電子限定おまけ付き&イラスト収録
伊達きよ先生の獣人もの。「春になるまで待っててね」の第2巻です。
いやーーーー、「ほっこり」って言葉、伊達先生のためにありますか?っていうくらい、ほっこりします。
リス獣人のリックと、熊獣人のディビス。
ディビスが本当にイケメンなんですよ〜。
真面目で頑張り屋のリックを理解して、本当に優しく全部を受け止めてくれるんです。
リックの「淋しい」っていう気持ちと「頑張らないと」っていう気持ちが伝わりすぎるので、ディビスさんとの再会には一緒に嬉しくなって泣いてしまうんです。
心を温めたい時に読む物語です。
今回は消防官の熊獣人と飲食店勤務のリス獣人のお話です。
攻様が不在となった7か月間の受様の悲喜交々と
本編後の攻様との日々を描いた番外編3話を収録。
受様は冬眠するリス獣人で
小型獣人向けレストランでコックをしています。
受様は去年の冬眠に入る直前に
火事によって住む場所を失ってしまいましたが
雪豹獣人の消防士に
これから冬眠予定の一軒家住まいの同僚である
大型熊獣人の攻様を紹介されます。
ふだん全く接点のない大型獣人の攻様に
最初はおっかなびっくりな受様でしたが
おおらかで優しい攻様に徐々に惹かれていき
攻様も一生懸命な姿がかわいい受様を好ましく思い
冬眠明けと同時に恋人としてお付き合いを始めます。
今年の冬も攻様宅で冬眠して春となり
受様は攻様と一緒に暮らしたいと思い始めていましたが
攻様から消防官の学校に通うため
7カ月ほど家を離れると告げられるのです。
離れ離れになるけれど、待っていてもらえるか
と言われた受様はへにょと耳をふせながらも
「もちろんです」という応えは攻様に
心配そうな悲しそうな顔をさせますが
来週末には出発すると言われ
調度アパートの更新時期だった受様は
攻様が帰ってくるまで攻様宅を守りながら
攻様の帰りを待つことになるのです。
離れ離れになる2人の7ヵ月とは!?
既刊「春になるまで待っててね 」の続刊で
大型熊獣人の攻様と小型リス獣人の受様の
もふもふファンタジーになります♪
消防官の学校は遠方で入学したら卒業試験を突破するまで
休暇で帰ってくることもできず
試験に合格しないと帰ってこれない厳しさでした。
受様は攻様の選んだ道を応援する事に決め
攻様宛の手紙にも楽しい事だけを書き
寂しさを綴った手紙は引き出しに貯めて
攻様のいない日々も健気に頑張るのです。
叔父の留守を知らず攻様を訊ねてくる攻様の甥
攻様に自宅を譲り世界中を旅する攻様の祖母
攻様の同僚の消防官の雪豹獣人
受様の働くレストランの常連のヤマネ獣人
恋人になるまでの既刊と違って本作では遠距離となり
一緒にいて愛を深めていく展開ではないのですが
受様の日々と攻様への手紙や
受様が攻様のベットで熊とリスのぬいぐるみを
ぎゅっと抱きしめている様に
攻様への愛しさと離れている寂しさが溢れていて
健気な受様が可愛らしすぎました♡
攻様の日々はあまり描かれていないのですが
試験が終わると受様を目指して速攻帰ってくる姿に
攻様の受様への気持ちが溢れていて
キュンキュンさせられました ヾ(≧▽≦)ノ
出来たらもっと2人の世界を堪能したいです♡
先生買い。前作も大好きでしたが、当作もいやほんとに良かったなあ。先生の書かれたご本の中ではこのカップルが一番好き。そして今回の表紙。上半期№1表紙間違いなし。読んだ後にもう一度この表紙を見て、しゅわわーんほわわーんと癒される、可愛い系大好き人には堪らん一冊です。是非!本編200Pほど+短編3編+あとがき。
リックと恋人な間柄になって1年。冬眠が明け、またウキウキな春になったのだけど、なんとデイビスが消防官のための学校にいく、遠くてしばらく会えなくなる等と驚きなことを言い出して・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ヴァンス(攻めの甥、10歳)、マジュ(攻めの祖母)、テイラー、フィン(知り合いのカップル)ぐらいかな。ヴァンスもマジュも良き♡
