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BL続編になると新キャラが登場して、当て馬になりトラブルを引き起こして結果2人の絆がより強くなる…というのがよくあるパターンだと思うのですだ、本作では全く違うパターンでおもしろかったです。
まあ、グラサンヒゲのおじさんがDK2人の当て馬にはなりませんわなw
でも、自分も男同士の恋愛を経験しているから、巽と栄司の仲にもすぐに気づいたんでしょうね。
巽が栄司はああ見えて繊細だから…とおじさんに言ったところに愛を感じました。
普段冷静な巽が栄司のことになると感情が溢れるのがたまりません。
ほんとは、巽と栄司の日常の続きを見たかったけど、これはこれで楽しめました。
大学進学したら同居するようだし、おじいちゃんになっても一緒にいると誓い合いましたしね。
冒頭から、んんん?と、戸惑う。何故だかトートツに巽と栄司の父親同士の物語になっていて。
『間違えたかな?』と、不安になって表紙を見返す。後で、レビューを読んで、これは『帰れない二人』の番外編だと知る。なんと⁈ そちらを未読だと、このトートツさは免れない‼︎
1巻で人気のあった、和服で色気のある栄司の父親なので、離婚した巽の父親に突然狙われる設定にしたのかと思ってしまった。親子二人とも隣の家の親子に抱かれるって、どういう事だよ⁈
二人共に結婚していて、子を成しているので。二人共にノンケだったんだと思うし、それ以前に、学生だった頃に何かあったんだな、と想像はつくけども。つくけどもー‼︎ やはり唐突だよね。
1巻の、巽と栄司の想いの揺れを丁寧に描いていただけに、とっても残念でならない。
しかも、高校生のメインイベント、修学旅行に出かける巽と栄司の居ない間に乳繰り合う父親同士。
…は、良いとしても、一方その頃、修学旅行中の巽達は、描かれない。描かれ無いのだ⁈ えええー⁈
飛ばして、高校最期の夏休みに入る。あの、丁寧な描写は何処へ行ったのか⁈
そんなことより、と言わんばかりに読み手側を放ったらかして物語は進む。
夏休みにドライブに出かけた二人は、途中で行き倒れになった不審なオヤジを拾う。
ワケありそうなオヤジの道案内で、連れて来られた先は結婚式場で。3人はそこで、結婚式を挙げる人たちを見る。どうやらその新郎がオヤジの元恋人だったらしいのだ。
その寂しい様子を見て、落ち込む巽。『俺たちは結婚は出来ない。』だけど、ずっと一緒に居たい。
それは同じ気持ちだと伝える栄司。そう、いつだって栄司の方が男前。しっかりと気持ちを受け止めるのだ。卒業したら一緒に住もうと約束する二人。
そして、その後は怒涛の様に受験、引っ越しの準備、とバタバタと進み、「二人が家を出ると寂しくなるなぁ。」「俺が隣にいるじゃないか。」「そうだな。」と、また父親の話になって終わる。
なんだよ⁈ っていう。どっちがメインなんだよ⁈っていう。
巽と栄司の話だと思ってたら、戸惑いしか無いです。ただまぁ、栄司の父親が色っぽいのは堪能出来ます。表紙にそう書いておいて欲しいと思いました。これは「小さな恋のメロディ」では無いと。
ほぼ、番外編なのだと。
いい年こいた純情は異常に燃える(〃゚∇゚〃) テレテレww
もこデス。
シリーズが完結するまでお預けのつもりだったんですが、
結局読んでしまいました。
お話は、父カップルから始まるわけですが
この父たちの純情っぷりというか、もどかしいっぷりがなんともキュンとするのです。まさかハジメテでもあるまいしwwってな所。
まだ身体の関係のない二人。
それでもいいよという攻の反応が好き。
受視点から見る攻な表現がうまい。
素直に好きだなーと思う表現がツメツメでした。キュンv
息子たちはというと、ちょっとした小旅行。
七転八倒あっての次回が楽しくなりそうな予感満点でした。
3巻も置いとこうと思ったんですが買っちゃうな~
父CP→息子CP→父CPの順で収録されています。
【帰れない二人】
前作での2人の長~い過去が過去だけに貴明(巽父)が傍にいられるだけでいい、って想う気持ちも、貴明のことをわかりすぎるからこその喜一郎(栄司父)の葛藤と覚悟がすごく伝わってきます。
貴明の想いに追いつめられ、迫る貴明をちょっと怖いと感じたり意地を張り悩む喜一は大人なのに可愛くて萌えます。
栄司も巽にビクついていましたよね(笑)
【小さな恋のメロディ】
もたつく父たちと違って息子たちはあっけらかんと明るい(笑)
うしろめたさではなく恥ずかしいから内緒…という感じで前作同様に躊躇う様子はナシ。
ある日、ドライブに出かけたふたりはひとりの男と知り合い、轢きかけたことをネタに彼に命じられるがまま車を走らせ珍道中が始まります。
余命が短いという男と共に彼の元恋人の結婚式へ辿り着き、ここで見る風景にあらためて自分たちが男同士であること、将来のことを考えるように。
結婚はできないけれど、ずっと一緒にいることはできる、ずっと一緒にいたい…と想う様子が強く伝わってきました。
いつもより不安そうな巽を励ますように目をそらしながら誘う栄司が可愛い(笑)
帯にある○○セックス…ってアレのことか~。
【帰れない二人】
巽が受験を迎え、いよいよ親離れ。
卒業後は一緒に暮らす為に家を出るという子どもたちの意志を知る喜一郎。
貴明との間に居た『こども=緩衝材』がなくなることで近づくであろう貴明との距離に焦り心の準備が出来ていない!と逃げ腰なところといい…まだ腹が決まらんのかー!とツッコミたくなりました(笑)
父と子のパターンがホント、似てます。
強気でこられると引くクセに弱気なところを見せられるとヨロっと絆される。
寂しげなのに平気そうに振る舞う貴明に寄り添うことを決意した喜一郎が和服のまま出かけるデートは今までも気負わない関係を感じさせ自然体で良かった。
隣に住んでいながら、ずっと秘めていた想いが心身ともに叶った貴明が浮かれる姿が素直で可愛い。
知らん顔してるじーちゃん(でも全部見透かしていそうな)の傍で仲良く年を重ねてほしいです!
表紙のへそ&そけい部の線チラもそそるけどカバー下のパンダに跨がる制服のふたりが可愛い。
寄り道しても帰る場所が一緒って幼なじみの特権ですね。
ワッキーの続編はどうなったのかなぁ。