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シリーズものとのことですが、シリーズ未読で拝読しました。
強気美人受けも、不器用溺愛執着攻めも大好きなので、それはそれは楽しかったです。
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不器用で少し子供で、湯月を振り回すつもりが振り回されている溺愛攻めの斑目と、美人で頭の回転が早く、義理固く、気が強い受け湯月。
この2人が、「愛しているはずがない」と思っている拗らせ愛が、変化していくのが本当に読んでいて楽しかった。
愛人関係にある斑目と湯月。
湯月は、若頭補佐である斑目の何人もの愛人のうちの1人。
本作のタイトルのように、斑目は自分のことを「愛しているはずがない」、自分も斑目のことを「愛しているはずがない」と思っている。
斑目にどうしても手に入れたい男がいることを知り、そのことが頭から離れない湯月。ささくれ立つ心。そして、浮気をして斑目を裏切る湯月。
しかし浮気をしても怒ったり嫉妬したりせず、揺らがない斑目。
その無反応に苛立つ湯月。自分はこんなに気にしているのに、揺らがないのがムカつく。
相手を陥れることで、少しでも優位に立てると思い込み、行動にでる。そして斑目の元を去る。
でもそれは全て嫉妬心からで、本当は斑目に愛されたいという、自分の本当の気持ちに気づく。
釜男は湯月が本当は斑目を愛していると見抜いていたのが良い!
一方の斑目。失って気がつく。湯月という飼い犬に手を噛まれ、組に対しても損害が出る。失って湯月を愛してると気がつく。そこからの溺愛執着ぶりが好き。
特に好きだったのが番外編。
2人のやり取りが子供みたいで、強がる湯月を追いかけ回す斑目、2人のバカップルぶりが愛おしくなりました。
この作品は、ドヤ街でのワイルドオヤジと意地っ張り医師の物語「愛してる」シリーズのスピンオフです。
主人公CPは、冷酷なヤクザ幹部・斑目克幸(ドヤ街の斑目の異母弟)と、克幸の愛人でバーテンダーの湯月。
こちらは、スピン元の人情味とコミカルテイストな世界観とはガラリと変わって、ヤクザBLの王道、傲慢な帝王のような攻めと、過去を持つ美しい受けの紆余曲折がダークに、ハードボイルドに描かれています。
ありがちな設定だから実は読みやすい。だけどそこは中原一也先生だから本当に読ませる!面白さにグイグイと読み進めてしまう。
本作は、克幸と湯月の出会いから、スピン元シリーズの3作目「愛されすぎだというけれど」の時間軸を克幸x湯月サイドから書いた作品となっています。
つまり、ノラ猫だった湯月が克幸に拾われ、バーテンダーとしても愛人としても仕込まれた5年間、そして湯月が克幸を裏切る流れまで。
そして特典ペーパー「裏切り」のエピソードが湯月視点で。
この2人は、情と思いやりに溢れた斑目兄x坂下とは違い、ヒリヒリしています。エロ表現も克幸の一方的な行為がほとんどで、ただ快楽だけ。しかもかなり嗜虐的。
バーの店員を挟んでの3Pサンドイッチプレイや、ヤクザの内部抗争も絡んで、湯月が克幸と敵対している幹部に犯される描写もあります。
スピン元シリーズを読んで本作に来る人も非常に多いと思うけれど、スピン元を読まずにこちらだけ読んでもほとんど問題無いです。
それほど本作は独自の世界観を構築している。
この1作で起承転結がまとまってきれいに終わっているのにここから克幸x湯月のシリーズが始まるわけで、そうなる人気の高さがよくわかる面白さ。
ヤクザBLが好きな方、大オススメです。
『愛されすぎだというけれど』という作品を別視点で書かれた作品です。
↑では「え?そんな理由で?」と拍子抜けするコミカルさで書かれてましたが、それはあくまで表面上に過ぎず…。このスピンオフで、至るまでの経緯やその後を丁寧に書かれています。
愛されすぎ〜と同時に読んでほしい作品ではありますが、
単体で読んでも充分楽しめますのでテイストがお好みの方はメインシリーズ未読でも是非!
