期待の新星、初の単行本にして“失恋男×アラブ”の真剣愛!!

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表題作花に埋もれて

彩乃帝,ストで足止めをくらい日本語教師に,24歳
サーファリック,アラブの国の第2王子 

同時収録作品みつめていたい

同時収録作品硝子の向こうに

咲隼人,文武両道で眉目秀麗な高校生
十萌大介,クラスメートで咲の隠れファン

同時収録作品ラブリー♥ラブソングを君に

同時収録作品そして彼は風になった

その他の収録作品

  • エピローグ

あらすじ

一つの恋愛に終止符を打った彩乃 帝(あやの みかど)は、すべてを忘れようと単身砂漠の国へ降り立った。そこで彩乃は、無垢な瞳を持ったアラブ人と出会う。
「日本語を教えて欲しい」と無邪気に頼まれ、連れられた先で彩乃の目に飛び込んできたのは、青空の下佇む美しい白亜の宮殿…。
彼こそが、この国の第二王子・サーファリックだったーー!

純粋故にその立場から深い孤独を抱える王族のサーファリックと、平凡な日本人の帝。出会うはずのない2人が出会った時、地球の裏側で奇跡が起きる!?
編集部期待の新人・筋が、圧倒的画力で描く!“アラブ受” ラブストーリー。
他、切なくて幸せな愛の物語4編を収録。

(出版社より)

作品情報

作品名
花に埋もれて
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
F-book selection
発売日
ISBN
9784861232374
4.2

(24)

(11)

萌々

(7)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
101
評価数
24
平均
4.2 / 5
神率
45.8%

レビュー投稿数10

号泣

そして彼は風になった と表題作が特に素敵でした。
「そして」は、読み終える2ページ前ぐらいから号泣。そういうこと??????????という衝撃が大きすぎ、その作品を読み終えた瞬間にページくってもう一回読み直しました。
人に勧めても全然恥ずかしくない!これいい!って思ったコミックって久しぶり。
人が人を想う気持ちって、強くて、本当に何でもできると思いたい。
一人でも多くの人がそう思えるようになると、きっともう少し世の中にいいことが多く起こるようになる気がする。
そういうことを伝える一つの手段として、漫画やこういう作品が広まればいいなあ。

表題作も好き。自分の運命というか進むべき道をちゃんとわきまえた人って格好いい!受け、凛々しすぎ。
そういう人を支える一人になれるのが超羨ましい。
私もなりたい。。。(補佐役好き)

久しぶりに当たった!!と思えた初読み作家さんでした!
(ちるちるさんの記事からたどってこの作品にいったんです、教えてくださってありがとう!!)

7

表紙のイラストがメインだと思ってたのですが。

全5作品はいってたんですが
久しぶりにどのストーリーもお気に入りな内容です。

でも特に気に入ったのは「そして彼は風になった」
とにかく奇跡、奇跡のストーリーで、
最後まで読むと出だしの事故現場の意味が解って思いっきり泣いてしまった。

がん患者の緩和ケア専門の医師・涼谷が向かった先は
日本画界の巨匠といわれる六海先生のお宅。
ただでさえ出不精なのに癌の告知をされてからますます家にこもるように。
通ううちに、六海にもう一度筆を取りたいと思わせるようになった涼谷。
最後の絵に涼谷を描きたいと頑張ったもののやはり時間は待ってくれず…

ここからですよ、とても悲しい奇跡が起きたのは!!

意味深な言葉を残して六海の前から消えた涼谷。
その死体が見つかったのは崖の下で、死後2週間は経っている。
だけど六海の前には涼谷がいたはずで…
そして何よりの奇跡は六海を苦しめてた癌が跡形もなく消えていたこと。
そして涼谷の身体にかなり進行した癌があったこと。
すべては涼谷が起こした奇跡?!

本当は最初から幽霊のまま六海の前に現れたのか?
いろんな解釈ができますが涼谷が生きる力を六海に与えてあげれたのは事実です。
もうとにかく悲しいストーリーだったです。

5

【そして彼は風になった】は必読!


私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews

で教えていただいたのがこちらの一冊。「この中の【そして彼は風になった】をオススメしたいです」とコメントをいただきました。
できればレビューを読まずに・・・とのことでしたので、事前情報を何も得ずに読んでみることにしました。

まずこの本のタイトル「花に埋もれて」が素敵。それだけでとても期待が膨らみました。
このタイトルから勝手に宝井理人さんの「花のみやこで」みたいな繊細系な表紙をイメージしていたんですよね。

だから入手した際、思っていたよりも青年漫画タッチに少々戸惑いました。
(同作家さんの「君と恋に落ちてなければ」は既読ですが、この「花に埋もれて」はデビューコミックスなんですね!これでこの完成度!)
お勧めして頂かなければ絶対に手にする機会もありませんでした。お勧めいただいて本当にありがとうございます。

さて【そして彼は風になった】
この名前からして琴線にビンビンきてて、とっても期待が高まる半分、怖さ半分。
なぜ怖いかと言うと、教えてくださいの条件に地雷として「カップルのどちらかが先に逝く」を挙げていたんです。
教えて頂いた際、「最後の地雷に少しあてはまるので投稿を迷ったのですが、多分大丈夫だと思います。」とコメント頂いていたんですが、タイトルから想像する私のイメージは歌の「千の風になって」。
「私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません」
っていう歌詞のアレです。

お話の最後はどっちかが墓参りなんかしてて、すると風が吹いて君をいつまでも見守ってるよ・・・みたいなヤツかなぁ、それだと滅茶苦茶泣いちゃう展開だなぁ。。。とビビっていたんですけど、そういう展開ではありませんでした!

