電子限定おまけ付き
まさかそんなところにお母さんがいると思わないでしょう…。驚きの展開だった、流石に。
ハッピーエンドに向かうかと思ったけどいろいろあり結構な歳月が流れて、再会して…という流れを踏んでいく。
上巻でいろいろあったヤンキーがなんだかんだ言って良いやつになってたり、何かと脇役に助けられる感じで幕を閉じる。
予測できない方向に進むのは面白かったです。
初合体でキッチンは難易度高くてびっくりした。それは身体も痛くなる…
ディアプラス連載中すごく好きだった作品。先輩があのことをもっと早く話すべきだったとか、でも言ったとしてあそこまで仲は深まっただろうかとかそれにしても紺の傷は考えなかったのか…とか色々考えたりした先輩はいろんな意味で不器用すぎる(そこもいい)
やっとふたりの関係が進められてほんとうによかった!9話がしんどすぎて泣きそうだったので…アニメイト小冊子で2人のデートも見られて良かった…これから幸せなデートをしてくれ…。
それにしても高校時代の登場人物癖が強い人が多かったなぁ(物語的になくてはならない人たち)紺はえらかったよ。大好きな主人公でした。
おかあさん・・・_(:3 」∠)_
こんなに近くにいたならすれ違ったりしそうなものだけど・・・高校生でしっかり者の紺くんに伝えてなかったお父さんも・・・と家族まわりでモヤっとするところはありましたが、基本線はすごく面白かったです。
ただ!もっと幸せな二人にページを割いてもよかったのでは??というのはあります。紺くん、あまりにがんばりすぎている・・・彼の卒業後の進路も、うーん、、義妹もいるし、早く自立しようとしたんだろうなあ。
全体としてすごく好きなんですが、それだけにもう一声欲しかったです。
上巻はお金持ちの遊び人が初めて会うタイプのピュアっ子に
惹かれてゆくというアオハル全開なストーリーでしたが、
下巻でまた印象が一転します。
ようやく水沢の想いが伝わり、恋人同士になった二人でしたが、
幸せ絶頂の中とんでもない秘密が発覚してしまいます。
そのせいで二人は別れることになり…
ここからどうなるんだと思ったら、まさかの7年後。
そして、その間も紺を忘れることができず、
自分から会いに行ったくせにいつまでもヘタレている
水沢にじれじれしてしまいました。
ちょっと下巻は色々詰め込み過ぎた感がありました。
言葉でしっかりと想いを伝えてはくれるけれど、
どこまでが本心なのかわからない水沢の謎さに
ちょっぴりモヤッとしてしまった上巻。
付き合ってお互いに胸の内を明かしていくことで、そのモヤモヤは晴れていくのかな?と思っていましたが…
想像していたよりもずっと重たくてツラい事実が判明することになり、『ふたりの恋のお話』だけでは済まないような展開となっていた下巻でした。
交換日記をはじめたことでどんどん距離は近付いて、謎だらけな水沢のことも少しずつ理解できるようになると紺の気持ちに変化が表れていきます。
ようやく甘酸っぱい雰囲気になり、このまま恋愛モードになっていくんだろうなぁと思っていたら。
紺にとって良くも悪くも大きな存在だった母親とまさかの再会。そしてふたりの間にある空気は一転するという流れに…。
一気にヒリついてあっという間に壊れてしまう脆さ、切なすぎました。
あんなカタチで母親と再会するなんてめちゃくちゃ心臓に悪いな…と思いつつ、全部知っていた水沢のことがだんだん許せなくなってきて。
これまでの優しさに嘘はなかったのかもしれませんが、最終的に紺がどんな気持ちになるのかをもっと考えてほしかった。
そして上巻に引き続き紺だけが苦しみを背負い続けているのがやるせなさすぎます。
父は再婚報告より先に借金返済の目処がついたと伝えるべきだし、母親のこともうやむやにしないで話してあげてほしかったな、と。
しかもあんなに近くに住んでいるなんて残酷すぎる。
読み進めるほどにズーンと暗い気持ちになってしまったのでした。
7年経っても水沢は肝心なところで逃げ腰で、身を引くことばかり考えている感じに言いようのないモヤモヤが募ります。
これはハッピーエンドだったのかも怪しいのでは?と思ってしまいました。
シリアスで重たい展開になっていく部分はしっかり読み応えもありましたが、応援したい恋だと思えなかったなぁ。という気持ちだけが残りました…。