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小説

今巻の雰囲気が、何だか金田一○○のような…コ○ンのような……離れ孤島で起きる一連の事件性と、民俗学チックな邪の香りがプンプンとしていて、ピンチ度は過去一に感じられました。
いつも発売を待ち侘びている大大大好きな作品ですが、すみません。今巻は辛口です……(>_<)
慶次の依頼に対する前のめりな態度に有生が毎回振り回されるのはすっかり見慣れた光景ですが、そのやりとりが微笑ましく受け入れられていたのは有生の圧倒的な能力があってこそ。つまり、慶次がズレた行動や発言をしていても、結局は慶次可愛さにクールに祓い倒す有生の存在が揺るがなかったからです。
でもそうでないのなら、ちょっと黙ってはいられません。慶次の突発的な行動により負傷した有生の姿には一瞬ヒヤリ。井伊家の長男・風斗の思惑から結果は好転しましたが、結果が良ければ過程は問題視しないという収め方には何となくスッキリしませんでした。(依頼者の女性は最後まで好きになれなかった)
慶次が今回ホントに役立たずというか…子狸がダウンしていたので仕方ないですが(げっそり子狸には爆笑!)、子狸がいないからこそ頑張って欲しかったです。
眷属の力で何かをすることだけが討魔師ではないはず。依頼者の背景を聞き取ったり、向かう土地についてリサーチしたり、情報力で不出来をカバーする発想には至らないのだろうか。
自分が出来ることから少しずつ力をつけるフェーズに入ってると思うのですが、これじゃあいつまでものび太状態で先が思いやられてしまいます。有生は神事についてもよく知っていて、眷属の力の強さだけでやってきてないのが分かるだけに、隣に立つ慶次にも有生の討魔師としての姿勢を見習って欲しいなと思います。
とは言っても、アホな慶次も可愛いんですけどね。皆にイジられてムキーってなってるのも面白いですし、有生とのスペック格差が作品の魅力を引き立たせているのも分かります。
やっぱり子狸が常駐してるのとしてないのとでは慶次のキャラクターの素材が生かされないのかも知れません。ご主人たまぁ〜…と柔らかな口調で厳しくディスる子狸の励ましとも叱責とも言える口出しがあってこそ、慶次の無能キャラが映えていたんだなと今巻で確信しました。
今巻は子狸の干渉があまり働かなかったので、恋愛面にしても事件面にしても危なっかしいところが目立ったかな。天然鈍感な慶次の行動を笑いに変えてストレス浄化してくれていた子狸には改めて感謝しつつ、子狸の存在の大きさを再認識したところでした^ ^
ポンコツ慶次と、口は悪いが慶次への愛はメガトン級の有生、そしておしゃまな毒舌子狸の存在があってこそ眷愛隷属の万全の布陣だと思います。
風斗がちょっと引っ掻き回しキャラなのが、有生的には気が気じゃないでしょうが、無害の当て馬キャラとして居続けてくれるなら、ほどほどに有生の嫉妬を煽って欲しいです。その後の2人のラブラブエッチが盛り上がるので(笑)利用できる存在は利用しちゃいましょう!
井伊家と弍式家の和解という慶次の理想郷への道はまだまだ遠そうだけど、井伊家と弍式家の対立構図の常識が通じない慶次なら何かしでかしてくれるかもという期待も抱いています。
腹黒系キャラとワケアリ系キャラに需要のある慶次のモテ期がどこまで続くのかもしっかりとチェックしていきたいなと思います( ´∀`)
大好きな「眷愛隷属」シリーズ、今回は「孤島編」です!
発売楽しみに待っていました☺︎
今回も「慶ちゃんが慶ちゃんして、有生が振り回される」という構図は変わらず。
…なのですが、その可笑しさに笑うというより、初めて慶ちゃんに対し「もうっ!!」と思ってしまうところもあったかな、、
というのも、終盤いつものように慶ちゃんが無茶をして、結果有生がかなり危険な目に遭う…というシーンがあったためです。
そこに至るまで、何度も立ち止まって考えられるチャンスはあったのにー…!
有生が洞窟に入る直前の風斗(井伊家長男)の言葉を、なぜそこで流してしまうの…と、だいぶもどかしい思いをしました;
…あれ?書いてて思った、いつも割とそんな感じだな。。?( ̄▽ ̄;)
と、考えなしに猪突猛進〜!な慶ちゃんに思うところあり!ではありましたが;
あとがき入れずにたっぷり281ページ、夢中で読み耽りました。
まずはいつも思う、素敵すぎる表紙!!
夜光先生のあとがきにもありましたが、今回初めて二人がスーツ姿じゃない!
