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表題作純情ポルノ

父の小料理屋手伝い 新屋柊一・25歳
柊一の幼馴染でポルノ作家 竹田弘文・25歳

その他の収録作品

  • 秘密の私小説
  • あとがき

あらすじ

二十七歳童貞、ポルノ作家の弘文は、ずっと避けていた帰省をした弾みで幼いころから片想いしている柊一に再会してしまい――  
(出版社より)

作品情報

作品名
純情ポルノ
著者
海野幸 
イラスト
二宮悦巳 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576110936
3.9

(75)

(22)

萌々

(32)

(15)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
287
評価数
75
平均
3.9 / 5
神率
29.3%

レビュー投稿数12

攻めが包容力ありまくり

幼馴染&再会&両片思いという王道路線に「童貞でおぼこいのに、えげつないポルノ小説を書いてる受け」というスパイスをぶち込んだことで、なかなか面白かったです。


私は、二人が喋るようになったきっかけのシーン(攻め視点)が超好きで、ここだけ何度も読み返しました。
小5だった弘文のぽややんとしている様子というんですかね、どんくささ、害の無さがかわいい。
そしてそんな弘文を見て「こいつはトロいし、ずれてる」と思いながらも、自分の作ったお菓子を食べてニコニコしてる様子に……というところも好き。
その後、弘文が東京の大学へ行くことになり、7年間も音信不通になってしまって柊一が傷つく様子もおいしい。(攻めの焦燥感、おいしすぎる)
そしてあれこれ文句を言いたかったのに、弘文の「ただいま」の一言で全て帳消しとなってる柊一!!
あーめちゃくちゃ弘文に惚れてるんだなぁ、惚れたもん負けだなぁ……とニヤニヤしちゃいました。

弘文は難儀な男というんでしょうか。
柊一を振り回しているつもりなんて1ミクロンもないけど、結果的にあれこれ振り回してるんですよね。
「気が弱そうに見えて意外と頑固で、いつも生きにくそうに生きてる弘文を黙って見守ることしかできない。」
って、柊一は思ってるんだけど、いやいや黙って見守ることができるあんたは偉い!!
弘文、柊一が包容力のある男で良かったね。

1

途中まで最高だった

 前半は100点超えの素晴らしさ。
 ただ後半にでてくる、アキ(攻めの母方?のいとこ)がうざすぎる。
 攻めも攻めで、なぜ恋人よりも従妹を優先する? 従妹のお願いは突っ撥ねて受けを大事にして欲しかった。
 登場から退場まで漏れなく嫌われる要素満点の女だった。ああいうのは、攻めか受けどっちかがもっとガツンと言って痛い目にあって欲しい。

0

純情チェリーなポルノ作家さん(#^.^#)

幼なじみの再会純情王道ストーリー。
じれじれきゅんきゅんを楽しませて頂きました(#^.^#)

受け様は、童貞ながらポルノ作家として頑張る弘文。
攻め様は、幼なじみで料理人の柊一。

高校時代、柊一への気持ちを自覚し、黙って傍を離れた弘文。
7年ぶりに故郷へ降り立った時、偶然再会した柊一に一言「おかえり」と言われ、そのまま戻ることになった。
以来、柊一のお店へ顔を出して食生活を構われる日々。

両視点で進むので、2人の気持ちがわかっていいです。
小学生時代、初めて互いを認めた出来事が違っていて、それぞれのエピソードがらしくて、なるほどねぇ、と微笑ましく頷いちゃいます。
そして、高校卒業後に弘文が上京してしまった時の柊一の後悔も萌えですよσ(≧ω≦*)

担当と、体位の確認をしていたのを柊一に見られた時。
説明できずに戦々恐々としている弘文に対して、顔を見て話してくれず背中を向ける柊一。
2人の胸中がわかるので、拒否された、と胸を痛める弘文に、そんなことないよ〜〜って言ってあげたかったけども、そんなスレ違いにきゅんきゅんです(#^.^#)

また弘文を失うのかも、と柊一が思ったときの焦燥もスゴくいい!


ネガティブで不器用ながら努力を惜しまない弘文と、そんな弘文の理解者で信じてくれている柊一。

両視点の醍醐味を味わわせてもらいました(≧▽≦)


イラストは二宮悦巳先生。
柔らかく優しいイラストがとてもお話ぴったりでした。

2

大好きなネガティブ受けです

 受けが攻めと思っていたよりも早くくっついたのに、おもしろかったです。ポルノ作家のくせに恋に純情という攻めがかわいくて、応援したくなりました。柊一があっけなく受けを好きになってしまうのは、物足りない感じもしましたが、柊一の心理描写も書いてあったので納得しました。
 一番好きなシーンは、恋愛シーンではなくて亜紀という美容師としての自信がなくなった女の子に主人公がアドバイスをするところです。「それでまた失敗したら……?」「そんなこと、考えている間がおしい」というセリフは、心にすごく響いて、記憶にこびりつきました。この本を大事にして、何度も読み返したいです。

4

王道ストーリー最高です!!!!

海野先生の作品は、幼馴染み物の「この味覚えてる?」が大変ツボで、その後3作ほど別の作品も読みました・・・が、「この味・・・」以来の大ツボだったのが今作です!!
作者様があとがきで「王道ストーリー大好き」と書かれていて、同じく王道ストーリーが大好きな私としては激しく同意しながらあとがきを読んでいました。

しかもこの作品は、私の大好きな幼馴染み、長年片想い、受け様がピュア(交際もキスも全部未経験)で冴えなくて、逆に攻め様はクラスの人気者だった・・・という設定。
更には、そんな奥手の受け様の職業はポルノ作家・・・という秘密とギャップ・・・この本の存在を知った時には、これは期待大!!!とわくわくしながらページを開きました。

勿論期待を裏切らない内容で、本当に楽しくて幸せになれる一冊でした。

9

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