東雲月虹
『上海金魚』と『透過性恋愛装置』の同人誌で
とにかく甘い、とにかくうっとり、ここまでサービス精神が旺盛なのは貴重です!!
総集編なので、5話収録されていますが
なんといっても“恋は遠い日の花火ではなく”が
『透過性恋愛装置』の牧田さん視点で語られるという贅沢さ!!!
懐の大きい、人間が出来過ぎている牧田さんの胸の内……。
こんなに揺れていたなんて!と悶えまくります!!
あのわがまま王子が可愛く思えてきますww
“桃色金魚”“なごり雪”は
『上海金魚』カプの滝乃と佑季の穏やかで思いやり溢れるエピソード。
どこまでも優しい滝乃のお茶目さ(死後)も垣間見れますし
佑季の、今まで感じたことのない安心と幸福に
良かったねぇええええええ!!と心から思えます。
法務局職員が司法書士になるというのは
定年退職後だとよくあるんでしょうけども
佑季ほど若い方だと珍しいかもしれません。
滝乃と一緒に暮らすため、是非頑張ってほしい!!
“迷走性恋愛模様”
北嶋の毒も序盤ありつつ、相変わらず牧田さんにぞっこんな様子が面白いww
そんなにドキドキして大丈夫??なんて野暮ですけども
大好きで大好きでたまらなくて、こんな恋を人生で一度でも出来たら幸せでしょうね。
クリスマスプレゼントに悩み、牧田さんの為に張り切って作ったビーフシチューのオチが愛おしいです。
登とのやりとり、会社の事務員・安野さんとのやりとりも笑えて
牧田さんのソフトな言葉責めもあり、丁寧な愛情たっぷりのHがまた最高!!
“恋する金魚”
高級旅館へ泊まる牧田×北嶋&滝乃×佑季、更には登カプ(昼食と入浴のみらしい)という
ほぼフルメンツのお話。
冒頭のバーでの会話がやっぱり楽しいです。
北嶋が佑季を改めて不思議な色気のあるコだと思ったり
佑季も北嶋をギャップが素敵かもと思ったり。
携帯内の牧田さんの写真見せられたら納得でしょうね~ww
温泉の話を切り出した北嶋のいじらしさときたら、
本当に同一人物!?ってくらいしおらしくて
一度振られた時のことをふと思い出して悲しい顔するのも切ない…。
温泉では、3カプ一緒になってしまっただけですがそれぞれの恋人自慢みたいなのが可愛いです!
からの牧田さんの甘やかしながら少し意地悪なHが────!!!!
なんでこう温泉Hって最高なんでしょうね……。
“おまけの金魚”では2ページだけですが滝乃と佑季もあんまいです。
幸せな気分のまましばらくいられる程、ものすごく充足感のあるお話ばかりです。
やっぱりBLは素晴らしいなー!!!
大大大好きな「透過性恋愛装置」の続編があると知り、小説同人誌なるものを初めて買ったのがこの作品です。規定のページ数に収まるように、ほぼ二段組というボリューム満点の一冊になっています。
正確にはシリーズ第一作に当たる「上海金魚」の続編も収録されているのですが、「透過性恋愛装置」にドハマりした自分はやはり以下の三篇に激萌えしました。
・恋は遠い日の花火ではなく (53ページ)
牧田の視点で描かれた「透過性恋愛装置」の Another side story です。牧田の戸惑いがよく分かって面白かったです。
・迷走性恋愛模様 (33ページ)
本編のラストから数日後。恋人としての初デートから、二人で迎えるクリスマスのお話です。オチが北嶋らしくて笑っちゃいました。
・恋する金魚 (34ページ)
箱根に一泊旅行に来た北嶋と牧田、そして旅館で遭遇した滝乃と佑季のお話です。
本作でも北嶋の恋の病は重症で、至るところで乙女が大爆発しています。その様子がいっそ痛快なほどで非常に可愛かったです。…なんだかコイツに可愛いって形容詞は癪ですが。
他に「上海金魚」組のお話が二篇収録されています。こちらはエロなしですが、二人の雰囲気がとても良くてホッとしました。…北嶋と牧田はシリーズのエロス担当なのでしょうか笑
CDも繰り返し聴いたおかげで、登場人物のセリフがそれぞれのCVで脳内再生されて楽しかったです。
北嶋が可愛すぎて悶えながら読みました。牧田さんへの深い想いが伝わってきます。
同僚の女子社員からは「キラキラした美形だけど、ツンデレではなく自己中ヒステリー男」と手厳し評価をされていますが、牧田さんの事を考えた時の笑顔はいいっ!とビックリされる程の表情の変化が見られます。
牧田さんのために初めての料理に奮闘したり、何ができるか?悩んだり泣き上戸の酔っぱらいになったりと色んな姿があり、更に北嶋が好きなりました。
牧田さんの北嶋への攻めかたも最高でした。魅惑の低音ボイスに攻められメロメロになる北嶋です。
他の方も仰っていますが、『透過性~』の番外編がようやく読む事ができて本当によかったです!
