でも、守り手として一緒にいてくれるから安心感もばっちり。
旅の中、遭遇した失望の淵で彷徨っている色々な人たち、
羽繕が彼らの再生を手助けしているのが素晴らしい。
羽繕の過去、個人的に興味深い。
切ない、悲しい・・・それなのに、
不憫な境遇にあるにも関わらず、
ずっといい子で、強くて優しくて、
絶望のどん底でもどんな光を放つのか、
見守るのがすごく楽しみ。
不気味な生物や可愛い生きるぬいぐるみ・・・、
魅力たっぷりのキャラたち、
現実とファンタジーと童話の境界という
不思議な世界観に完全に圧倒されて、
旅で生まれる強い絆が、
崩壊した世界の暗闇を抜け出して、
愛の再出発の光を見せてくれる。
実現できなかった哀しい両片想いが、
ハッピーエンドを叶えることができるでしょう。