描き下ろしマンガ付き
大好きな作家さまです。
1巻はおまダメと同率で先生の作品の中でもトップクラスに大好きでした。
2巻の前に1巻を再読しましたが、何度も爆笑しながら感動しまくって改めて最高だなと。
で、本作。
表紙の2人の表情がいいし、剣人がしっかりいることがうれしくなりました。剣人らしい顔もいい。
すばらしかった(感涙)。
前半は何度も声出して笑って、後半で何度も泣きそうになりました(涙腺かたいので泣きそうでなかなか泣けない)。
八木先生の芥川の心の理解度、アドバイスがやはりすばらしい。
芥川が八木先生を好きになるのもわかる。
ぐいぐいいくのもわかる。それがまたおもろすぎる。
芥川が剣人をかわいいと自覚したり、理解したり、コミュニケーションがとれたり…全てのエピソードにユーモアと説得力があるのがすごい。
キャラの人物造形が天才だと思います(知っていましたが)。
それぞれの人格や背景や考え方や嗜好などがしっかりしているので(揺れや矛盾も含めて)人との関係性によって変化や成長していくさまが自然で胸を打たれる。
芥川だけでなく八木先生も剣人も。
八木先生が言う芥川が背負ってきたもの、それを解放することが大事…そのことを終盤で芥川が腑に落ちるところも感動でした。
シン兄ちゃんが悪い人でなさそうでよかったと最初は思ったのですが、芥川とは逆で自分は幸せになれない、だから過去にとどまろうとする、八木先生を道連れに…という八木先生のセリフにまた納得するし、依存させようとする甘い罠のようでこれはこれで危険ですね。
テンプレ的な当て馬ではなく(未散先生作品にはそんなの出てこないですが)単純な敵役ではなく複雑なシン兄ちゃんのようなキャラを描かれるのがすごいです。
そして八木先生がシン兄ちゃんのそういう負の面に気づき流されず芥川に惹かれ共に生きることにする選択が前向きでハッピーで力強かったです。
心がないと言われていた芥川が学習し自覚するようになるとそれはそれは大きな心だった。
ぼやけていた心の輪郭がはっきりし、中身がわかってくるさまが感動でした。
八木先生「わからない部分がいちばんのお宝なんだよ 勉強は」くぅ〜名セリフ〜〜。
「勉強」を「人」や「人生」とかに置き替えられますもんね。ポンコツ先生はまさにそんなお話だと思います。
心、人間、人生、人間関係…などの描かれ方がすはらしすきました。
そんな芥川と共に生きる八木先生と剣人もまたよき人物で笑いあり感動ありでまた大好きとなる作品を届けて下さり感謝の気持ちでいっぱいです。
ソノオ先生の作品のファンです。
なんとも言えない味のある絵柄に、ストーリーのじんわりくる魅力。
そんな作品を書いてくださる先生の作品のなかでも、本作は特に素晴らしい作品だと感動してます。
blを読んだことない方にもオススメしたい素敵な愛情漫画だと思います。
腕は確かなのに人の心がないと言われてしまうコミュ障の医師芥川。亡くなった姉の息子剣人を引き取り育てているけれど、すれ違いは深まるばかり。
そこで剣人の塾講師の八木に「人の心セミナー」を依頼する事になり⋯。
不器用すぎる芥川さん。他人も自分の感情にも疎くて自覚症状がなかったのを、八木先生との触れ合いの中で愛情に目覚めていくのが素敵。そのままそれが八木先生への恋に繋がっていくのも最高だ〜。
ちょっとズレてるけど真っ直ぐな芥川さんの求愛に、八木先生の抱えるトラウマも癒されていって⋯。
剣人も根は素直な良い子で本当は寂しかっただけだから、家族としてしっかり向き合えて良かった。その成長も頼もしい。
大人も子供も会話と触れ合いが大事だ!ポンコツDr.の愛が伝わってとっても嬉しい、笑顔のハピエンに大満足。
1巻も素晴らしくて大好きでしたが2巻も最高でした!
未読の方は是非是非読んでほしい作品です。
腕はものすごく良いが人の心がわからないポンコツな産婦人科医の芥川先生と、芥川の亡き姉の忘れ形見の剣人くんが通う塾講師八木先生。
2巻では芥川先生が八木先生に告白し盛大に振られてしまうところからスタートします!(笑)でも八木先生の顔は真っ赤だし戸惑って逃げて帰ってしまっただけ!と言うところがものすごく可愛い。
芥川先生はショックを受けつつもそれでもめげない。
八木先生はこんなに芥川先生に惹かれているのに何故なのか…
2巻では八木先生の事情がつまびらかになっていきます。
施設育ちで奨学金で大学を出たものの、教員に正規採用されず、完済できないまま塾講師を続けつつ細々と返済していること。教員にさえなれていれば…というやるせなさを一人で背負ってたのです。(しかし奨学金返済免除制度は八木が卒業した頃にはなくなってしまっていて、どちらにせよ返済しなければならなくなってた)
一方、芥川家の事情も明らかになりました。剣人を引き取ったと言うことは姉夫妻が亡くなったと言うのは1巻でもわかっていましたが、姉夫妻だけでなく、芥川の両親も亡くなったことで実家の医院を畳んで色々お金を返済して剣人を引き取っていたんです。彼も背負うものが大きすぎたんですね。
八木先生の借金についても、制度の穴というか、ちょうどこの世代の人は、すごく悔しいだろうと思うのですが(何故なら調べてみると、教員に採用されたら奨学金返済免除の制度が2025年度からまた再開されたんです!)
芥川の「困っている人を助けたい」という医者らしい精神と好きな人の役に立ちたいという思いからか、八木に奨学金返済の目処をつける提案をしてあげて、ここも素敵な展開だなと思いました。たった一人で生きてきた八木には考えつかないことも家族と共に不自由なく暮らしてきた芥川の視点からだと呆気なく解決する…なんというか教育というか教養というかの差を見た気がしました。
途中、八木と同じ施設出身のシン兄ちゃんが登場し、八木先生の様子をたまに見にくるんですが、
なんかちょっと危うい感じの容貌で、八木先生が困ったら助ける気はもちろんありそうなんですけど、まっとうに生きてるのかちょっと心配な感じの人で。
でも、シン兄ちゃんは八木先生がしっかり前を見て自分の力で歩いてるところを見て眩しそうに、でも心配そうに見守ってるスタイルな不思議な人で彼も魅力的でした。
剣人くんが、異国の地で、芥川からの手紙を読んで涙しているシーンも胸を打たれました。
アレルギーだよ!って誤魔化すところも医者の血を引いてるなーって胸熱で。
剣人くんが一人前になって、芥川先生と八木先生が同棲してて、その家に帰ってくるところ、ちょっと先の未来の3人を見たいなぁと思いました。続編希望です。
未散先生大好きです
2巻とても良かった
人のふわっとした気持ちの輪郭を優しくなぞって形にしてくれるような、小気味良い心地よさがありました
空気が読めるって、なんとなく感覚で理解しているけれど、それを言語化するとこういうことなんだろうなと
本当にスゴイ
未散先生の作品の真骨頂って感じです
(感想がチープで申し訳ない)
けれど、きれいにまとまって本当に素敵なお話でした
最初のバラバラ感が嘘のように、繋がっている感に変わっているのが素敵でした
力技じゃなく、ゆっくりほぐれていったような
優しい気持ちになりました
