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表題作THE DIE IS CAST 下

狛井 楽(コマ)
ビジネスBLの配信者、サイの芸能学校のときの後輩、22歳
天原 采(サイ)
ビジネスBLの配信者、24歳

その他の収録作品

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あらすじ

【ビジネスBLで配信者やってます】

独り占めしたい「配信者」の素顔。

黒峰(くろみね)からの枕営業の誘いを断ったコマ。
テレビ業界のドンを怒らせたことに消沈するコマだったが、
サイはこんなこともあろうかとボイスレコーダーを仕込んでいた。
赤裸々な音声の流出はネットを騒然とさせる。
表現者としての立場が揺らぐ中で、
コマのサイへの想いも抑えきれなくなっていた。

作品情報

作品名
THE DIE IS CAST 下
著者
miso 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
電子発売日
ISBN
9784865898149
4

(24)

(10)

萌々

(10)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
96
評価数
24
平均
4 / 5
神率
41.7%

レビュー投稿数6

全てがかなりドラマティックで映画のよう

ビジネスBLの配信者の2人が、上巻で少しづつ関係に変化が出てきてからの下巻。

利己的で強く見える先輩のサイですが、後輩のコマに対する気持ちが生まれ、その気持ちが変化していきます。
2人とも配信者なので、配信中の顔、言動と、そうでないときは違いますが、ギャップがすごいのは後輩のコマのほうです。
そのギャップにサイも読者もやられます。

2人ともそれぞれ、芸能人になろうとしたのには子ども時代、家族、親族の気持ちが関係していたことがわかります。
それぞれちょっと重たいエピソードですが、それらを知ることにより、2人の今、関係がより深く感じられます。

タイトルの意味を考えもせず読んでいましたが、コマに「どうしてそんな風なのか」と聞かれたサイの答え、「神様がさいころをふってしまった」という言葉こそが、タイトルの意味だったと知ります。
さらっとタイトルの意味を作中で主要キャラクターの台詞で読者に伝えたこの演出、素敵でかっこいいと思いました。

ネットの世界から有名になり、実力が認められ、テレビの世界で活躍するようになったコマ。
テレビ業界のドンによる、売春クラブ所属要求、そして、断ったことで芸能界から締め出されてしまうという流れは、少し前に日本の芸能界を大震撼させたあの事件を彷彿させ、ハラハラしました。
芸能界のドンに逆らうということは、芸能界から消されるだけでなく、ヤクザに殺されることもありえるというかなり危機的状況からの、サイの決断と行動、命からがら逃避行かと思いきや甘いハネムーンのような状況もあり、後半はとにかくドラマティックで盛り上がりました。
事件を経たことで、コマがサイに、サイがコマに、おそらく初めてしっかりと目を向け心を向けて言葉を発するようになる変化には胸が熱くなりました。
一件落着かと思ったら、その後にまた事件、ハラハラ、ドキドキの展開が続きます。

最終話は、映画のエンディングテーマの後に流れるおまけの後日談のような感じで、穏やかで心温まるものでとても素敵でした。

舞台設定、台詞、絵柄、演出、全てがかなりドラマティックで映画のようで素敵でした。
初読み作家さんでしたが、次の作品も読みたいと思いました。

0

クレバー過ぎる受けと忠犬ワンコ攻め

こう舵を切ったか、と唸る思いでした。
配信者ならではの方法で悪事を明らかにして炎上を誘い、自分たちは行方をくらまし沈静するのを待つ。
今どきだなあと思い、録画(盗撮)・録音(盗聴)が普通になっている状況を改めて認識し薄ら寒くなったりもしました。
配信で人気になったコマがドラマに出演したのが上巻。そこからテレビ界の悪しき常識に砂をかけるわけなのですが、横やりで降板になっても泣き寝入りしないというか、配信者だから強いというか、いや違うな、コマはあくまでも駒なので思い入れがなく、サイは俯瞰して計算して仕掛けている側なのでこちらも思い入れがない。
仕返しに対する熱は全然なくて、クールに立ち回っているんです。
いま現実でもこれまで泣き寝入りし搾取されてきた側が色々な理不尽を明らかにすることで、悪弊が変わってきつつあります。(もしかしたら表に出ない、裏工作がもっと巧妙になっているだけかもしれませんが)
そういう現実がここに現れていて、配信とテレビの構図も現れていて、面白いなと思いました。
恋愛面に限って見てみると、常に達観して世の中を睥睨しているサイが、本音を吐露する場面(11話)に尽きるのですが、これも一筋縄ではいかないというか、あくまで聴衆を意識して本音を配信、コマの声までも電波に乗せていいところで配信を切るというプロデューサーとしての顔を残しつつ、配信を切った後は本当の本音で二人の会話になるという。本当にクレバー過ぎますね。
これまでも配信系のコミックいろいろありますが、ここまでプロデュースに特化したキャラクター(しかも隙がない)見なかったような。
サイの計算が破綻しないのはコマのキャラ故なんですよね。コマがもう少しプライドが高い人だったら、ここまでサイの手のひらの上で転がされてムッとしたり距離を置いたりすることもあると思うんですよ。コマが全力で色々な事象に向き合うと分かって仕掛けていることばかりなので、見方によってはコマが馬鹿にされていると思ってもちっともおかしくない。コマはサイにベタ惚れだから成立している話なので、サイがコマの言動その他を微塵も疑っていないということの現れで、つまりは最初からものすごく相思相愛なのでした。
新しくもあり、現代の縮図でもあり、割れ鍋に綴じ蓋で相思相愛全乗っかりのお話でした。脱帽でした。