もちろん泣いちゃう話なんだけど、ただ悲しみの底に浸って絶望的に泣く系ではなく、確かに切なくて死が絡んでいるお話なんだけど読後感は不思議と悪くない・・という。
はぁ素晴らしい。
このお話は読めて良かったです。文句なしの神!です。教えてくださってありがとうございました。

他の作品も心のやり取りが丁寧に描かれていて満足できました。
表題作の【花に埋もれて】はアラブの王子が登場するお話で、私にとって初アラブ。
アラブ系=傲慢かつ執着が酷い攻めの典型みたいなイメージを勝手に持っていたんですが、そういう傲慢さはなく権力はもちろんあるけれど、ただの一人の人間として描かれているのが良かったです。ただ人物描写がアラブ系には見えませんでしたが・・・。

4

アラブ受けってないのかなあとずっと探しておりました。

アラブは、個人的にはかなり苦手な鬼畜攻めが多いので、アラブ受けってないのかなあとずっと探しておりました。

出会えました!

アラブ受けは展開が強引な気もしますが、トラブルで帰国出来なかった失恋日本男×アラブの王子様。
受の穏やかな雰囲気がたまりません。
結末もほんわか出来て、これは購入してよかったです!

他の収録作のどれも素敵ですが、一番好きなのは日本画家の話でした。
もう第一頁でネタばれされてますね。
読み返して、泣けます。

2

優しさあふれる!

本の帯「期待の新星、初の単行本にして、失恋男×アラブ の真剣愛」
アラブは避けて通る方の人ですが、表紙の絵からして、これは普通と違うんではないか?それに、アラブ受けだし♪ということで、手に取りました。
この本、実に味わい深く、読み終わった後にじんわりと心に染み込んできて、ちょっと切ないけど暖かさにあふれるいい話だな~vと思えて、すでにリピートしてます♪

表題は、帯のとおりですw
付き合っていた男が実は結婚していて、騙された!?
失恋した男・アヤノは会社もやめて地球の裏側のアラブの国へ傷心旅行へ来ていたのですが、空港のストライキに会い足止めを喰らう。
そこに偶然居合わせたその国の第二王子・サーファリックに、日本語の教師にスカウトされ、彼の住む離宮へやってくることとなるのです。
このアヤノ、実に傲慢不遜な男で、相手が王子と知ってもへりくだりもしなければ、日本語を教える態度も厳しい。
だけど、家族思いで、自分がゲイであることを認めてくれている母親への連絡を怠らない。
王子は何だかアヤノといるのがとっても楽しそう。
王子だからという不遜な態度がまったくなくて、まるで天然ワンコのような素直さ。
アラブお約束の王位継承をめぐる不穏な事件もあったりするのですが、前向きな王子にほだされる形のアヤノの姿があります。
話の展開としては、わりとあるパターンの進行なのかもしれないのですが、アヤノのキャラクターが魅力的でした。
写メを撮って母親に送るとか、愛情深い人だということがわかるエピソードがなかなかに効いている気がします。
大体、好きだった人に裏切られて、、、という辺りからして情の深い人なんでしょうね。
エピローグではその後の二人が。
日本語教師から王子専属の特別執務官に!?
王子の夢も叶い、それを支えるアヤノという、公私を共にする理想の姿なのかもしれませんね。
いつかアヤノのお母さんと対面した話がみたいな~♪
カバー下には王子の父親とお兄さんが!わらた・・・

「みつめていたい」
体格もよく、目力が強い(?)ことから怖がられて友人ができなくて、それがコンプレックスの新入生。
上級生に絡まれているところを助けてくれた保険医が好きになるお話なんですが、この高校生がちょっと切ない。
だけど、絵的に目が怖いという部分が全く感じられなかったので、そこがちょっと惜しい!

「硝子の向こうに」
文武両道・眉目秀麗な(!?)同級生が気になって好きな十萌。
彼の夢はバーテンダーになること。伯父のゲイバーで修行をさせてもらっているのですが、そこにその同級生が客として現れ、十萌にキスを仕掛ける。
両思いだったんだよ、っていう話なんですが、ラスト・・・伯父さんの「あけたら掘る」の脅し文句が爆笑でしたw

「ラブリーvラブソングを君に」
人気歌手・深人の家事代行にやってきた蔵田。
深人はとても人懐こく、蔵田が来ると嬉しそうなのだが、蔵田には元売りをしていたという過去があり、その元顧客から嫌がらせが始まるのだが・・・
過去なんか関係ないよ、というポジティブネガティブのお話でした。

「そして彼は風になった」
画家がガンを宣告されて、そのケアに訪れた医師は・・・
これはね、とっても切ないです。最初からなんとなく予感させる始まりなんですが。
ネタバレなしで!
ここまでしてこだわる思いは一体?
ちょっぴり悲しいですが、それでも心があったかくなる方が大きいかな?

割と、ストーリーテラー系の作品を描かれる作家さんかな?という印象でした。
心を大事にしているというか。
だからちょっぴり切ないんだけど、それにも勝る大きなものがあとに待っているよ、と
おとぎ話めいた展開なのかもしれませんが、居心地は非常によかったです。

7

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