【完全版】【イラスト入り】
ある日遠縁の幼なじみユキが就活のために隼の家に居候することに。
オシャレな部屋に味噌汁の匂いが~と言いつつもユキのことが大好きなのがバレバレだなと読み進めていくとのほほんとした作品ではないことが徐々に判明していきます。(樋口先生の作品なので絶対何か起こるだろうとは思って読んでいましたが。)
でもこのプライドの高い隼がなりふり構わずユキに笑って欲しいという気持ちで突き進むのがとてもかっこよかった。
ユキも何も悪くないのにみんなを不幸にしたと自分を追い詰め続けていたので、隼と一緒に過ごして日々を重ねて幸せだと思える瞬間が多くあるといいなと思いました。
あと、ふたりともお互いに相手のことを可愛いと思ってるのがとても良い。書き下ろしも小冊子も末広先生の漫画で読むことが出来て嬉しかったです。
発売日に購入していて、やっと読むことができました。
末広マチ先生のイラストもかっこかわいくて素敵です。
導入部分は、隼の気持ちの上滑りしてるところとかコミカルな表現があって、軽妙な感じで。
表の気持ちと裏の気持ちが薄くくっついているように感じられて、ちょっとずつ、真実が明らかになって。ぐいぐい引き込まれました。
前半の隼の受けた印象や気持ちの表現と後半のユキ視点からの表現で事実が明らかになっていくところは面白くて、うまく乗せられてました。
最後まで一気に読みました。
タイトルと表紙イラストから、「受と攻が季節の移ろいを感じながら、ごはんを一緒に食べて幸せに暮らす同棲モノかな」と思いましたが、全然違いました。
のっぴきならない事情を抱えたユキ(受)と、そんなユキを助けたい隼(攻)がすれ違ったり、思いをぶつけ合ったりしながら、最後に結ばれるお話です。
お互い好き合っているのに、ユキの事情が障害として立ちはだかります。もどかしい! じれじれする! 心の中で何回も叫びました。
でも、樋口先生ならば読者をハッピーエンドに導いてくださるだろうと信じて、最後まで見届けました。正直、ユキが抱える事情が辛くて先を読みたくない時間帯がありました。樋口先生の筆が冴えているからこそ、ユキの心情が痛いほどに伝わってきて……。
ふたりの想いが通じ合った時、大きな喜びを感じました。ずっとずっと幸せが続きますように。
本作はユキと隼が運命に負けまいと抗う、不屈の愛の物語でした。読み応えのある現代BLをお求めの方にオススメです!
本当に最高でした!
序盤は攻めの隼くん視点で始まり、受けのユキくんき対して「どう考えても好きじゃん!」の不器用な様子がラブコメっぽくてほっこりしました。でもそこからの怒涛の展開……!どんどん明らかになっていくユキくんの凄惨な過去、現状に読んでいてつらくなるくらいでした。でも、この物語を見届けねば……!と思うくらい、ユキくんがしなやかに強くて、休憩しつつもページを捲り続けました。
隼くんが本当に光の人間で、ユキくんはそれに焼かれつつも焦がれていて、読者わたしも萌えつつ心が散り散りになりそうで……。でも、最後、2人が諦めなかったからこそ辿り着けたハッピーエンドだなぁ、と思いました。たぶん2人がどうしようもなく折れてしまうようなポイントはいくらでもあって、でも結局、深みへはまらないよう踏ん張った2人がまぶしいです。
本当にしんどいお話でしたが、読めてよかったと心の底から思います。2人のこれからにでっかい幸あれ〜!
幼なじみの隼とユキの物語。連載中美味しそうなご飯と共に、隼とユキの物語がどうなるのか毎回気になりながら夢中で読んでいたので1冊に纏まったものをまた読めるのが嬉しい書き下ろし…隼ちゃん…良かったね
そして末広マチ先生のコミカライズとなんて豪華な…✨本編の挿絵もさることながら小冊子も豪華でした!コミカライズの隼もめっっっちゃかっこよかったしユキも可愛い
好きな先生の小説と好きな先生の挿絵とコミカライズを読めるなんて贅沢すぎる✨
またゆっくり読み返したいと思います☺️
