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「後悔する事になったっていい、 俺はあんた(先生)が大事なんだよ」
◾︎沢本拓真(高校生)×高坂亮(教師)
拓真がタバコ吸ってたり、ちょっとヤンチャな感じなのに、恋愛について同級生や木村先生、さらには高坂にまで話せるところに違和感をもったり、そこが可愛いと思ったり。こういう作品にありがちな荒れてるお家ってわけでもなく、素直な子です。
高坂も教師キャラではあまりない雰囲気で新鮮!極端におじさんっぽくなく、飄々としてます。
思慮深そうなのに結構あっさり男子生徒と付き合っちゃうのは不思議でした。ラブコメならまだしもリアル系の作品で、然程追い詰められずに生徒と付き合っちゃうのは、少々大丈夫かこの人…と思ってしまう。
生徒×教師の禁断感がほぼないところで違和感が拭いされずこの評価ですが、沢本が大学生になった後日談は、先生の色気がましましで非常に良いです。
意外な受け攻めでした。どっちかなー?と思ってたら。
高校一年で好きになって諦めきれずに何度も何度もアタックして。
花束を持って訪ねるところはキュンときました。こうやって会えて話せるなら花束は無駄じゃないって。どうしても好きで好きで。
そんな気持ちが少しずつ先生に伝わっていって先生の気持ちを掴んだのかな?
14歳差かあ。最初は先生の方が背が高かったのに。
少しでもイチャイチャしたい攻めとの攻防。大学第一志望に一発合格したらご褒美は合鍵だったのかな?
描き下ろしがとっても良かったです。
カバー下の成長期の攻めの食欲に食べてないのに胃もたれする先生(笑)
ずっと続いてなによりです。
読み終わったら小沢健二の、強い気持ちー強い愛ーって頭の中で流れました。
生徒×教師もののジャンルでは、私の中でかなり印象に残る作品となりました。生徒の沢本が教師の高坂を好きになるそもそものきっかけは若干リアル感が薄いかなぁと思いましたが、それ以降の2人のやりとりは本当にリアルに感じたんですよね。沢本が告白して、高坂が未来ある若者を迷わせたくないと暗に拒絶するのはよくある展開です。が、沢本が高坂と上手くいかないことへの苛立ちを友人にぶつけたりする感じとか、高坂が沢本を端から拒否したり避けたりする時と、流されたり彼に真面目に向き合ったりする時とのバランスの取り方などが、すごく自然でその時の2人の心情も分かりやすく、まさに今どこかの学校で繰り広げられていてもおかしくないくらいに感じました。
高坂の拒絶は長く沢本はなかなか報われませんが、最後の押しで花を持って高坂の家を訪れた彼の粘り勝ちはお見事でした。バイトの給料で彼にとってはけっして安くなかったであろう花を買った沢本。高坂に「時間も金も無駄にするな」と返されても、「先生が喜んでくれて花のお陰で今話せてるんだから、全然無駄じゃないし惜しくない」と言い切ってみせるシーンは、いじらしさと男前さが相俟って沢本の魅力を格段に上げたシーンだったと思います。ここは名シーンでしたね。大人でもこんな純粋な台詞をすぐ返せる人はそうそういないでしょう。高坂が沢本を受け入れると決めてから一気に甘くなったりはしませんが、高坂が嫉妬を見せたり濡れ場もあったりと、確実に以前とは違う恋人としての関係性を築いているのが分かる、という程度の静かな雰囲気の変化に萌えました。
BL漫画を読み始めたばかりの時に読んだ作品です。
まだBLはファンダジーだと言われてる意味がよくわからない時期でして、BLの世界に惹かれて読んでいるものの、まだ真の楽しさがわかっていない時期だったと思います。
そんな微妙な時期に読んだので、この世界観のよさがイマイチわからなくてサラ〜っと読み終わってしまったのをよく覚えています。
そして、良くも悪くも色々な作品に触れてから再度この作品を読んだのですが、自分でもびっくりするほど印象がガラリと変わりました。
結果から言うととてもよかったです。
高校生らしいまっすぐで情熱的な攻めと現実的で道徳的な受けである先生のやりとりがとても清々しくて気持ちよかった。
話の内容としてはごくごく王道なのですが、生徒の気持ちを先生が受け入れるまでの過程をこんなに丁寧に、かつリアリティある描写で描かれている作品はあまりないと知ったから余計に心動かされたのだと思います。
ちょっとした先生の言動で気になり始めて、それを隠さずにぶつける攻め。
そんな生徒の気持ちを最初は適当にいなして流そうとするのですが、その熱い熱い情熱に最後はほだされて受け入れる過程がゆっくり丁寧に描かれています。
その流れは一貫して穏やかなのですが、要所要所でグッとくるセリフが入ってくるので一途な高校生っていいなぁと思ってしまうのです。
先生に先のことを考えて大事にするものを選べと言われて、
今はどうでもいいのかよ?後悔する事になったっていいよ。それでも今が大事なんだよオレは。あんたのことが大事なんだよ。
とはっきりと言うのです。
とても心に染み渡るセリフでした。
こんな風に考えることができるっていいなぁって素直に思ってしまいました。
こんな素敵なセリフを言われてほだされない人はいないですよね。
先生が決定的に攻めに惹かれた部分がはっきりとは描かれていないので、モヤモヤしてしまう人もいると思うのですが、(最初は私もそうでした)
攻めは常に自分の気持ちをぶつけていたので、少しずつ少しずつ先生の気持ちが傾いていったのだろうなと解釈しました。
大学生になった攻めと先生のやりとりも微笑ましくて、最後に色っぽい先生の姿も拝めて幸せいっぱいで読み終わりました。
もし一度読んで自分に合わないかもなぁと思った方がいたら、ぜひ時間を置いてまた読んでみてくださいね。
すごく常識ある対応をする先生で、先生目線で共感しながら読んでました。
高校生を見てると眩しく感じる感覚とか、
恋愛で悩むのが羨ましいとか、、
わかるわー、年取ったなーっ思いながらw
主人公の高校生は、やることすべてが若いなーって感じでした。
ほんの少しのきっかけで相手を意識し始めるし、将来のこと言われてもわからないし、何も深く考えていないだろうし、駆け引きとかわからずぶつかって行くのみだし。。
行動や気持ちの動きなどがとても高校生らしく描かれていました。
制服のまま連れて歩けないからと上着を貸すシーンは萌えました。
ただ先生が生徒に魅かれた気持ちがよく変わらなかったかな?
押し切られたんだろうけど、もう少し踏み込んで欲しかったです。
なぜか心に残る作品でした。