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表題作蝶落~雲居の巫女~

幼馴染 蒼治・28歳 / (笙の弟 悟・25歳)
島の巫女 笙・28歳

あらすじ

巫女である笙の仕事は、男たちから性的な奉仕を受けて予知を授けること。自暴自棄になりかけていた時、幼なじみの蒼治と再会する。だが宮司でもある弟の悟は、なぜか蒼治を嫌っていて…? (出版社より)

作品情報

作品名
蝶落~雲居の巫女~
著者
沙野風結子 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
発売日
ISBN
9784592850571
3.6

(44)

(14)

萌々

(7)

(17)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
154
評価数
44
平均
3.6 / 5
神率
31.8%

レビュー投稿数10

No Title

大好き沙野風結子先生。
何作か続けて読んでいるけど、まぁ受けの不憫さといったら泣。
しかしちゃあんと最後には攻め様と熱い想いを共にして文句なしのハピエンになるからつい読んでしまう。
大好きな巫女設定と神事、今回の神様(もはや魔物だけど)は蜘蛛。
弟喰って成り代わってたりまぁ最悪でしたね。
はぁ実の兄弟で…エグいことしますね。

今作のしびれたワード
「俺はお前のヒーローなんだろ?」
「めろんめろん」
「もいで」

アンリミで読んだから挿絵が無くて残念。
表紙見ながら想像力でカバー!


1

意外にも執着攻め好きを刺激された

やばい、おもしろかったー!
そんな感想が読了後漏れる作品でした。

閉塞感ある島を舞台にしたお話が好きなので手に取ったのですが、エロ本命くらいのつもりで、ストーリーはあまり期待せずに読み始めました。が!
すごい、おもしろかった……
因習的な面でのストーリー展開もおもしろかったし、幼馴染みとの関係も萌えました。
ミステリー的な面もあるのですが、「そういやそんな設定出てきてたね?!」というところが謎解きに関わってきていて、とてもスッキリ感が高かった。
ファンタジックな面もあるのですがご都合主義とは思わせない(エロ設定を除く)、良質な小説だと感じました。

そんなこんなでとても楽しく呼んだのですが、しかし。
執着攻めが大好きな私は、後半になるに従って段々と悟(と呼んでいいのか悩みますが)が愛おしくなってしまったりした……
本当、どストライクでした。まあそんな人は滅多にいないと思いますが。

萌えに目覚めたのは、病院から帰ってきた後の、あのシーン。
「残されたわずかな時間を、一緒に過ごしたくて」というセリフにキュンとしてしまった。
それまで全く悟には興味なかったのに!
そこから一気に、操り人形にしてでも手放したくないという執着心にも萌えたし、その癖、愛の言葉を吐かせるあたりにも大変萌えました。
自分で操り人形にしておいて、でも愛してるって、最後まで一緒にいるって言って欲しいんだな……この、執着心こじらせた感じがもうたまらない。
最後も、自分の身体がグチャグチャなのに、それより何より受けを手放したくない連れて行かせないという思いの強さが見えた気がして。
最後のあの一言も、悟なのかもしれないし、悟ではないのかもしれないけれど、でももしもヤツが悟を騙って発した声だったのだとしたら、それはどうしても行かないで欲しいという思いのあらわれな気がする。
しかしその一方で、あの声はヤツの中にある、受けに対する根源的な(純粋な)思慕(執着ともいう)が幼い声となってあらわれたのではないかと思ったりもする。
悟が手を繋いでいたのと同じだけ、ヤツも受けと手を繋いできたわけなので。

受けは、攻めと無事逃げられて良かったと思う。
しかしそれを大前提とした上で、あんな結末を迎えたヤツが愛おしい。いやむしろ、あんな結末を迎えたからこそより一層愛おしい……
この本を読んでそんな感想を持つ人はあまりいないと思いますが(笑)
そんな楽しみ方ができてしまった人間もいたよ、というご報告でした。

6

好き嫌いわかれるお話と思う

これは好き嫌いわかれると思います。
レーベルが花丸文庫BLACK。
これを見ただけでお話の内容が理解できるような・・・血はあまり流れませんが他は色々・・・。
島という閉鎖された空間での神(神という名の怖れられるもの)と神託を行う巫女(男だけどね)
幼馴染みの二人が艱難辛苦を乗り越えていくわけですが、神の残酷さ人の欲深さがひしひしと伝わる作品です。
私的には得意分野ではなかったけれど、高階佑さんの挿絵に救われました。

1

男巫女最高!!