北嶋が可愛すぎた!牧田さんのことが本当に大好きで甘えまくってました。
牧田さんサイドのお話しでは、[透過性〜]で牧田さんが何を考えていたのか知ることができてよかった。前の奥さんと別れてしまった後から、その心の傷のせいで、恋愛というものから自分を遠ざけていた牧田さんだけれど、ホントウは、北嶋の直球な想いに翻弄されていたのだと、読んで知りました。読み終わった後に、エンピールの社員さんの間で『牧田さん最近楽しそうだよね』と噂だっているシーンを思い出して、私自身「牧田さんよかったね…!!」と思いました!
他にも、
温泉での北嶋のご奉仕プレイは萌えすぎました…!
クリスマスに、牧田さんのために料理を作ってあげた北嶋、健気だった…。牧田さんを中心に世界が回ってるんだね!
どうしても読みたかった本だったから、やっと手に入ってよかったです!
「上海金魚」「透過性恋愛装置」どちらもレビューでモニャモニャ言って、
かわいさんのファンの方々に、きっと嫌な思いをさせたであろうわたくしなのですが、
ここにきてやっと、きゃ~~♡と心躍りました!
素敵ですねぇ、この同人誌……(うっとり…)
商業本の方を読んで、
どうしてなのかなぁ?と漠然と思っていたことが、ちゃんと語られていたり
(老舗高級ホテルが高齢者マンションを建てるのはどうして?が、ちゃんと説明されていた)、
ちょっとしか語られていなかった好きな話が詳しく描かれていたり
(牧田さんと元奥さんの感情移入したくなるエピソード。牧田さんが元奥さんを語るのがいいのです)、
ああそれから、イマイチ男らしくないと(わたしが勝手に)思っていた滝乃が、
実はそうじゃなかったというのがよく分かって、ホントにこちらを読んでよかったです。
もともと牧田さん視点の話がいいなぁと思っていたのですが、こちらではそれが多くて、
牧田さんの揺れる心情がしっかり分かって、
分かったら益々彼は素敵で、ため息が漏れました。
北嶋と佑季の(登曰く、百合っぽい)会話がたくさん読めたのも嬉しかった~
色んな人と話すと、そのキャラのまた違った一面が見えて、
(特に恋人との悩み相談を友人にする姿って、元々すごく好きなので)
益々キャラへの愛情が増してしまいました。
違った一面と言えば、登が牧田さんに対して普通の男らしい話し方をする場面も、
かわいさんからの読者へのプレゼントみたいで嬉しかったです♪
あと、「上海金魚」「透過性恋愛装置」の本中の挿絵が、
自分の思い描くキャラのイメージとちょっと違っていて、あまり好みではなかったので、
挿絵なしのこちらがすごく読みやすかったです。
この同人誌の裏表紙の可愛い絵、あれは好み、とても和みます♡
幸せな2CPに癒されるすごく素敵な同人誌、読むことが出来てわたしもとても幸せな気分です♪