ロングコートに剣を構え、慶ちゃんをぎゅっと抱える有生の鋭い目線にぎゅんっとします。
いつもの子狸と子狼(白、黒)たちもちょこんと顔を出していて、可愛い♡
前作では表紙にいっぱいハートが飛んでるイメージがあり、今回は違うのかな…と思っていたら。
…ありました、背景に大きな銀のハート。
タイトルの「狐は尽くしたがり」の言葉にもこのハートにも、萌えてしまいます。
表紙だけで何文字でも語れそうですが、お話の内容も、ミステリー風でとてつもなく面白かったー!!
”先祖の呪いを解いて欲しい”という依頼により、孤島へと向かった有生と慶次。
なぜかそこに瑞人と勝利も加わり、集合場所には風斗もいて、もうここから波乱の予感!
参加者たちが一週間を過ごすこととなった島は強い穢れを持つ「忌み地」で、そこで呪いを解くための儀式が行われるのだがー
と、物語は幕を開けます。
まず内容の前に、絶対に皆様に見ていただきたい!
笑いと萌えを語り合いたい!
と思う、笠井あゆみ先生のイラストページがありまして。
それがP.59とP.131。
島の穢れのせいで体の厚みが半分になってしまった子狸と、風斗にビリヤードを教えてもらう慶ちゃんの少女漫画風おめめですꉂ(๑˃▽˂๑)
特に後者は爆笑したーーーーー!
(ビリヤード台で転がる子狸も、可愛すぎて身悶える)
変わり果てた子狸を見て、心配するどころか「ブフー!」と吹き出してる有生のお顔も最高でした♡笑
で、お話の方も見どころ盛りだくさん!!
儀式の参加者が一人、また一人と意識不明の状態に陥ったり。
参加者たちを島に閉じ込めるかのような、不可解な事件が起こったり。
有生と慶次たち以外の3人の儀式参加者たちはそれぞれ何か、後ろ暗いものを抱えているようで…
-(有生たち以外の)3人の参加者たちが選ばれた本当の”理由”と”目的”は?
-物言いたげな顔をしたり、視線を交わす有生や風斗が気付いていることとは?
-儀式は完遂されるのか?された時何が起こるのか?
-果たして有生&慶次は、無事にこの島を出ることができるのか?
と湧き上がる数々の疑問と、少しずつ明らかになってゆく答えに、火曜◯スペンス的なミステリー大好きな自分はもう終始、興奮しきりでした。
で。紆余曲折の末、全てが解決してから慶次が思い悩む様が、「深いなあ…!」と唸り考えさせられる部分でした。
風斗の騙し討ちの”おかげで”、結果的に穢れ神は祓われ、皆が救われハッピーエンド!なのだけれども…
もしあの時、自分がこう動いていたら?と状況を振り返り、自問自答する慶次。
「なんで俺はこんな馬鹿なんだ?」と思わず子狸に問いかけるシーンに胸がきゅっと痛みました。
(で、子狸の返答に思いっきり笑わせてもらいました(*´艸`))
起こったことの結果を見るか、過程を見るか。
時に人が傷つくことが分かっていても、
結果のために痛みを伴う過程を選ぶこともある。
”何故なら、傷つくことは…”と続く子狸のセリフに、思いがけずハッとさせられて。
人が気付きを得るために必要な”痛み”。
味わったその痛みが、人を大きく成長させてくれるー
強大な討魔の力を持つ有生が、人を救うために
積極的には動こうとしないことだったり。
魔物を使役する一族の井伊風斗が、癒しの力を持っていたり。
「善と悪」「白と黒」でははっきり線引きできない人の振る舞いや理を、慶次の目を通して、私自身も追体験したような気がします。
そんな慶ちゃんの成長が、次巻以降、何か吉と出るのか、役に立つのか…!
(疑ってるようでごめんね慶ちゃん)
風斗を目の敵にし、孤島では嫉妬ゆえに一瞬すれ違いも起きるものの。
どんな目に遭っても絶対に慶ちゃんを守り抜く覚悟と力を持った有生に、今回も心沸き立ちました。(終晩の穢れ神との戦闘後の姿に、泣きそうになった…)
今回、二人の濡れ場は2回ほど。
回数は多くはありませんが、やっぱり今回も慶ちゃんを羽交い締めし、睡眠姦する有生にニヤニヤ、萌えを堪能しました❤︎
興奮してぴょこっと出る二人の耳の可愛らしさも、イラストと共に満喫。
何巻出ても、やっぱりめちゃめちゃ面白くて最高に萌えて、深く考えさせられる点がある。
読み終えたばかりですが、もう既に次巻発売が待ち遠しくてたまりません!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
最高の読書時間でした。文句なし、の”神”評価です◎
