この家には“それ”が必要だから――。

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表題作HOUSE

龍蔵
龍彦

あらすじ

父親の死をきっかけに実家に戻った龍蔵は、そこで優しかった兄の暴力的で変わり果てた姿を目撃する。
そんな中、父は兄に殺されたのだという女中からの密告があり――。
支配者であった父と兄の間に何があったのか。秘密が暴かれる時、その家は正しい形を取り戻す。

作品情報

作品名
HOUSE
著者
奥田枠 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新潮社
レーベル
バンチコミックス C-KANATA
電子発売日
5

(1)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

…ー享楽の境地ー… その「家」に必要なのは、、、ただ1人の圧倒的な支配者在りて完成する

出ました…!C-KANATAレーベル作品×奥田枠先生
今作も、、、⚠諸々要確認案件⚠です

今回も攻めてますねーーーー‼表紙…‼‼‼
この表紙を見て〝気になる〟となった読者のみなさまの期待は裏切らない……どころか、、、それ以上のものを魅せつけてくる前後編作品

父親の強い支配が及ぶある一家の中で育った兄弟のお話しです
テーマは完全なる「SMであり、中でも〝支配と服従〟が軸となるご主人様と奴隷」の絶対的な関係性を「家」という所有の象徴を舞台に繰り広げる隔離された倒錯の世界を浴びる事になります(ΦωΦ)フフフ…

もしかしたら作品タイトルはこの「家」と躾の時に使う「ハウス」をかけたWミーニングになってるのかも知れませんね(勝手な解釈ですょ…)

詳しい説明はありませんが、兄弟の育った家は名家ではありながらも当主の圧倒的な支配下に家に仕える全ての者が陶酔しているようです

支配者としての父の鬼畜ぶりに耐えながらも同時に自身の内に芽生えた強い支配欲を自覚し、家に2人の支配者は共存出来ない事を悟り家を出た弟、龍蔵
数年の後父の死の報せを受け葬儀などの為に戻った実家で兄、龍彦と久方ぶりに再会

数年ぶりに見た兄は父の支配に耐えていたかと思ったが、兄自身がすっかり当主として父のような支配者となっている事を知る龍蔵はその姿に驚きながらも「この家に支配者は2人要らない」と再確認し、家を後にしようとしますが、、、
と続いて行きます

完璧で完全な支配と服従を貪り、辿り着いた果てを追う作品となっており、終始ゾクゾクして読み進めます

この間に色々起こる地雷要素は多数です!
でも事細かに書いてしまうと面白さもなくなるのでまとめて注意書きをしていこうと思います
(ネタバレでもあるので、、、不要な方は▶まで飛ばして下さいね)



・ガチ兄弟です
・女性との結構しっかり目と言うかハードな濡れ場あります
・妻子持ちな上での関係あります
・女性も含めて攻め受け共に他者との絡みあります
・SMプレイとして以外の暴力描写もあります(躾の範疇なのかもですが、、、)
・小スカあります
・常識的、倫理観を求める読者さま、、、絶対に向いていません



同じレーベルで出された既刊作「Kの支配者」よりはセンセーショナルさや理解の難しさは抑えられているように思います(個人の主観ですが…)
更に言うなら読み手は選ぶでしょうし、好みじゃない読者さまも多そうかと思いますが、、、やっぱり私に取っては完全なる攻めた性癖作品としてインパクト絶大で、また忘れられない作品に出会え、悦びを味わい享楽の時間を存分に愉しみました

レーベルのコンセプトが「業:カルマ」
今作もそのコンセプトに徹したどこまでも欲深く、その業をキャラ達が追い求め手に入れていく姿に魅せられました
彼らの進む道は堕ちているのか昇華されているのか、、、
その答えは本人達だけが知っていれば良い世界
お見事でした✧*:.。.(ღ˘͈︶˘͈ღ).。:*✧

修正|ここだけがなぁーーー。。。全く解せない、、、
もう少し修正はどうにかできるハズだし、して欲しい…(>︿<。)
白抜き、デカいライトセーバー、背景同化の「無」修正、、、最悪だぜ…=3
あゝ…これは私の業が深いが故の欲深さなのだろうか、、、(¯―¯٥)w

4

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