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壮大なミステリックホラー物語の16巻です。今回は、とうとう蓮の結界が壊れてしまって、晃一と塔谷が動き出します。
蓮(呀雷)は、前世で死なせてしまった伴侶・晃一(羅鬼)の魂を、禁忌な方法で繋ぎ止めてしまったことから、呪われた存在になってしまったのでした。だから、晃一たちは、蓮を呪縛から解き放って浄化させるのが、以前からの願いだったのです。そのために、準備を進める二人です。
でも、塔谷は前世を思い出して、晃一をまた亡くしたらどうしようと不安になっています。そんな塔谷のリアルな痛みを知って、キスで励ます晃一。
たまに見える、二人の強い絆にキュンキュンします。
そして窓には、その様子を見て、兄を守る力が欲しいと歯ぎしりする弟の淳。ブラコンな淳が、どう関わってくるのか気になるところで、17巻に続きます。
塔谷が抑えていた蓮の結界が破られ、一臣が結界を張りなおすものの、晃一の霊視によって5日しか持たないことがわかり、蓮との最終決戦がすぐそこまで迫ってきてます。
晃一が霊視の際に見たものは、剣が突き刺さったままの”羅鬼”、自分の前世の遺体です。
天野、塔谷、神生、氷見の四家が代々守ってきた蓮とは…
神魔将最後の戦いで、長の”羅鬼”が魔に憑かれ、伴侶である”呀雷”に自分ごと消すことを命じる…
”呀雷”は愛する人の命令に従うけれど、”羅鬼”の遺体を留め、禁じ手の反魂術を施こしてしまう。その”呀雷”の執着こそが現代まで続く穢れで、四家が守ってきた結界。
それを終わらせることが、現世に転生した”羅鬼”=晃一と、”刀邪”=一臣の宿業…
一臣はこうるさい四家に静観を促し、晃一は葉月に決着がつくまで一臣の結界内に留まるように説得する。
そして蓮=”呀雷”の妄執との最終決戦です!
この巻の一臣と晃一のイチャイチャがかわいくて好きなんです♪
葉月に晃一ががっつかれた翌朝、一臣が「俺なんかおやすみのチューしかしてない」とボヤいてシャワールームを開けると晃一が居て…
「おはようのチューもしようか?」の晃一に甘えて、朝からエッチなことをしてます。
最終決戦を前にしたコミカルさにホッとします。