2

下巻はコマについて♪

コマの生い立ちを振り返る事で、彼の従順さの裏にある不安などが見えて来ます
その上でコマがサイに惹かれる理由に納得が出来て、すごくこの2人は一緒に居る事でお互いが生きる理由になっているように見えるのが胸に迫って来ます

共依存のように見えるけれど共依存とはまた違う・・・
2人で一緒に居る事でお互いが高め合えるような「相乗効果」を生めているのが前向きでいいな~と思いました

離れて分かる事があるような回り道も物語の起伏を感じられてドラマ性がありました
結局は・・・

\\\\\\これだからサイコマは!!//////

って事なんだなってwww
っていうすごくキュートなお話しでした(*´▽`*)

作品としては神まであともう一歩欲しかったです
特に上巻の始まりで感じたコマのSっぽい雄味がもっと見たかったーーー!というのがありました
終盤でサイに「ちょっと黙りましょうか」と迫る感じを見れて「お♡来たかな♪」ってワクワクしたのですが、結局やぱりワンコ味が最後まで強くて・・・
そこがコマの良さなんだとは思うのですが、自分的にはもう少しグイグイキャラであっても良かったかな~という・・・勝手な欲望を反映した評価にさせて頂きました

miso先生作品はまだ2作品目なのですが、他の作品も興味が湧きました!
是非今後も含めて応援していきたいと思います

3

これたがらサイコマは

出せないサイが好きです。もともと性欲強くないってとこが解釈一致すぎて。かわいいなぁ。策略家のフリして熱い男なんだろ。かわいいなぁ。

しかし自分の中での優勝はピーチ姫。あれは虚をつかれた!あぁそうくるか!と。ツインテ病み女とかテンプレすぎて萎え…ぐらいのテンションでページめくったらなるほど過ぎて。強火古参ファンを身内にいれてたんかい。

レビュー書くために読みながら振り返ってるうちにだんだんやっぱりサイ、可愛いなぁ、面白いなぁと思ってきてしまった。トランプをばら撒くとこで「ダセェ!」と思ってしまったんだけど、このときカメラ回ってんのかな。後で見返してダサさにのたうち回って欲しい。
完全にカッコいい演出だと感じた読者の方や、先生がそう描かれてたら本当にすみません。冷笑よくない!
しかしこんな感じで読んでるからこそ、あのピーチ姫のフリオチが好きってのもある。同じような理由で「どーしてそれを」のくだりもかなり好き。サイくんが衝動で病み配信するわけないんだ!全部計算!その後の照れは本物!…あぁ段々自分も厄介オタクに。

『鵺の啼く夜に』がツボすぎて暑苦しいレビューを書いた程にmiso先生のファンで、あとがき答え合わせも大好きですが、今回のあとがきは違う方向から好感をもつ内容だった。そういう作家さん好きです。

2

すごく真剣な”気概”を感じる「配信者BL」だったデス (`・ω・´)ゞ

上巻のあの終わりから下巻は怒涛のドラマティック展開です…‼

芸能界の巨大な権力と性が孕む闇、、、
何となく聞き覚えのあるお話しに創作とリアルの狭間で意識が揺れるお話しに騒めきます(๑ºдº๑)

個人的にはリアルでは特に日本の芸能界や配信者界隈にほぼ興味が無い方なので、エンタメとしてサイコマ(コマサイ)の窮地をドキハラで追う事が出来ましたが、その世界に精通してたり一方ならぬ想いをお持ちの方には迫るものがあるのじゃないだろうか???と思う内容でした

特に「配信者は自分の生活を切り売りしてる」という概念
サイが配信者である自分の想いを語る部分は、BL作品という創作の中にある配信者としての作り物ではない手触りを感じられ、すごく「その世界で生きている人」の気概を感じました

カメラがあってフィルターを通すからこそ武装出来るような繊細さを地頭の良さで切り抜け続けたサイ
サイのようにワンクッションを置く事が出来ずに人の想いや目線に敏感になってしまった臆病なコマ

2人とも「表現者」であるからこそ他者視点で自分を見れる事が活かされていた分、表現者ではない自分を曝け出す事がとても難しかったんだろうな、、、と思うと天職であるからこその苦しみもあるんだろうな、、、とこの2人が生きる世界の厳しさを垣間見た気がしました

そんな世界で彼らを想うフォロワーさんや百地くんのようなスタッフさんなどを大事にしながら、これからも強く生きっていって欲しいな~と思いました

OnとOffの時間をカメラのOnとOffと同時に切り替えて、しっかりOffった時はお互いがお互いを映し、そして守るフィルターとなってずっと一緒に居て欲しい2人のお話しでした(*˘︶˘*).。.:*♡

ドラマティック展開がかなり濃いめな下巻の中で見え隠れするリアルな感情
すごく真面目な配信者のお仕事BLであったようにも感じました

評価、、、神評価と悩みに悩む位に真摯な作品でした
ただ、少し私には先述通り世界観的にはそこまで馴染みがなかった事とあと、少し作画の不安定さが気になったので、、、今回は☆4.5以上!という気持ちでの評価にしました

修正と濡れ場|修正は引き続き白抜き、、、愛ある絡み、、、もっと見たかったな~。。。というのが素直な欲求でしたw←貪欲なんです、、、(>ω<)

2

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