全くレビューになってないけど感情先行で書きます。
内容云々よりも滾るパッションをぶつけたい!!!
思わず本を閉じて天を仰いだ
萌えた・・・(昇天)
どのくらい萌えたかって、
冬支度前の寒さに震えて読んでたのに一気に体温上昇して、
ブワッと汗が出て「暑い!!!」って上着を脱ぐぐらい。
度がすぎるネタバレになりそうで詳細は自粛しますが、
受けの裏切りに対する攻めの反応が〜〜〜!!!
無自覚で不器用な男の不器用な本音。
最初に出た言葉が「…湯月」って名前呼ぶのに悶えた。
あの冷血漢・班目克幸が失態を前にクソとかてめぇとかじゃなく「…湯月」って!!
その後に続く言葉も、顔を見てホッとしたようなニュアンスを含んでるようで
私の中の萌えが息切れする(∩´///`∩)ハァハァ
その後の押し問答も必死すぎだろー!!!(激萌)
不器用な攻めや愛情がすっごく分かりにくい攻めが好きな人に読んでほしい。
愛情の「あ」の字も見えない男だけど、そこはかとなく感じる執着愛。
受けは自分のもの、受けの意思は関係ない、という傍若無人な男の愛。
きっと、多分、それが彼の愛情表現。
分かりにくいからこそ、チラッと本音が見えると最高に悶えます!!!
当然、受けは愛されてるわけがないと誤解してるわけです。
気にしない素ぶりで強がってるけど愛されたいのが滲み出ててキュンキュン。
愛されたいのに愛され下手の不器用さが萌え心をくすぐってきます。
又、バーテンの技術の緻密な描写がすごくよかった!
ちょっと背伸びしたバーに行きたくなります。(酒飲めないけれど…)
攻めも受けも不器用で、ラブとは違うアダルトな恋愛関係。
最高オブ最高と叫びたくなる1冊でした+゚。*(*´∀`*)*。゚+
愛してシリーズの斑目弟×愛人のバーテンダーのスピンオフです。兄編を読んでからだいぶ時間が経ってたせいか、全く別のお話として読めました。
結果…これまで食わず嫌いしていた鬼畜とも言える893攻めが、自分に取って『あり』だったことが、一番の驚きでした!斑目のその迷いのないゲスぶりは、いっそ清々しくもあります(笑)。本気で実の兄を殺そうとする極悪非道のクセして、坂下先生を捕らえて自慢する子供っぽさも併せ持っており、そして何より、何故、湯月に自慢したのか、何故それほど湯月に執着するのか、自分で気付いてないところは、可愛いとしか言いようがありません!
逆に湯月は、育った環境のせいか既に達観を超えて諦感の域に達しており、愛人として自分を割り切っているところが凄く切なかったです。そんな湯月を更に貶め、そして最後に救い上げるのが、紙でも仏でもなく、この極悪非道人間だというところが、この作品の面白さだと思います。
『愛して』シリーズのスピンオフ。
本編ではちらりとしか出て来なかった、斑目弟克幸の愛人、湯月目線で語られる、克幸とのお話。
本編では徹底してヒールとして描かれている克幸ですが、『あの』克幸にもこんなロマンスがあったのかと、安心して読める一冊です。
暴力やら、無体なエロやら、可哀相な脇役など、らぶらぶにはほど遠い展開ですが、読んでいる方には「ほらね! ほらね!」ってな、納得のラストで、実にこの二人のキャラクターに合ったらぶらぶ具合です。
本編とリンクした場面も出て来るので、未読の方は是非本編も!ただ、こちらが先だと、冒頭にも書きましたが、克幸は完全なヒール(悪役)なので、いいとこなしです。
この本では、湯月がけなげで格好良くて切なくて、可愛いです。バーテンダーのシーンが何よりも格好良くてよく似合う。克幸も、お互い早く気付いて認めちゃえよ!!と、どーんと背中を押したくなります。
脇の釜男や、ちょっとしか出て来ないのに、やけに印象に残るバーのママなど、脇のキャラクターも魅力的。
総じて、やはり中原さんの筆力の高さに、最後までぐいぐい読まされる一冊です。
