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幼馴染の柊一にずっと片想いしているポルノ小説家の弘文。柊一にはポルノ小説家である事を隠してるがひょんな事からバレちゃうんですよね。弘文は自分の気持ちをなかなか言えないからちょっとすれ違い。でも無骨で不器用ですから…!!みたいな柊一が行動力があるので 殻に篭もりがちな弘文の壁をバーンと壊してて清々しいほどでした。柊一は最初の印象と読後の印象が違っててなんか面白い攻めだったw 弘文の編集さんがいい人だったのでスピンオフが欲しいw
幼馴染&再会&両片思いという王道路線に「童貞でおぼこいのに、えげつないポルノ小説を書いてる受け」というスパイスをぶち込んだことで、なかなか面白かったです。
私は、二人が喋るようになったきっかけのシーン(攻め視点)が超好きで、ここだけ何度も読み返しました。
小5だった弘文のぽややんとしている様子というんですかね、どんくささ、害の無さがかわいい。
そしてそんな弘文を見て「こいつはトロいし、ずれてる」と思いながらも、自分の作ったお菓子を食べてニコニコしてる様子に……というところも好き。
その後、弘文が東京の大学へ行くことになり、7年間も音信不通になってしまって柊一が傷つく様子もおいしい。(攻めの焦燥感、おいしすぎる)
そしてあれこれ文句を言いたかったのに、弘文の「ただいま」の一言で全て帳消しとなってる柊一!!
あーめちゃくちゃ弘文に惚れてるんだなぁ、惚れたもん負けだなぁ……とニヤニヤしちゃいました。
弘文は難儀な男というんでしょうか。
柊一を振り回しているつもりなんて1ミクロンもないけど、結果的にあれこれ振り回してるんですよね。
「気が弱そうに見えて意外と頑固で、いつも生きにくそうに生きてる弘文を黙って見守ることしかできない。」
って、柊一は思ってるんだけど、いやいや黙って見守ることができるあんたは偉い!!
弘文、柊一が包容力のある男で良かったね。
前半は100点超えの素晴らしさ。
ただ後半にでてくる、アキ(攻めの母方?のいとこ)がうざすぎる。
攻めも攻めで、なぜ恋人よりも従妹を優先する? 従妹のお願いは突っ撥ねて受けを大事にして欲しかった。
登場から退場まで漏れなく嫌われる要素満点の女だった。ああいうのは、攻めか受けどっちかがもっとガツンと言って痛い目にあって欲しい。
幼なじみの再会純情王道ストーリー。
じれじれきゅんきゅんを楽しませて頂きました(#^.^#)
受け様は、童貞ながらポルノ作家として頑張る弘文。
攻め様は、幼なじみで料理人の柊一。
高校時代、柊一への気持ちを自覚し、黙って傍を離れた弘文。
7年ぶりに故郷へ降り立った時、偶然再会した柊一に一言「おかえり」と言われ、そのまま戻ることになった。
以来、柊一のお店へ顔を出して食生活を構われる日々。
両視点で進むので、2人の気持ちがわかっていいです。
小学生時代、初めて互いを認めた出来事が違っていて、それぞれのエピソードがらしくて、なるほどねぇ、と微笑ましく頷いちゃいます。
そして、高校卒業後に弘文が上京してしまった時の柊一の後悔も萌えですよσ(≧ω≦*)
担当と、体位の確認をしていたのを柊一に見られた時。
説明できずに戦々恐々としている弘文に対して、顔を見て話してくれず背中を向ける柊一。
2人の胸中がわかるので、拒否された、と胸を痛める弘文に、そんなことないよ〜〜って言ってあげたかったけども、そんなスレ違いにきゅんきゅんです(#^.^#)
また弘文を失うのかも、と柊一が思ったときの焦燥もスゴくいい!
ネガティブで不器用ながら努力を惜しまない弘文と、そんな弘文の理解者で信じてくれている柊一。
両視点の醍醐味を味わわせてもらいました(≧▽≦)
イラストは二宮悦巳先生。
柔らかく優しいイラストがとてもお話ぴったりでした。
受けが攻めと思っていたよりも早くくっついたのに、おもしろかったです。ポルノ作家のくせに恋に純情という攻めがかわいくて、応援したくなりました。柊一があっけなく受けを好きになってしまうのは、物足りない感じもしましたが、柊一の心理描写も書いてあったので納得しました。
一番好きなシーンは、恋愛シーンではなくて亜紀という美容師としての自信がなくなった女の子に主人公がアドバイスをするところです。「それでまた失敗したら……?」「そんなこと、考えている間がおしい」というセリフは、心にすごく響いて、記憶にこびりつきました。この本を大事にして、何度も読み返したいです。