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かなりハードな内容なので読み手を選ぶかもしれませんが、刺さる人には刺さりまくってたまらないかと思います。
うす消し版まで出ちゃうほど、編集部様も力を入れられていてとても嬉しかったです。(紙の方が修正が強いという意外性!)
「短編集」と書かれていますが「Kの支配者」と「HOUSE」という2つの作品が掲載されていて、どちらも執拗なほどの執着を感じられてゾクっとしつつも一気に引きずり込まれるような感覚を覚えます。
超HAPPY~という感じではありませんが、ある意味みんな幸せなのかな…と新たな扉を開いて頂きました。
ちなみに「配」という漢字には割り当てるという意味があるらしいので、それぞれの役割を全うするからこそ「支配する側」と「支配される側」が成立するって事だよな~なんてぼんやり思う
支配という言葉だけを見れば威圧さを感じるけれど「2人だけしかいない世界」で言えばそれは支配という名の下の「対等性」に思える
どちらにせよ相手に対しての絶大で絶対的な信頼による絆がなければ組織でもない2人の関係性に於いて「支配」なんて出来ないですもんね
支え合ってそれぞれの役割を全うして成り立つ関係性
やはりそれは共依存であり共生だと思う
Kと晃は物理的な「生」を終える形にはなったけれど、彼らの中の精神世界に於いては終わりの来ない世界でずっと生き続けているようにすら思えるお話しでした
あと、読み物の中で自死を選ぶ「K」という名を聞くと、どうしても『こころ』をリマインドしてしまうのは私だけですか?
もう1つの「HOUSE」はやっぱり団鬼六先生の世界観を感じずには居られない
めちゃくちゃ好きでした!!
父から子へそしてまたその子へ…
痺れる世界
これをBLで読める
完璧だったと思います
あと、本当にうす消し特装版の存在は大きいと思いました!
作画を含めたアートとしての価値もすごく高い作品です
世界観も精神的な刺激も視覚的な刺激も、余すところなく味わえてこそ高まる1冊であったと思います
人を刺激する「芸術的」な作品としても讃えられるべき作品だと個人的には強く思います
『作家・奥田枠の新境地!』
と銘打ちたくなるような、内容も作画も奥田先生の新しい一面を見せつけられた一冊でした。
収録されているのは、短編というには十分過ぎるボリュームと内容のある2作品。
2作品とも「支配」がテーマですが、読み進めると、メインキャラ2人のうちどちらが支配者でどちらが被支配者なのか、どんどん分からなくなります。
一見すると、虐げられ、その後ご褒美をもらう事に悦びを覚えている晃や龍彦が被支配者に見えるのですが、精神的に真に支配されているのは支配を実行するKや龍蔵なのではないかと思えてきます。
『支配者である自分すら自分で支配したい』
なんて、特殊性癖のない者には到底理解できませんが、Kや龍蔵は支配者として被支配者を完璧に支配したいし、常に被支配者を満足させる自分でありたいのです。
それこそが支配者たる自分の存在意義だしアイデンティティだから。
関係が深まれば深まるほど、支配者側の不安や焦燥感は大きくなり、いつか飲み込まれてしまうかもしれない。
Kと晃の結末は、支配者・被支配者として永遠に完璧に完成された関係でありたいという究極の願望の結果なのでしょう。
龍蔵と龍彦はまた違う形の終わり方でしたが、龍蔵はKよりも強い支配者なのでしょうね。
龍彦を一生引き受ける覚悟を固めているので、彼は死ぬまで、あるいは死んでも支配者で有り続けそうな気がしました。
描き下ろしや電子コミック特典漫画も秀逸で、2作品とも非常に読み手を選ぶ内容ではあるものの、読み終えると不思議なほど幸福感を覚えます。
恐らくそれは、Kと晃・龍蔵と龍彦それぞれが、意外なほど純愛だからなのかなと思いますが。
正直言って万人にオススメ出来る一冊ではありませんが、少しでも支配・被支配、共依存、メリバなどに興味がありましたら、読んでみるのもいいかもしれません。
個人的には大好きな一冊です。
救いがないのに、なぜか目を離せないタイプの短編集でした。
1作目は、資産家の死を巡る物語。
他殺なのか、自殺なのか――というミステリー要素を軸にしながらも、“真相解明”の爽快感がある作品ではなく、人間の歪みや執着をじわじわ見せつけてくるようなお話でした。
2作目は、父親の死をきっかけに実家へ戻る物語。
温かさや再生よりも、息苦しさや拭えない感情が残っていく印象。支配することに対するお話なのでおそらくDom/Subのカテゴリーかと思います。
どちらの作品も、性行為の描写がかなり多いのですが、甘さや幸福感を伴うものではなく、むしろ犯罪の告白や壊れた人間関係を見せられているような感覚になります。
読みやすい作品ではないし、人を選ぶと思います。
でも、綺麗に救われない話や、人間の暗い部分を容赦なく描いた作品が好きな人には刺さる短編集でした。
短編集。標題作の「Kの支配者」と「HOUSE」の2作品が収録されています。
どちらも単話配信で読んでいた作品ですが一冊にまとまって嬉しいです!
「Kの支配者』
アキを支配していたはずのKがいつの間にかアキに支配されていた。強迫観念のようなものにとらわれてしまった結果、自死を選んだのでしょう。
アキの支配者たらんとするために。一方でアキもKに支配され、ラストはKに追随し自死を選ぶ。共依存の完成形と感じました。
シーモアの書き下ろし特典(6p)は必見です!Kとアキは支配するもの支配されるものの関係ですが、それはあくまでも1対1で一切他者を介在させる余地はないというところがわかるラストの一言…!痺れました!
「HOUSE」
家長として家の一切を支配していた父を見て、育った兄弟がどのように育ったか…。
次男の龍蔵は父と同じように自分に支配欲があることを早くから自覚し、支配者は家に二人もいらない…と早くに家を出る。一方、長男の龍彦はに従っていれば跡継ぎになれる、ご褒美をもらえる…と従順に生きてきたけれど、父の死で変化が!
亡くなった父に代わり、父のように家の者にきつく当たるけれども、本当は支配されたい欲のある人だったのを弟に見抜かれ、今度は弟に支配されるようになって…その姿を見た龍彦の息子、龍斗もまた支配欲が芽生えてきて…という負の(?)連鎖で終わるラストでした。
どちらもじわじわと余韻を引きずる、類を見ない面白い作品です!
