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12巻はやっとBL的な展開に!
というか、魂すべてが求めてる想いを「恋愛」という一言で括っていいのか?迷ってしまうほどの深い想いに心が震えます。
塔谷一臣…神魔将”刀邪”の生まれ変わり、神霊ミスラの誓約者
天野晃一…神魔将の長”羅鬼”の生まれ変わり、神霊ルーシェの誓約者
神生葉月…生まれ変わりではないが、神魔将”呀雷”の神霊タルパの誓約者
【神魔将時代】”呀雷”と”羅鬼”が伴侶、”刀邪”は”羅鬼”に横恋慕していた若造
ここまでBL的欲求を補完してくれていたのが、葉月による晃一の精気喰らい。
口に舌を入れ、首元に歯を立てる、そのシーンはとても官能的だったんですが、葉月の兄・神生彰にレイプされてから、晃一は喰われることに拒絶反応を示すようになり…
でも晃一の精気がないと葉月の飢えを癒すことができないので、一臣が晃一を後ろから抱きしめ晃一の心を守りながら精気を喰わせる、一臣の献身的なナイトぶりが素敵で、3Pっぽく官能さも増すようになります。(←11巻で見れます)
晃一にとって自分を預けられる唯一の半身の一臣。
その一臣が彰によって刺されてしまう…
晃一は、自分には大切にしたい家族の他に、絶対に失えない半身がいることに気付く。
生死を彷徨う一臣を看病する晃一、最初は水を飲ませるだけの口移しがだんだん求め合う深い口づけに変わっていって、一臣は夢うつつのまま「好きだ」と呟くんです!そんなのわかっていたけど、あえて言葉にされた時の心の高ぶりと言ったら!
ここまでのダークファンタジーとしてのストーリーだけでも十分におもしろかったですよ、でもそれに魂の全てで求め合うヒーローとヒーローが登場したら…
もう萌え死にしそうです!!!!!
この一件で一臣は先祖返りして、朱金の髪、紫紺の瞳という、かつての”刀邪”そのままな派手な見た目に。
葉月も神霊タルパの誓約の印を手に入れパワーアップします。
そして物語はクライマックスに向かっていきます。
壮大なミステリックホラー物語の12巻です。10巻を超えて、やっと恋愛要素も見られるようになって、BLらしくなってきました。
今回は、晃一の家族旅行から始まります。
久しぶりに穏やかな始まりで、ちょっとホノボノします(毎回ドキドキする展開なので…)
でも、そんなホノボノは、あっという間に終了します。前回、お情けで晃一が助けた彰が、逆恨みと晃一を独り占めしている嫉妬から、塔谷を殺しに行くのです。
神生家の宝刀で、刺される塔谷。そんな塔谷の危機を察知した晃一は、瞬間移動で助けに行きます。こういう、魂で繋がっているようなエピソードは好きですね。
でも、宝刀の呪いの力が強くて、刀を抜くことができない晃一。
晃一は、塔谷の命の危機を目の前にして、やっと自分の恋心に気付きます。
そして、塔谷を助けるために手を貸した葉月と、命の危機から生還した塔谷。2人はそれぞれ力を使ったことで、先祖帰りしてしまいます。
今回もまさかの怒涛の展開でした。3人で、彰への復讐を誓ったところで13巻に続きます。