エロい!エロすぎる(>▽<)男巫女最高!!!
蒼冶カッコよす~
地下室で笙が蒼冶を誘惑するところが、もう・・・やばかった(>▽<)/
それに、笙が舌噛んで死のうと思ってた時に咄嗟に蒼冶が自分の親指を
入れた時がグッときた(>ω<)b

最高の作品でした!! その後の二人の、続きが読みたい。。。。

1

新たな新境地でした

沙野さんの作品購入は初めてなのですが、某サイトレビューを見て、内容に惹かれました!(触手に蜘蛛凌辱とか)。きっかけは絵師の高階さんなのですが(^◇^;)
読んでみて、大満足!大当たりでした~。買って損なしの作品でした(^-^)v
ここからは、ネタバレがありますので、未読の方は、ご注意下さい!!


お話は、主人公の男巫女:織谷笙(受)と弟の悟(いちを攻?)と幼なじみの坂守蒼治(攻)の3人を軸に進んでいきます。

序盤は、子供時代の肝試しから始まります。町の子供達と島の子供(笙、悟、蒼治)で雲居神社のお洞へ「肝試し」に行くのですが、怖がりの悟は石を持って帰ってくることができません。そのことで悟はいじめにあい、「このままではいけない」と笙は悟を連れて、明るい時間帯にお洞に行きます。これが、兄弟の不運の始まりになるとは…。このお洞には、何か黒くて大きな存在が…。

それから、いろいろあり、笙が次の巫女に選ばれ(蒼治のオヤジの提案で)、神からの予見を行なうために、淫らな神事を行います。一度に5人を相手にするのですが、中にはいやらしく、ねちっこい老人(常連客)までいます。(舐めたり、しゃぶられたり、指入れられたり)。

嫌がる笙の気持ちとは反対に、身体は反応し、見えない糸で身体の自由を操られ、足を広げられ…。笙は神?の力で、歳をとるのが遅い(本当は28歳)ため、二十歳そこそこの見目に気持ち悪がるも、楽しむ老人に思わず「イラっ!」としました(`曲´#)

そんな日々の中、蒼治が予見を聞くために、東京から島に戻ってきます。早速、笙を押し倒したり、いじってみたり、キスしたりと。笙の色気にやられてしまったようです(^з^)
でも、行為は途中までです!笙も蒼治が好きだったので、嫌がりつつ反応します(^-^)

それからは、次の神事まで平凡な毎日なので、幼少時代、蒼治と一緒に海に潜った日々を思い出します。お互いの裸を見て興奮したり、蒼治が笙と海に潜っている時、イルカの様に身体を擦り付てきたりとか。ある意味、それもプレイなのでは…(恥)

そして、神事当日。笙は複雑な気持ちのまま拝殿で待ちますが、ついにその時が…またまた見えない糸登場。いろんな客に弄られる中、蒼治は…。

他にも、笙が蒼治を思って自慰したり、見えない力に怒ったり、まぁいろいろ。

その後、蒼治が島から出る作戦をたて、笙を連れ出しますが、またも見えない力に、はばまれ、脱出出来ず。結局本殿へ戻り、笙と再度作戦を考えます。その中で、本殿の地下室に行きますが、その場所は、笙が巫女になるために、閉じ込められ、蜘蛛に凌辱された場所だった。錯乱する笙の様子に、蒼治はここで何があったのか初めて知ります。ここから、笙がエロモードに入り、蒼治に乗っかって、腰を擦り付けますが、これには、さすがに蒼治も理性が抑えられず、笙の中へ。笙に「なかは…やだっ…」と拒否(蜘蛛に体液を出されたおぞましい記憶しかないため)されるのですが、蒼治に「雲居の魔物はお前の中に出したんだろっ」と言われ、そのまま中で出されます。それからまた二回戦へ…。実は、神事では、客に挿入までさせてないので、気持ち的にこれが初めてな感じです。先に蜘蛛に犯されましたが(苦笑)

その後、蒼治の会社の社員が帰った後にHしたりとラブラブですが、笙は大好きな蒼治を島から逃がします。

そして物語は終盤へ…。本当の黒幕が現れます。その正体とは!?


最後にも、蒼治とのガッツリHがあります。(トイレからお風呂での)


内容は、こんな感じなのですが、個人的に好きな趣向だったので、とても楽しめました~(^o^)
エロもかなり多かったし、犯されるシーンも多々ありましたし、なにより新境地に踏み込んでしまいました!今まで普通に人間×人間しか読んだ事がなかったので(^_^;
新たな世界が広がり、ハマってしまいそうです!!

沙野風結子さんは、エロエロなお話を、上手に書かれる著者様だと思いました。また私の趣向にピッタリだったので、これを期に、他の作品も読んでみようと思います(*^_^*)

とても、おすすめの作品ですよ~。エロ重視な方にもおすすめです。
小説はあまり読まない方なのですが、この作品はスラスラ読めました。夜に読むタイプなので、2日に分けて読んだので、続きが気になりましたが(笑)
ただ、苦手な方にはおすすめできませんが…(汗)

笙が蒼治と幸せになれて、良かったです。読み終えて、こちらまでにっこりでした(^-^)/~

8

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