++好きなところ
7か月も離れてしまうことになるかも と言いながら、恐らく考えに考え抜いて「行く」って決めたデイビス。泣き言一つ言わず・・なのかと思いきや、学校で泣きそうになってたんだな、とか、一日、1時間でも早くリックのところへ帰ると猛烈に頑張ったと思われるところ、ムッキムキになったところ、帰ってきてからリックをめちゃんこ愛でるところ、堪らんです。こういう方が恋人、伴侶だったら一生間違いなく幸せ ってほんとに思う。
かたやリック。
7か月、しかも冬眠始まるかもしれない時期まで、離れ離れになるなんて、不安でしようがないんだけど、そこはぐっと堪えて送り出します。寂しいって気持ちは便せんに書いて封筒をして引き出しにしまいこむ。
えらいといういか健気というか、なんて言ったらいいのか上手く表せません。
自分が「口から生まれてきた」というタイプだからかな。
寂しいって伝えちゃいそう。
それを手紙というツールで、なんとか乗り切る。エライなあ。
手紙しか連絡手段がないってところも、久々ですね。読んでいて現代的な感覚でいたのに、そう、モバイルツールが無いんですよね。手紙でのみ気持ちを伝えられる。紙に書く、書き直しできる、届くまでの時間、返事くるまで待つ、ワクワクというかドキドキな時間。モバイルに依存しきっている今、とても奥ゆかしい?くすぐったい?という不思議な感覚が蘇りました。
あれこれ書きましたが、なんてったってリックの可愛さが全てというところもあります。表情豊かな顔、耳、しっぽ。ご機嫌な時に出てくるみょうちきりんな歌の数々(爆笑)。それを豊かに表現される先生独自な擬態語の数々。しっぽがしびびびーーーーーって、分かるんですよね。目に浮かぶ。漫画で慣らされているからでしょうか?ほんと好き。リック。家に欲しい。
番外編では「賑やかな冬眠」ってのが最高に好き。リックがはっきりした声でどんぐりに関する寝言を言う というシーンから始まるんですけど、その他あれこれいう寝言をデイビスさんがご紹介くださって。ああもう可愛い&おかしいで最高。
上手くまとめきれず長文申し訳ありません。
いつまでも忘れないし、電子で買って永久保存だなと思う、久々の小説神本でした。好き。
前作が好きだったので、続編が楽しみでした。
今作では恋人同士になったリックとディビスが、7ヶ月間仕事の関係で離れ離れに過ごすことに。リックは一緒に暮らしたいと言おうと思っていたのにお預け状態に。会いたい気持ちを抑えて我慢して、ディビスへの手紙を書いたり、ディビスの留守を預かっているとディビスの甥っ子がやってきたり、おばあちゃんがやってきたり、なんだかんだと忙しい日々を送る中、冬眠の時期がやってきて…。
というお話。
相変わらずリックの尻尾や耳の動きの擬音が可愛い笑
ディビスの甥っ子が、ディビスそっくりの無口さ素っ気なさなんですが、心を開いてからが可愛い…良い子すぎました。祖母や、シリーズで出てきたテイラーとフィンも登場します。
会えない期間の2人が、互いに想いながら、成長して愛情を育てている様子にほっこりです。
幸せそうな冬眠生活が好きだった前作ですが、今作の起きている日々が中心のお話も良きでした!嫌な人が出てこなくてほっこり楽しく読書したい人にぴったりです。
リック目線のお話が本編なのですが、ディビスの無口ながらリック溺愛の様子がディビス目線の小話で楽しめます。私もリックの寝言聞きたい!
前作がとても好きだったので、発売日をこころまちにしていた作品です。
飲食店でコックとして働くリス獣人のリックと、消防士として働く熊獣人のディビスのお話なのですが、全体的に、ほのぼのとした雰囲気がただよっているお話で、癒し系の作品だとおもいました。
もふもふ系のお話が好きなこともあり、たのしくよむことができました。
冬眠や遠距離恋愛などについて描いていて、興味深くよむこともできました。
読後感のいい、素敵な作品だとおもいます。